天気は良かったものの、風の冷たい一日でした。
一昨日、天皇誕生日の祝日に防虫ネットのフレームを補修しました。
前回補修してから3年が経過し、棕櫚縄が弛んだり切れそうになったりしていましたが、新しい棕櫚縄でガッチリと縛り直しました。
我が家は丘の中腹にありますので景色と陽当たりは良いのですが、風当たりが良すぎる場所です。
防虫ネットを張ってある期間(4月~8月)は、フレームにかなりの力が掛かりますので、2~3年ごとに補修(補強)が必要です。
さて、1月4日に接ぎ木した苗たち、概ね順調です。
これは教科書通りに、1芽だけの穂木を接いだ株です。
これは我流。「節(ふし)」を穂木にしました。
1芽だけの穂木と「節」の部分を穂木にしたものと、現在の成長の差を御覧ください。
1芽の苗はステムが伸び始め、もう2週間もすると先端に蕾も確認できると思います。
一方、「節」で接いだものは良く伸びたステムでも葉が2枚展開した状態です。
その「節」の部分は、
5芽ほど動いています。
1芽の苗と違って養分が分散してしまい、1本1本のステム(または出開き)は貧弱です。
しかし来年以降、この「節」がクラウン(株元)になると、シュートの種(たね)がたくさんありますので、良い株になる……という素人考えで、私は敢えて節の部分を穂木にしています。
同じように、1芽の穂木と「節」の穂木の例です。
節を穂木に使った苗は、4月には蕾の乗らない「ブラインド」になることが普通ですので商品にならず、業者さんは採用しない接ぎ方だと思います。
節を穂木にするのはあくまでも我流です。私も人さまから依頼された苗は1芽の穂木で接いでいます。
さて、例の「八甲田」ですが、やはり極細(直径3㎜ほど)の穂木にはパワーがなかったようで、残念ながら枯れ始めました。
穂木が茶色くなっています。
もう1株も……
同様に穂木が茶色く変色し始めています。
この2株は接ぎ木失敗です。
ただ、1株だけ
節を穂木にして、一番遅く芽が動き始めた株です。
穂木の上の方から枯れ込み始めていましたが、その部分は早くにカットしてあります。
芽に近づいて見ると、
新たに葉が出てきそうな様子ですので、これは何とかなるかな?と、ちょっぴり期待しています。
「八甲田が3株全部活着して『天狗になりそう!』」と以前宣言しましたが、やはり素人は素人、カモメはカモメでした。
鼻が折れました。。。