晴天・無風で気温高めという絶好の作業日和。
朝から鉢の土替えを始めました。
右のごみ用のポリバケツは、用土を入れ替えた鉢をとっぷりと浸(つ)けて、鉢底から水を吸わせ、且つ鉢の上からホースでウォータースペースいっぱいに水を注いで、充分に灌水するために使います。
左上の白地に赤い文字が入った袋は、伝家の宝刀マグアンプK(大粒)の20㎏入りです。
12月に入ってから灌水をせず鉢土を乾かしてあります(2回ほど雨に降られましたが)。
柔らかいステムが枯れたり、葉が黄変して落葉を始めたりしている株もあります。
この後の作業の様子は、今日は写真を撮りませんでした。
鉢の土替え作業の詳細は、昨年12月28日のブログ
ツルばら誘引+鉢の土替え - 関西ばら会 (hateblo.jp)
及び12月29日のブログ
鉢の土替え作業 続行 - 関西ばら会 (hateblo.jp)
を併せて御覧下さい。
今日一日で約40鉢の8号鉢をやっつけました。
別の角度から。
予備剪定をして、ほとんどの株が35~40㎝の高さになっています。
中に枝が極端に長く残っているものがありますが、これは接ぎ木の穂木を採取するためのものです。
また、写真には40鉢程が写っていますが、これ以外に鉢から抜いて根をチェックした際に、根がひどく衰弱している株と根頭癌腫病があって樹勢が弱ってきた株……約10株ほどを廃棄しました。
講習会の時にも申し上げましたが、私は「根頭癌腫があるから廃棄する」という栽培法をしません。
癌があっても樹勢を維持してシュートを出している株がたくさん(60%以上)あります。
そんな株は「With 癌」で栽培するべきだと思います。
「癌があるから廃棄する」というのは、明らかに樹勢が衰えている株だけで良いと思います。
なお、前にも書きましたが癌のある株の枝を穂木にして「お世継ぎ」を作ると、ほぼ100%癌が遺伝します。
8月中に発生するシュート及び根頭癌に関する素人考え - 関西ばら会 (hateblo.jp)
根頭癌腫病のために樹勢が衰えて廃棄する株が貴重な品種である場合は、癌の遺伝を前提にした上で穂木を採取して接ぎ木をします。
そのお世継ぎが「With 癌」で生育する株になればラッキーと考えています。
明日も作業日和の予報ですが……どうしても年内にするべき仕事があって職場(京都)に出勤します。
次のばらの作業日は明後日29日です。