関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

8月の講習会 無事終了しました

明日は立秋とは言うものの、暑い暑い大阪。

猛暑の中、参加者は我々幹事役のじい様3人かも?と、心配していましたが、10数名の熱心な方々のご参加を得て、無事に8月の講習会を終えることができました。

炎暑の中、足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました。

 

6月の講習会の折には長居公園の周回道路が工事中でしたが、今日は工事も終わり、きれいな建物が並んでいました。

8月6日 長居公園―1

8月6日 長居公園―2

サッカー好きの皆様にはお分かりだと思いますが、ヤンマースタジアムの足元ゆえ、セレッソやら桜やらの名前のショップが並んでいました。

4月までは「じゃりン子チエ」の世界の延長で、昼間から木陰で酒盛りをしているおっちゃんたちが数多くいて、私の大好きな空気が漂う一角でしたが、今日はおしゃれな通りに変身していました。

 

周回道路沿いには、

8月6日 長居公園―3

8月6日 長居公園―4

いっぱい実がなっていました。

イチョウの木♀にもギンナンがいっぱい。

8月6日 長居公園―5

秋には大変な臭いになりそうです。

夏の定番と言えば、

8月6日 長居公園―6

ひまわりや夾竹桃ですが、私は毒々しい(実際に毒があるそうですが)夾竹桃よりも、控えめな百日紅さるすべり)の方が好きです。

林の中にありました。

8月6日 長居公園ー7

前回、6月の講習会では紅白の花を見せてくれたスモークツリーは、

8月6日 長居公園―8

すっかり夏色(茶色)になっていました。

夾竹桃は好きではないと書きましたが、花と緑と自然の情報センター入口には「キョウチクトウ科」で、「砂漠のバラ」という植物の鉢植えがありました。

8月6日 長居公園―9

どんな花なのか想像が付きますでしょうか?

こんなんです

8月6日 砂漠のバラ

一重の夾竹桃……という感じですが、色合いは鈴木省三氏作出の「聖火」に似ています。

花径4㎝ほどの花でした。

 

というわけで、「やさしいばらの育て方」講習会の様子です。

8月6日 講習会―1

前半の1時間は、夏の管理(ハダニ等で葉を落とさない手入れ)と9月の剪定の話が中心でした。

8月6日 講習会―2

8月6日 講習会ー3

後半の1時間は鉢植えの株で、秋花剪定の実習をしました。

 

本日のブログでは講習会の様子のみご報告いたしました。

我が家のばらの画像は明日UPいたします。

(オオタバコガがかなり発生しています。)

 

本日の講習会にご参加くださった皆様、ありがとうございました。

次回の講習は、10月2日の日曜日です。

引き続き、よろしくお願いいたします。

8月の講習会は明日(6日・土曜)です!

暑中お見舞い申し上げます。

東北や北陸から大雨のニュースが入っていますが、関西では局地的に短時間で記録的な降水はあるものの、大きな被害は(今のところ)出ていない模様です。

大雨の被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。

また当会会員の福井・石川の皆様の様子が気になっております。

被害はございませんか?

私の仕事先の京都では、昨日も「土砂降り」を通り越して「岩盤降り?」と言いたくなるほどの「滝行レベル」の豪雨が、ほんの15分×3回ほどありました。

まさに「スコール」と呼ぶべき降り方……確実に気候が変わって、日本は亜熱帯になった気がします。

とは言うものの、明石では雨が降りません。

先ほど15:00過ぎにも空が真っ黒になり雷も派手に鳴り、雨雲レーダーでは真っ赤な塊が近づいていたのですが。。。結局パラパラパラと3粒だけ降って終わりました。

私は地植え株への灌水をしませんが、今年に限っては、このままでは必要になるかも……と考えています。

 

さて、何度かお知らせしましたように、8月の「やさしいばらの育て方」講習会は、明日・6日(土曜)の14:00~16:00、大阪・長居植物園に隣接しております「花と緑と自然の情報センター」1階セミナー室で開催いたします。

例によって、会員以外の皆様は事前予約(06-6694-8788)をしていただくのが原則ですが、当日、会場でも受け付けます(教材費200円をお願いいたします)。

実は、何人かの会員様から「欠席届」のメールを頂戴いたしました。

猛暑の折であり、且つ新型コロナ第7波の真っただ中でありますので、どうぞご無理をなさらない程度でお出ましいただければ幸甚です。

 

8・9月の手入れのテキストで使用いたしました画像をズラリと並べておきます。

テキストのカラーコピーで見にくいところは、こちらでご確認ください。

【写真―1】シュート枝の「お遊び」

 

【写真―2】鉢植えのお皿

 

【写真―3】ツルばらのシュート

 

【写真―4】ウイルス病

 

【写真―5】すそ枯れ病

 

【写真―6】褐斑(かっぱん)病

 

【写真-7】白紋羽(しろもんぱ)病

 

【写真―8】根こぶ線虫病

 

【写真―9】薬害ー1

 

【写真-10】薬害―2

 

【写真-11】コガネムシ(幼虫)

 

【写真―12】剪定前

 

【写真―13】剪定部分

 

【写真―14】剪定箇所の候補

 

【写真―15】剪定候補の芽―1

 

【写真―16】剪定候補の芽―2

 

【写真―17】剪定候補の芽―3

 

【写真―18】剪定候補の芽―4

 

【写真―19】剪定候補の芽―5

 

【写真―20】剪定実施

 

【写真ー21】剪定仕上げ(我流)

 

【写真―22】剪定終了

 

【写真―23】剪定後1週間経過

 

【写真―24】剪定後2週間経過

 

【写真―25】剪定後3週間経過

 

【写真―26】イラガ

 

【写真―27】カイガラムシ

 

【写真―28】テッポウムシの木くず

 

【写真―29】テッポウムシ(ゴマダラカミキリの幼虫)

 

【写真―30】ツユムシ類の食害

 

【写真―31】ナメクジの食害

 

【写真―32】ハマキムシ

 

【写真―33】バラハキリバチの被害

 

【写真―34】バラハタマフシ

 

【写真―35】ベニカミキリ

 

【写真―36】ヨモギエダシャク

 

以上の通り、病害虫を総まとめしました。

講習の中心は、9月上旬に行う「秋花のための剪定」についてです。

参加してくださる皆様は、くれぐれも暑さとコロナに注意してお出ましくださいませ。

遅ればせながら「ツルばらの梅雨明け剪定」

昨日に続き、今日も「大仕事」をこなしました。

昨年は7月25日に行ったようですが、今年も何とか7月中に……というわけで、本日、ツルばらの梅雨明け剪定を行いました。

今日は運よく曇り空でしたので、1日中作業ができました。

ただし、午後3時前には快晴になってしまい、引き続き薬剤散布を……と目論んでいましたが、結局薬剤散布は日没時(午後6時過ぎ)の作業になりました。

 

まずは剪定前の写真を並べます。

7月31日朝 剪定前―1

エマニエルのトンネル、階段の上から。

7月31日朝 剪定前―2

エマニエルのトンネル、下から。

 

7月31日朝 剪定前―3

懸崖作り、手前はドンファン、その奥が荒城の月、一番奥がつるデンティベスです。

デンティベスは晩秋の実が美しいので、梅雨明け剪定はしません。

7月31日朝 剪定前―4

ドンファン+(ツル化した)ザ・マッカートニーローズを下から。

 

午後3時過ぎには、

7月31日午後 剪定後―1

階段の上から。手前がエマニエル、奥がドンファン+マッカートニーです。

7月31日午後 剪定後―2

そのエマニエル等を階段中間から見上げています。剪定前―2と大体同じ画角です。

7月31日午後 剪定後―3

懸崖作りが無くなると、ちょっと寂しい感じがしますが、階段も庭も明るくなりました。

ただし、本日の作業でも、例によって「やっちゃいました」がありました。

最悪だったのが、これ

やっちゃいました

ドンファンの極上のシュート、長さ3m弱、直径2.5㎝以上あり、間違いなく来春の懸崖の主役になるはずでした。

んが、3年目の古枝を根元からのこぎりで切ると……バサリと崩れ落ちました。。。根元より50㎝ほど上から出ていた途中シュートでした(涙)。

また、風通しの悪い所にあった古枝には、カイガラムシが発生していました。

ツルばらのカイガラムシ

このまま放置すれば、周りのコンテスト用HT種にも寄生が広がる恐れがあります。

とりあえずこの枝は切り落とし、周辺の枝は様子を見てマシン油乳剤50倍を塗布する必要が生ずるかもしれません。

剪定した大量のツル枝は、例によってガーデンシュレッダーで処理。

明日以降、生ごみとして何回かに分けて回収してもらいます。

 

夕方、定期薬剤散布をしました。

昨日は「今年はオオタバコガが発生していない」などと偉そうなことを書きましたが、今朝の採花の中に、こんな花がありました。

7月31日 マダムヴィオ

黄色の円内、小さな穴ですが、オオタバコガの1齢幼虫(卵から孵化したばかりの幼虫)の食害だと思われます。

しかし3~4齢に成長した幼虫を見ていませんので、先週散布したコテツやプレオが効いたものと思われますが、今週の定期散布では念のためオオタバコガを意識した薬剤を選びました。

そのレシピは、

7月31日 定期薬剤散布

サルバトーレME(殺菌剤)……30㏄

ピノエース顆粒水和剤(殺虫剤)……20g

ディアナSC(殺虫剤)……25㏄

バイオアクト(ダニ忌避剤)……80㏄

アプローチBI(展着剤)……100㏄

水……100ℓ

いずれも規定濃度よりやや薄めになっています。

もちろん、薬害を恐れているためです。

ツルばらの枝数が減りましたので、水は80ℓで足りますが、今日は椿や柚子などの樹木、畑のナスやキュウリなどにも薬を掛けましたので、いつも通り100ℓの水になっています。

 

ちなみに本日採花した花を、少しだけご紹介します。

7月31日 朝

 

7月31日 ローラ

 

7月31日 白秋

 

7月31日 ピアニシモ

 

7月31日 ピンクラスタ

 

7月31日 化粧坂

 

7月31日 サーシャ

 

7月31日 プレイガール

 

7月31日 優花

 

次の金曜日に改めて告知いたしますが、

8月の「やさしいばらの育て方講習会」は、6日(土曜)の開催です。

くれぐれもお間違えの無いようにお願いいたします。

昨日、テキストがやっと出来上がりました。

今回は病害と虫害を総まとめしてあります。

このブログでは、8月5日の金曜日にテキストに使用した画像をUPする予定です。

 

はてさて、改めて猛暑の中、皆様どうぞご無理をなさいませぬように!

防虫ネットを外しました

お暑うございます。

今のところパソコンは正常に仕事をしてくれています。

 

本日は、春3月12日に張った防虫ネットを取り外しました。

例年なら8月下旬に行う作業ですが、今年はブイブイコガネムシ類)の飛来が少ないのと、ツルばらの梅雨明け剪定の邪魔にならないようにと思って、1ヵ月早く実施しました。

7月30日 朝(ネット撤去前)ー1

7月30日 昼前(ネット撤去後)ー1

7月30日 朝(ネット撤去前)ー2

7月30日 昼前(ネット撤去後)ー2

これで台風が接近する予報を受けて、有給休暇をとって慌ててネットを撤去する……という事態を回避できます。

有給休暇は、剪定やばら展、鉢の土替え作業のために極力残しておきたいと考えています。

 

さて、この1週間は朝の出勤前のわずかな時間、3番花の採花に翻弄されました。

7月25日 朝

 

7月26日 朝

 

7月27日 朝

 

7月28日 朝

 

7月29日 朝

 

7月30日 朝

 

今週中ごろは、御神木の魅惑がエエ花を咲かせていました。

7月27日 御神木の魅惑

 

7月27日 バケツの魅惑など

 

7月28日 バケツの魅惑など

 

他の花が夏の間は花弁数を減らし、小さく咲くのに対して、魅惑はきっちりとした花形と大きさを保ち、かつ春・秋よりも良い発色をしますので、すごい品種だと思います。

 

明日は、できればツルばらを剪定したいのですが、暑さと相談してどんな作業をするのかを決めます。

猛暑の砌、皆様もご無理をなさいませぬように!

8月の講習会は6日(土曜)です(確認のため)

7月16日の記事でもお知らせいたしましたが、

8月の「やさしいばらの育て方講習会」は、日曜日ではなく8月6日の土曜日です。

場所と時間はいつもと同じ、長居植物園・花と緑と自然の情報センターの1Fセミナー室で、14:00~16:00の開催です。

どうぞお間違えの無いよう、お願いいたします。

また、日曜日は無理だけれど土曜日なら参加できるという御方がいらっしゃれば、どうぞご参加ください。

会員以外の皆様は、前もって「花と緑と自然の情報センター」(℡ 06-6694-8788)にご予約いただくのが原則ですが、当日、会場でも受け付けますので、ご遠慮なく(ふらりと)おいでください。

 

さて、昨日来、我が家のパソコンが不調でして、昨日のブログは書き上がる間近に電源が落ちて、大いにアタフタ致しました。

今日は今のところいい子で動いていますが、どうなりますことやら。

今後、土・日の更新ができない事態が発生したならば、パソコンがお釈迦になったのだとご理解ください。

 

とりあえず、今朝の採花です。

7月24日 朝

昨日に比べて少なめでした。

しかし、御神木の魅惑がエエ花を咲かせていました。

7月24日 御神木の魅惑

私自身の「私設気象庁」は、本日、梅雨明け宣言をしましたが、こんな猛暑の中でも花芯はキリリで大きさも悪くありません(発色はやや控えめですが)。

この御神木を穂木にして何株も接ぎ木をしましたが、どうしてもこのレベルの花が咲きません。

花(穂木)の持つ遺伝子だけではなく、この御神木が鎮座まします土壌や陽当たりなどの要素が微妙に絡み合っているのだと思います。

ちなみに陽当たりはあまりよくなく、午前中は家の陰で日が当たらず、西側も塀があって夕方の日が遮られます。

昼~午後4時ころまで、1日4~5時間しか直射日光の当たらない環境です。

7月24日 魅惑

左が上の写真の御神木、右はそれを穂木にして接いだ株の花ですが、品格に差があるような気がします。

 

また今日は「六甲」系のコンフィにエエ花がありました。

7月24日 コンフィダンス

これも花芯がキリッとしているコンテストレベルの花でした。

 

ちょっとパソコンが心配ですので、今日の「結論」を急ぎます。

今日でやっと鉢植えへの月イチの施肥を終え、夕方6時過ぎに定期薬剤散布をしました。

3番花が咲いていますので、オオタバコガと併せてスリップス(ミカンキイロアザミウマ)対策も考慮して薬剤を選んでいます。

7月24日 定期薬剤散布

トップジンM水和剤(殺菌剤)……50g 

プレオフロアブル(殺虫剤・オオタバコガ予防)……80㏄

コテツフロアブル(殺虫剤・ミカンキイロアザミウマ対策)……40㏄

バイオアクト(ダニ忌避剤)……100㏄

アプローチBI(展着剤)……100㏄

水……100ℓ

前回に引き続き、薬害の出やすい高温期ゆえ、薬剤の濃度を若干薄め(通常の80%程度)にして散布しています。

3番花が咲いています

今日は二十四節気大暑ですが、まだ私の気象感覚では梅雨が明けていません。

しかし、セミの鳴き声の力強さから判断して、明日・明後日には「梅雨明け宣言」ができると思っています。

で、本日は土用の丑の日、昼過ぎに明石・魚の棚(地元では「うおんたな」と言います)に「漁」に行ったところ、ウナギのかば焼きを販売している店には信じられないほどの長い行列(最後尾は3時間待ち)ができていました。

ウナギを買うならば、わざわざ明石でなくても良いのではないか……と思うのですが。

(確かに林崎漁港では現在、天然モノのウナギが釣れています。。。夜釣りで常連さんは地物のヒルを餌にするそうです。私も5・6年前まではしばしば釣りに行っていましたが、手根管症候群で手指が痺れ、針や糸を結べなくなってしまいました。手術をして少しは良くなりましたが、まだ多少の痺れが残っています。)

 

はてさて、庭では3番花の蕾が次々と上がり、早咲きのものは咲き始めています。

7月23日 朝ー1

7月23日 朝ー2

 

この1週間の採花状況は、

7月18日 朝

2番花が終わったかな?という感じでしたが、

 

7月19日 朝

雨の中で3番花が咲き始めました。

 

7月20日 朝

 

7月21日 朝

 

7月22日 朝

 

7月23日 朝

日に日に花の数が増えていきます。

ただ、2番花のピークのように一斉に咲くというわけではなく、あちこちでパラパラと咲いているという感じです。

 

平日は出勤前に大急ぎで「切って回る」だけで1輪1輪を写真に残す時間がありませんが、今朝は「この時期にしては良く咲いた花」を写真に残しました。

例によって、列挙します。

7月23日 マダム高木

高木さんらしくない丸弁で咲いています。

 

7月23日 マダムヴィオ

 

7月23日 サンティー

気温のせいでしょうか、裏弁の黄色が発色しません。

 

7月23日 コンフィダンス―1

これは普通のコンフィです。

 

7月23日 コンフィダンス―2

これがオレンジに発色する「六甲」と呼ばれるコンフィです。

 

コンフィ関係では、

7月23日 シージャック

ご存じの通り、北九州の上森さんのところで出たコンフィの枝変わりです。

この時期は黄色が強く発色して綺麗です。

元祖のコンフィダンスが気候に左右されて、良花に恵まれるシーズンと駄花ばかりのシーズンが顕著であるのに対して、シージャックはあまり気候に左右されず、コンスタントに良花を咲かせます。

(コンフィの白色枝変わりはしばしば発現するようです。かつて確実園本園から「インペリアルパレス」という品種名で白いコンフィダンスが販売されていたことがありました。インペリアルパレスは純白で弁端の紅覆輪はほとんどありませんでした。)

それにしても「シージャック」という命名は、ちょっとかわいそうです。

上森さんは「村上水軍のごとく、コンテストの賞品を奪い取る」とおっしゃっていましたが。。。

 

7月23日 夜間飛行

香りのコンテスト要員です。

暑い時期にはご覧のように覆輪になります。通常は藤色一色ですが。

 

香りの品種としては、

7月23日 ドリーパートン

トゲはきついのですが、花の大きさ・花形・樹勢ともに1級品で、香り花競技のみならず、HT1本花でも何度か1等賞を頂戴している品種です。

 

7月23日 秋津島

7月23日 クリスチャンディオール

昔のフィルムカメラとは違って、デジカメは赤色の違いがある程度忠実に描写できるのはスゴイなぁ……と、今なおフィルムカメラを信仰する私ですが、思わず脱帽してしまいます。

 

7月23日 アプリコットネクター

美味しそうな花色の代表です。

 

さて、今日の「虫」ですが、ばらの害虫ではない綺麗ないました。

とは言うものの、すでに死骸となっていて頭が無くなっています。

7月23日 タマムシ―1(表)

7月23日 タマムシ―2(裏)

1年に1~2回、死骸を見かけます。
我が家の近辺には生息しているようですが、まだ生きている姿を見たことがありません。

鉢植え 月イチの施肥

天気予報通り、晴天の1日でした。

朝の採花はわずかです。

7月17日 朝

 

今日は月に1度の鉢植え株への施肥を行いました。

(以下の記述は、鉢植え株に関するものです。地植え株の手入れとは違います。)

施肥とは言っても置き肥をするだけではなく、すでに2~3本の新しいシュートが出ている株は、春に1番花を咲かせた去年のシュートは(基本的に)情け容赦なく根元から切り捨て、今年のシュート枝だけの株にします。

7月17日 剪定前の株ー1

根元に近づきます。

7月17日 剪定前の株ー2

矢印の枝が去年のシュートで、今年の2月に「二毎芽(にまいめ)剪定」をしています。

その矢印の枝を根元からカットします。

7月17日 剪定後の株―1

これで今年の5月のシュート枝(左右の2本)と、7月になって発生し1段目のピンチを終えたたシュート枝(真ん中の赤い枝)の合計3本が残り、秋花を咲かせる枝になります。

ちなみにこの3本のシュートを来年の2月に「二毎芽剪定」をします。

剪定後のスッキリとした姿です。

7月17日 剪定後―2

この株は3本のシュートが出ている「優等生」ですが、中にはシュートの出が悪いヤツもいます。

7月17日 シュートの出が悪い株ー1

近づいて見ると、

7月17日 シュートの出が悪い株ー2


新しいシュートはブルーの矢印1本のみ。

赤い矢印①は、去年のシュート(今年2月に「二毎芽剪定」実施)。

赤い矢印②の枝は、一昨年のシュート枝です。

それぞれを矢印の先端が指している部分で切ります。

7月17日 シュートの出が悪い株ー3

とりあえずこの状態で施肥し、枝を切ったショックで新たなシュートが発生することを期待します。

8月中旬までに発生し、9月の剪定で1段目のピンチができるシュートであれば、10月の花を咲かせることができます。

 

夕方、定期薬剤散布をしました。

現在、2番花と3番花の合い間で花数が多くありませんので、スリップスは大して気にならない状態で落ち着いています。

そこで今回は特別なミカンキイロアザミウマ対策は無しの、通常の薬剤を散布しました(アファーム乳剤はすでにミカンキイロには効果無しと、私個人は判断しています)。

7月17日 定期薬剤散布

フルピカフロアブル(殺菌剤)……40㏄ 

ジェイエース(殺虫剤)……80g

アファーム乳剤(殺虫剤)……80㏄

バイオアクト(ダニ忌避剤)……100㏄

アプローチBI(展着剤)……100㏄

水……100ℓ

薬害を生じやすい時期になっています。

朝・日の出前か夕方・18時以降に散布するのが良かろうと思います。

また、薬品の使用濃度も通常の80%程度の濃度で散布する方が安心です。

8月の講習会は6日(土曜日)です!

早くも7月中旬、8月の「やさしいばらの育て方講習会」まで、あと3週間となりました。

8月の講習会は第1日曜日ではなく、8月6日土曜日の開催です。

どうぞお間違えのないようにお願いいたします。

今後、何度もお知らせいたしますが、悪しからず。

(まだ8・9月分のテキストが出来上がっておりませんので、時間を見つけて書かねばなりません。。。ヒエ~~、時間がな~~い!)

 

さて、先週来、声を大にして「梅雨は明けていない!」と願望を込めて言っておりましたが、その願い通り「戻り梅雨」状態が続いています。

九州や関東・東北では記録的な短時間降水量を記録しているようですが、梅雨末期の大規模な豪雨被害にならぬようにと祈っております。

ところが、かく言う当地・明石では時々強い雨は降るものの、例年ほどの梅雨の恵みを頂戴しておらず、地植え株の雨不足の心配は解消しておりません。

 

そんな中、我が家の2番花のピークは先週で終わり、現在は3番花の蕾が上がり始めています。

7月16日 朝ー1

7月16日 朝ー2

朝ー2の画像で、手前に写って終わるとやや深め(1番花が咲いたステムの上部まで)の剪定を行います。

そうすることによって3番花はちょっと太めのステムに咲きますので、房咲性が多少は豊かになります。

さらに3番花が咲き終わればその房の下で剪定し、4番花を咲かせます。

4番花が終われば、またやや深め(3番花のステムの上部まで)の剪定をして秋の花を咲かせます。

つまり、フロリバンダはHT種の「夏剪定」のような一斉剪定はせずに、時々(2回に1の剪定をして秋まで(と言うか12月まで)ダラダラと咲かせ続けます。

そうすることによって、9月上旬~10月中旬までの(HTの)花がない時期にも「マンマイちゃんの花(仏壇花)」を確保します。

 

この1週間の採花は、毎朝わずかずつです。

7月11日 朝

 

7月12日 朝

 

7月13日 朝

 

7月14日 朝

 

7月15日 朝

 

7月16日 朝

 

例によって「これは!」と思える花の写真をご覧いただきたいのですが、さすがにこの時期になるとエエ花はありません。

7月13日 エリザベスハークネス

 

7月16日 魅惑

この数日、曇りの日が続きましたので、さすがの御神木も発色が悪いです。

 

7月10日「作業は午前中のみ」の記事で、新たなシュートが上がっていることをご報告いたしましたが、そのうちのいくつかを今日の様子と比べます。

7月10日 芳純

今年のシュートはA・B・Cの3本で打ち止めのつもりだったのに、新たに5本もシュートが出て「困った」と申し上げましたが、結局

7月16日 芳純

①⑤だけを残して、他は掻き取りました。

新しいシュートが5本ということになりましたので、今年の12月の土替えの時には8号鉢から10号鉢に「出世」することになりそうです。

(ちなみに、芳純……皆様は昔と同じエエ香りがしますか?私も20年前には香水に採用されるほどの魅力的な香りに心弾みましたが、現在はほとんど香りを感じません。樹・品種が劣化したためでしょうか?それとも私の鼻が老化したのでしょうか?)

 

7月10日 レディーラック

7月16日 レディーラック

赤の矢印はシュート処理でピンチした箇所です。

 

7月10日 手児奈

7月16日 手児奈

 

7月10日 イーハトーブの風

7月16日 イーハトーブの風

 

7月10日 春芳

7月16日 春芳

赤の矢印でシュートの先端をピンチしましたが、また新たに青い矢印のシュートも発生しています(まだシュート処理をしていませんが)。

 

鉢植えの「二毎芽(にまいめ)剪定」の威力はしばしば自慢しておりますが、今日はこんな株(品種は高雄)も見つけました。

7月16日 高雄

赤の矢印①②がこの2月の「二毎芽剪定」の位置です。

ともに昨年発生したシュート枝で2月の剪定をしています。

青い矢印③は今年の5月中旬に発生したシュートで、すでに2段目で花を咲かせました。

そして今日、紫の矢印④のシュート芽を発見しました。

④も太いシュートになることが期待できますので、これが2段目の花を咲かせる頃(8月下旬)には①②の枝は根元から切り捨て、新しいシュート枝2本で仕立てて12月の土替えを迎えそうです。

(ただし、①②ともに春の1番花を咲かせたステムが十分に太く立派な枝になっていますので、秋の花を各1輪ずつ咲かせた後、12月の土替えで根元から切除ということになるかもしれません。)

鉢植えの株は二毎芽剪定をすると必ず新たなシュートが出ますので、2月の剪定は前年に出たシュートのみの剪定(それを二毎芽で切る)になります。

 

夕方定期薬剤散布を予定していましたが、午後2時過ぎと4時過ぎに短時間に強い雨が降り、ばらの葉が濡れてしまいましたので、散布は明日に延期しました。

作業は午前中のみ

昨夜遅く、強い雷雨があったようです(はげオヤヂは酔っぱらって寝ていて、気づきませんでした)。

とは言っても通り雨で、梅雨の雨不足を解消してくれるものではありません。

昨日夕方に薬剤散布をしたばかりでしたが、散布後、葉が一旦は完全に乾く状態になっていましたので、薬効はあった……改めて散布しなおす必要はないと判断しています。

 

例によって、今朝の採花。

7月10日 朝

2番花のピークも終わり、家に飾るだけの量になりました。

 

今朝の事件はコイツ

7月10日 ゴマダラカミキリ

今年初めて目にしました。

ひげの長さが体長の2倍近くありますので、オスです。

大概、オス・メスのペアーで飛来しますので、近くにメスがいるだろうと思って探しましたが、発見できませんでした。

できればオスよりもメスを見つけて産卵前に捕獲したいのですが、残念です。

写真のオスの1分後の姿は、ご想像ください。

 

さて、6月11日に鉢植え株に施肥しましたが、その効果が今頃になって出ています。

あちこちの株からシュートが発生しています。

鉢植え株のシュート発生は、5月中旬~6月上旬にピークがあり、各株「2毎芽(にまいめ)剪定」の効果もあって、8号鉢で2~3本、10号鉢で3~4本出ていますので、もう今年の分は十分……と思っていましたが。。。

7月10日 芳純のシュート

ブルーの矢印A・B・Cが5~6月初めまでに出たシュートで、6月11日に昨年の枝(この2月に「2毎芽剪定」をして、5月に花を咲かせた枝)は根元からカットして、今年のシュート枝だけの株にしてありました。

しかしまた新たに赤い矢印①~⑤が出てきました。

③④の細いシュートは迷わず除去しましたが、①②⑤はそれなりに太いシュートゆえ、如何にすべきか……困っています。

その他、新たなシュートを並べ立てます。

7月10日 レディーラックのシュート

 

7月10日 手児奈のシュート

 

7月10日 うららのシュート

 

7月10日 イーハトーブの風のシュート

 

7月10日 春芳のシュート

 

7月10日 都大路のシュート

 

7月10日 プレイボーイのシュート(処理前)

7月10日 プレイボーイのシュート(処理後)

 

地植え株たちは足元の雑草が煩わしそうです。

今日のメインの作業は草抜きでした。

7月10日 草抜き前

7月10日 草抜き後

茂った株の中に潜り込んで作業をしますので「事故」も起こります。

7月10日 草抜き中の事故

「虎の子シュート」が犠牲になる悲劇が、しばしば起こります。

ユートピアのシュートをお尻でヤッチャイマシタ。。。

 

今朝採花した花を少しだけ掲載します。

7月10日 写楽2番花

 

7月10日 コンフィダンスの3番花

10年ほど前、枝変わりでもっとオレンジ色に近い花の咲く枝がありましたので、伊丹ばら園(現・能勢ばら園)の広沢さんにお見せしたところ、面白いとおっしゃって「六甲」という名でしばらくカタログに載っていました。

その「六甲」が咲いたのと同じ古株ですが、時々「ちょっと違うコンフィ」が咲きます。

この花も何となくオレンジ色めいた花でした。

 

枝変わりといえば、

7月10日 クリスタルパレス(絞り?)

私があまりにも「絞りが好きだ」と言うせいでしょうか、絞りとは縁のない花が絞り模様に咲いています(笑)。

 

7月10日 ザ フラッシュ

これは美味しそうな本物の絞りです。

 

7月10日 ロイヤルハイネス3番花

気温が高いので、ピンクが濃く発色します。

メルヘンケーニギンの交配親ですが、春にもキッチリと5枚葉の揃うハイネスの照り葉をメルヘンが受け継いでいたら良かったのにと思います。

 

先日、2㎝ほどだったカマキリの子ですが、

7月10日 カマキリの子

5㎝ほどに成長していました。

先日と同一人物(?)かどうかは分かりませんが、薬剤散布にも負けず、ばらの茂みの中を徘徊しています。

 

今日は昼前に作業を打ち切りました。

午後は強い陽射しが降り注いでいます。

皆様も熱中症には十分ご注意ください。

雨が降りません

今週初めの台風4号、佐世保に上陸後すぐに温帯低気圧に。

その後東進して各地に雨を……という予報に反して、明石ではほとんど雨が降りませんでした。

その後は梅雨前線が復活して、戻り梅雨……と勝手に決め込んでいましたが、その希望的観測も外れて、ずっと夏空が続いています。

 

前回の記事(7月3日)以降の採花の画像です。

2番花のピークが終わり、ボチボチ咲いている……という感じです。

7月4日 朝

 

7月5日 朝

 

7月6日 朝

 

7月7日 朝

 

7月8日 朝

 

7月9日 朝

 

この1週間で目立った花をご紹介します。

7月4日 ピンクラスタ

古い品種(1957年?)で、昔の師匠たちは「色が出ない」とおっしゃっていましたが、我が家のピンラスは春も秋もこの色が出ます。

私が駆け出しの頃、駒場ばら園に出向いた折、入澤さんが「これを作りなさい」と出してくださった芽接ぎ苗ですが、今なお発色の良い花を咲かせてくれます。

 

7月7日 サーシャ(シュート枝2段目)

これまでずっと副蕾を摘んで主蕾1輪を咲かせてきました。

しかしシュート枝2段目で、あまりにも副蕾が多いので、主蕾を摘んで副蕾を咲かせる……フロリバンダ種のような蕾の処理をしたところ、ご覧の通り香り抜群の花が、見事な房咲になりました。

そこで我が家ではサーシャの「教育方針」を変更することにしました。

パレオ90やロマンチックメモリーズもそうですが、品種登録はHTであっても実際には房咲性が豊かですので、今後はサーシャも房咲品種としてフロリバンダに準ずる管理(主蕾を摘んで副蕾を房咲にして楽しむ)をすることにしました。

 

そして、今日(9日)のベストは、これ です。

7月9日 丹頂2番花

思わず「日の丸」を連想する花色ですが、かなりの大輪で形良し、発色良しという花を見せてくれました。

樹齢30数年の老木ですが、今なおシュートを出し続け、時々サプライズの良花を見せてくれます。

 

そして今日はもう1輪、

7月9日 エリザベス テーラー2番花

大小のトゲが密生していて「触るな!」と言っているような品種ですが、さすがに大女優らしい気品のある花です。

 

その他、今日はHT種として、

7月9日 アンペラトリスファラー2番花

 

7月9日 ロージクリスタル2番花

 

7月9日 ブラックベリーニップ2番花

などが、それなりのエエ花を見せてくれました。

 

また、フロリバンダ種では、

7月9日 レッドサージ(シュート枝2段目)

 

7月9日 イントリーグ(シュート枝2段目)

 

7月9日 マリーナ2番花

 

7月9日 ロマンチックメモリーズ2番花

 

7月9日 アプリコットフレグラント2番花

 

7月9日 衣香2番花

 

7月9日 フレンチレース2番花

 

さて、夕方6時過ぎ、陽射しがやや和らいだので、薬剤散布をしました。

今日の薬剤レシピは、

7月9日 定期薬剤散布

サルバトーレME(殺菌剤)……30㏄

ピノエース顆粒水和剤(殺虫剤)……20g

トクチオン乳剤(殺虫剤)……80㏄

バイオアクト(ダニ忌避剤)……100㏄

アプローチBI(展着剤)……100㏄

水……100ℓ

 

薬害の出やすいトクチオンは、本来100㏄ 使うべきところ、80㏄ にしました。

夏の暑い間は薬害を生じやすい時期です。

薬害が心配な薬剤は、規定倍数より心持ち薄く(80%くらいで)散布するのが良いと思います。