昨日・一昨日の土曜と日曜は、両親の法事のため信州・木曽に帰省しておりまして、ブログの更新ができませんでした。
今日はその延長戦で仕事の休みを取っていました。
とは言え「ばらの奴隷」はゆっくりと休養することもできず、何や彼やと作業をして1日が過ぎました。
まずは先週来、ポロポロと咲いた1.5番花の採花の様子です。
この中では、
この花がピカイチでした。
この中では「オレンジ・コンフィ」と呼んでいるコンフィダンスの枝変わりが久々に咲きました。
30数年来育てているコンフィダンスの中で、時々オレンジ色の花を咲かせる枝の出る株があります。
10年ほど前、その「オレンジ・コンフィ」をイタミローズガーデンの広沢さんが面白いとおっしゃって「六甲」と名付け、カタログにも載せてくださいました。
木立性バラ苗【六甲】鉢植え 商品詳細|バラ苗専門店|イタミ・ローズ・ガーデン (irg.co.jp)
しかし色が非常に不安定で、濃いピンクに咲いたり普通のコンフィだったり……と、アテにならない花で、実は私自身もその「六甲」の鉢植え株は数年前に廃棄してしまいました。
ところがその枝変わりを出した30数歳の株に、またオレンジ色を発色する枝が出たようです。
次の花がどんな色になるのか、期待せずに観察することにします。
この中では、
これが一番の良花でした。
雨が続きます。
この日は、結構良い花が混じっています。
そして、
朝早くに採花して帰省の際に持参しました。
採花後、定期薬剤散布を済ませました。
レシピは、
トップジンM(殺菌剤)……65g
コテツフロアブル(殺虫剤)……50㏄
バイオアクト(ダニ忌避剤)……100㏄
アプローチBI(展着剤)……100㏄
水……100ℓ
そして、本日。
この中では、手児奈2輪が抜群です。
そして今日のメインの作業は、1月に接ぎ木をして4月9日にビニールポットから5号スリット鉢に植え替えた自作の新苗たち。
絶好の作業日和でした - 関西ばら会 (hateblo.jp)
それぞれが随分大きくなっています。
午後、雨の心配がなくなりましたので、6号スリット鉢に植え替えました。
用土は定番の「園芸用土+赤玉土(中粒)+腐葉土」を1袋:1袋:1袋。
これに「伝家の宝刀」であるマグアンプK(中粒)をカレースプーン2杯ほど投入しました。
植え替える際に、勢いの良いシュートが出た株は、細い枝を整理します。
2芽ある穂木を接いだ株です。
穂木の上の芽が伸びた枝(矢印)は細くヒョロヒョロとしています。
下から勢いの良いシュート(写真・中の枝)が出ましたので、細い枝はカットしてしまいます。
これを6号鉢に植え替えました。
しかし、カットした枝を見ますと、
上に行くにしたがってステムが太くなっています。
このパターンの品種(魅惑がその代表)は5枚葉を2~3枚ずつでピンチを続け、9月初旬の段階で6~7段目になっていますが、そこでピンチ(秋花剪定)をして秋花を咲かせる……という栽培法を採用しているコンテストマニアがたくさんいらっしゃいます。
私はその方法を採用せず、昔ながらの「下から太いシュートを出すことに全力を尽くす」という栽培法に固執しています。
しかし、興味のある方は「先太り」になる品種でお試しになってみるのも良いかと思います。
(「先太り」の品種かどうかは、ご自身で確認してください。)
今週も雨の予報が続いています。
台風は南方沖を通過してくれますが、梅雨前線を刺激して大雨というパターンには注意が必要。。。ただ現役で仕事をする身にとって、雨で困るのは定期薬剤散布ができなくなることですが、さて、次の週末はどうなりますことやら。。。