「やさしいばらの育て方」講習会、6月は第1日曜日ではなく、3日(土曜日)の開催です。ご注意ください。
時間はいつもと同じ14:00~16:00、長居植物園に隣接した「花と緑と自然の情報センター」1階・セミナー室で行います。
講習内容は梅雨~梅雨明けの間の手入れ(施肥・薬剤散布・シュート処理など)、新苗の管理、2番花の楽しみ方などの話が中心になります。
会員様以外は原則として予約が必要(花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788)ですが、当日、会場でも受け付けますので、気楽にご参加ください(教材費¥200をお願いいたします)。
天気が心配ですが、多くの皆様のお越しをお待ちしています。
さて、今日はまず1月4日に接ぎ木をした自作新苗(5号スリット鉢)に施肥しつつ、蕾が見えているものはすべて摘み取りました。
ほとんどの苗が2段目が充分に伸び、高さは鉢を入れて60~90㎝になっています。
先端には蕾が乗っています。
春苗の蕾は、9月の「秋花剪定」まで摘み続け、初めての花を見るのは10月の秋花まで待たなければなりません。
先日の「大阪ばら祭2023」の会場でも新苗を販売しましたが、「蕾は必ず摘み取ってください」とお話しすると「可哀想だ」とおっしゃる方がたくさんいらっしゃいました。
しかし「新苗は花を咲かせることの方が(体力を消耗して)可哀想なんです!」と強く申し上げたのですが、果たしてどれだけの人が蕾を摘んでくださっていることか?
一番上の5枚葉の上でピンチします。
接ぎ木苗の中には、
矢印の部分に近づくと、
待望のシュートが出ています。
このシュートの2回目のピンチをする時に、現在長く伸びているステムを根元から切り捨てます。
接ぎ木をして最初に伸びるステムは、この太いシュートを出すための「呼び水」であり、この細いステムが秋以降の「主幹」になることは、普通はありません。
ただし、芽接ぎ苗の場合は最初のステムが異常に太く、主幹になることが稀にありますが、切り接ぎ苗ではほとんどありません。
次に、鉢植え株の枝の整理と施肥を行いました。
私はレバープランツの「ボカシ肥料(大粒)」を愛用しています。
8号鉢に6粒、10号鉢に10粒施します。
今後、毎月1度の施肥を8月末(または9月初旬)まで、合計4回繰り返します。
また、施肥と同時に細枝(割った後の「割りばし」よりも細い枝)はすべて生え際から切り捨て、株全体をスッキリとさせます。
株元まで陽が当たりますので、肥料効果と相まってシュートの発生をさらに促してくれます(と信じています)。
多少スッキリとした感じがお分かりでしょうか?
写真にすると、あまり変わり映えしませんね(笑)。
さて、庭では1.5番花がそろそろ咲き始めそうです。
ただし、黄色の円内のように、ツルばらの残骸がミイラ化して残っています。
はてさて、この整理はいつになったらできることやら。。。