関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

接ぎ木苗の様子~失敗もお見せします~

天気は良かったものの、風の冷たい一日でした。

 

一昨日、天皇誕生日の祝日に防虫ネットのフレームを補修しました。

防虫ネットフレームの補修―1

防虫ネットフレームの補修―2

前回補修してから3年が経過し、棕櫚縄が弛んだり切れそうになったりしていましたが、新しい棕櫚縄でガッチリと縛り直しました。

我が家は丘の中腹にありますので景色と陽当たりは良いのですが、風当たりが良すぎる場所です。

防虫ネットを張ってある期間(4月~8月)は、フレームにかなりの力が掛かりますので、2~3年ごとに補修(補強)が必要です。

 

さて、1月4日に接ぎ木した苗たち、概ね順調です。

2月25日 接ぎ木苗―1(春芳)

これは教科書通りに、1芽だけの穂木を接いだ株です。

 

2月25日 接ぎ木苗―2(アドミラル ロドニー)

これは我流。「節(ふし)」を穂木にしました。

 

1芽だけの穂木と「節」の部分を穂木にしたものと、現在の成長の差を御覧ください。

2月25日 接ぎ木苗―3(あけぼの)

2月25日 接ぎ木苗―4(あけぼの)

1芽の苗はステムが伸び始め、もう2週間もすると先端に蕾も確認できると思います。

一方、「節」で接いだものは良く伸びたステムでも葉が2枚展開した状態です。

その「節」の部分は、

2月25日 接ぎ木苗―5(あけぼの)

5芽ほど動いています。

1芽の苗と違って養分が分散してしまい、1本1本のステム(または出開き)は貧弱です。

しかし来年以降、この「節」がクラウン(株元)になると、シュートの種(たね)がたくさんありますので、良い株になる……という素人考えで、私は敢えて節の部分を穂木にしています。

 

同じように、1芽の穂木と「節」の穂木の例です。

2月25日 接ぎ木苗―6(南の関)

2月25日 接ぎ木苗―7(南の関)

節を穂木に使った苗は、4月には蕾の乗らない「ブラインド」になることが普通ですので商品にならず、業者さんは採用しない接ぎ方だと思います。

節を穂木にするのはあくまでも我流です。私も人さまから依頼された苗は1芽の穂木で接いでいます。

 

さて、例の「八甲田」ですが、やはり極細(直径3㎜ほど)の穂木にはパワーがなかったようで、残念ながら枯れ始めました。

2月25日 接ぎ木苗ー8(八甲田)

2月25日 接ぎ木苗―9(八甲田)

穂木が茶色くなっています。

もう1株も……

2月25日 接ぎ木苗―10(八甲田)

2月25日 接ぎ木苗―11(八甲田)

同様に穂木が茶色く変色し始めています。

この2株は接ぎ木失敗です。

ただ、1株だけ

2月25日 接ぎ木苗―12(八甲田)

節を穂木にして、一番遅く芽が動き始めた株です。

穂木の上の方から枯れ込み始めていましたが、その部分は早くにカットしてあります。

芽に近づいて見ると、

2月25日 接ぎ木苗―13(八甲田)

新たに葉が出てきそうな様子ですので、これは何とかなるかな?と、ちょっぴり期待しています。

「八甲田が3株全部活着して『天狗になりそう!』」と以前宣言しましたが、やはり素人は素人、カモメはカモメでした。

鼻が折れました。。。