明日(4月4日)は雨天の予報ですが、予定通り
長居植物園「花と緑と自然の情報センター」1階にて
14:00~16:00 「やさしいばらの育て方」の講習会を開催します。
会員・非会員問わず、皆様のご参加をお待ち申し上げます。
昨日 トホホ……のお知らせをいたしました通り、愛用の一眼レフを「お釈迦」にしてしまいましたので、本日の写真は、いつも通勤かばんに入れているコンパクト・デジカメの画像です。
ピントが甘いことをお許し下さい。
カメラ事件に続き、悲しいお知らせ「敗北宣言」です。
1月以来ずっと紹介してきました「接ぎ挿し」ですが、
あれっ?1本少ない!
実は、明らかに芽が枯れ始めた1本を、今朝抜き去りました。
夕方になって、残りの3本も様子を見ますと、
上の写真は、まったく根が出ていません。
下の写真は、切り口にカルスめいたふくらみも見えますが。。。
いずれにしても、普通の台木に接ぎ木した新苗に比べると、
成長度合いに天と地ほどの差があります。
台木が入手できるのであれば、接ぎ挿しはあまりお勧めできない……というのが結論です。
接ぎ挿しに関しては、敗北宣言……です。
また、スタンダードにしようと「高接ぎ」したモノ、
分厚いパラフィンを剥がしますと……
おわかりでしょうか?
穂木に皺(しわ)が入っています。
つまり、これも失敗。
昨年4月に挿し木して、1年間育てた高さ1メートルの台木がダメになりました。
「切り接ぎ」が怖いのは、接ぎ木に失敗すると、台木もダメになるということです。
「T字芽接ぎ」であれば、失敗しても接ぎ直しが出来ますので、スタンダードを作るのならば、秋に芽接ぎするのが良いかもしれません。
スタンダード作りも、敗北宣言します、はい。。。
その他、本日の作業。
地植えの株元に雑草が茂っています。
新芽が小さいうちは、株間に入り込むと新芽を欠いてしまう「事故」が起こりがちですので放置していましたが、ステムが20㎝以上伸びれば(たぶん)大丈夫。
半日がかりで草むしりをしました。
夕方には今年2度目の薬剤散布。
本日の薬剤レシピは、
スピノエース(フロアブル)……20CC
トップジンM……50g
アプローチBI(展着剤)……80CC
水……80ℓ
ゾウムシの被害が少し見られます。
こヤツは薬剤による防除が難しいので、被害に遭った葉(時には小さな蕾の花首)の近くにいる犯人(犯虫)を見つけて「テデトール」するしかありません。
昼間は素早く動きますが、朝は気温が上がるまで動きが鈍いので、捕殺可能です。
ただし、不用意に触ろうとすると、ポロリと落下して見失います。
必ず片手を「受け皿」にして、落下して逃げるのを阻止してください。