夜明け前から午前中にかけて、時々雨(通り雨)が降りました。
しかし、雨が上がってお日様が雲間に顔を出すと、猛烈な暑さ。
雨に濡れたり、日に照られたり……という中で、ボチボチとばらの手入れをしました。
まずは今朝の2番花。
昨日は時間がなくて1輪1輪の写真を撮れませんでしたが、今朝は「それなり」の写真が撮れました。
これ ↓ が今日の1等賞でしょうか?
暑さのためか、オレンジめいた色が出ています。
この花は色が非常に不安定で、どれが本当の色なのか、分かりません。
当会の会員でもある岐阜の倉地さんの作出花です。
1番花は剣弁の先端に濃いワインレッドの「タッチ(?)」が出るのですが、この花は暑さのためか、弁端のワインレッドが淡くなっています。
暑さのために、花芯の締まりがありません。
しかし色は濃く出ています。
さすがの手児奈も暑さに負けて、花芯の巻きが甘くなっています。
雨の中で咲いた花は太陽の恵みを受けられず、ピンクの覆輪が出ていません。
同様に、
これも弁端のオレンジ色がほとんど発色していません。
弁数がめっきり少なくなっています。
以下、ガーデン品種です。
HT種として登録されていますが、我が家ではフロリバンダ扱いです。
以下、フロリバンダ種です。
春・秋の花とは全く別人(?)の色合いで咲いています。
中心の花の雄蕊(おしべ)が黒くなっています。
フロリバンダ種のコンテストでは、このような花が1輪でも混じっていると「過ぎた花(終わった花)」として大きく減点されます。
全開状態の花の雄蕊は、右下の花のように黄色でなければなりません。
右の花の弁端に、スリップスの被害が見えています。
色が淡く香りの良い花が、真っ先にスリップスに狙われます。
房の花数がすっかり寂しくなっています。
細いステムでしたので、2輪しか咲いていませんでした。
本来は2番花でも10輪以上に房になります。
同名の品種が多数存在しますが、これは昨年12月に迎え入れた絞り系の品種です。
1番花はもっと鮮明な絞りでした。
夕方になって、昨年末に自分で接ぎ木をした新苗を見て回りました。
蕾が小豆の大きさになっている株がありました。
もちろん、
一番上の5枚葉のところでピンチします。
新苗(自分で接ぎ木した株・この春に購入した株)は9月の剪定まで、花を咲かせないのが原則です。
花を咲かせずに、少しでも株を太らせます。
新苗に発生したシュートの2段目、少しピンチのタイミングが遅れたものがありました。
上の赤い矢印はすでに芽が伸び始めていましたので、下の青い矢印まで切り下げました。
シュート処理の「ヒゲ芽の処理(ヒゲ芽が伸び始めた部分は切り捨てる)」と同様です。
青い矢印の部分の芽はふっくらと膨らんだ状態、まだ伸び始めていません。
また、こんなパターンもあります。
前回のピンチが浅すぎたためにステムが伸びず、すぐに蕾を持ってしまいました(赤い矢印)。
そこで5枚葉をもう1段、青い矢印の部分まで切り下げます。
さらに、ツルばらのシュートの先端が「箒(ほうき)」になっているものがありました。
「箒」になった部分(赤い矢印)の蕾を開花させてしまうと、その間はツルの伸長が止まります。
そこで「箒」の1番下のステム1本だけを残して、箒状の部分は青い矢印のところで切り捨てます。
地植えの木ばらはなるべく低く仕立てたいので、シュートの3段目の箒になった花を3輪咲かせます(6月18日「地植えの細枝整理」の記事参照)が、ツルばらは逆にツルをなるべく長く伸ばしたいので、花を咲かせないように管理します。
家の壁に「生意気なチビッ子」を発見しました。
2㎝ほどの大きさでしたが、しっかりとカマキリの形をしています。
今週は台風4号の影響で雨が多くなりそうです。
また、北海道まで北上していた梅雨前線も戻ってきてくれるものと確信しています。
(私はまだ梅雨の最中だと思っています。)
被害が出ない程度の雨が降ってくれることを期待しています。