梅雨の最中でありながら、2週間ほど連続で週末は晴天に恵まれました。
しかし、今週はドンヨリとして時々雨の降る梅雨らしい土曜日で、明日はさらに雨の確率が高いようです。
今日は雨天ではできない作業=定期薬剤散布が最優先の作業でした。
とは言っても、午前中~昼過ぎに降った雨で濡れた葉が乾くまでの間、こまごまとした作業をこなしました。
まずは、2番花のステムの副蕾取りは4月と同様に必要です。
私は2番花も3番花も4番花も、ぜ~~んぶ咲かせて楽しむ主義です。
コンテスト派の多くは2番花以降は蕾を摘み続けて花を咲かせず、夏の剪定をしてコンテスト用の秋花を咲かせるという人が多いようです。
また最近は、この時期にバッサリと深切りをして、伸び始める新芽をシュート枝を育てる如くピンチ・ピンチで繋ぎ、9月に最終ピンチをして秋のコンテスト花を咲かせる……という熊本のFさん方式の栽培法をするコンテストマニアも増えたようです。
しかし私はせっかく四季咲き性の品種を育てているのだから、常に花を咲かせて楽しみたいと考えています。
葉っぱだけが茂る庭なんぞ、面白くもなんともない。。。
かつ、ず~~っと花を咲かせ続けても、樹勢が弱ったり、秋の花がみすぼらしくなったりといった不都合を感じたことはありません。
ツルばらが新しいシュートを出し始め、繁茂し始めました。
このまま放置しますと、せっかくのシュートが風雨で折れたり、周りの枝と擦れて傷つけあったりしますので、農竹などで固定する必要があります。
また、長く伸びる新しいツルはなるべく真っすぐ上に伸ばします。
途中で曲がると、そこから箒(ほうき)状に枝分かれして、「ばら藪」になってしまいます。
そんな作業をしていると、1.5番花のエエのんが咲いているのを見つけました。
小川宏氏の作出花ですが、あまり世間には出回っていないかもしれません。
2002年頃に小川さん御本人から頂戴したものですが、交配親などの情報は全くありません。
堂々とした大輪花で威厳があります。
ただし、春の1番花は「最低最悪」、こんなひどいヤツは他に類がありません。
と申しますのは、100%、否、120%の確率で花首が90° カックーーンと曲がります。
春の段階では毎年必ず「サヨナラ~候補」の最右翼です。
ところが、1.5番以降は花首の曲がりが少なくなり、秋にはエエ花を見せてくれます。
というわけで、毎年、すばらしい秋花を見てしまいますので、約20年も我が家に居座らせているのです。
しかし花芯がイマひとつ高くなりませんので、これまでコンテストに連れて行ったことはありません。
さて、本日の薬剤散布は
サルバトーレME(殺菌剤)……35㏄
ジェイエース(殺虫剤)……100g
バイオアクト(ダニ忌避)……100㏄
アプローチBI(展着剤)……100㏄
水……100ℓ
明日は雨の予報です。
ばらの作業はできないかもしれません。