一日中雨降りの予報でしたが、朝のうちに強い雨が降っただけでした。
強い日差しがない分、庭仕事にはよい日曜でした。
成長の良い接ぎ木苗10株ほどを、5号鉢から6号鉢に植え替えました。
後はたっぷりと潅水します。
さて、昨日、当ブログの先代担当者のY君とコメント欄で話を致しました。
かつて彼から「古いコンテストの写真を見たい」という希望を聞いておりましたので、古い写真を拾ってきました。
古いと申しましても、私が中判フィルムカメラからデジカメに乗り換えたのが2005年でしたので、1990年代のものはすべてスライドフィルム。
すぐにブログで公開できる状態ではありませんので、悪しからず。
で、2005年10月22日につくば市で開催された日本ばら会の全国大会です。
この年の話題は、会長杯を獲得した金沢のYさんの「手児奈」でした。
花が抜群に大きく迫力がありました。
しかし今改めて見ると、ステムがいわゆる「大根」ですね。
(ちなみに我が家の「手児奈」の大半はこの花の血統です。)
私が審査員だったら、一番右の新潟のIさんの「マダムヴィオレ」を1等にしていたと思います。
ただ、御覧の通り照明の暗い会場では「ヴィオレ」の藤色は沈んでしまい、損な花色ですね。(今はLED照明が主流になりましたが、かつての蛍光灯照明でも「ヴィオレ」は冴えない色に見えてしまいました。)
理事長杯(2本組花)は……
ここには「ジェミニ」や「メルヘンケーニギン」が見られます。
ところが3本組花は……
「手児奈」のオンパレードで、食傷気味です。
ただ、関西ばら会の会員さんに御覧いただきたいのは、生け方です。
後ろに見える選外の出品花も含めて、当時は必ず「正三角形」に生けています。
「逆三角形」に生けて出品する人は、ほとんどいなかったと思います。
この他に、
そして盛花の最高賞は、千葉の大先生でした。
こんなに発色の良いマチルダは露地作りでしょうか?
ハウスでこれだけ発色するとしたら驚異的です。
あ……私の出品花ですか?
この年は9月上旬に台風14号(ナービー・最低気圧925hPa)というのが来襲しまして、非常にゆっくりとしたスピードで、鹿児島→長崎と非常に大きな被害をもたらし、その後、日本海の陸地に近い沖合を山陰→北陸と東進して、北海道に再上陸しました。
この日本海を東進というコースは、我が家にとって最悪。。。強い南風で海水が上がってきて、塩害が強く出ます。
……というわけで、前年の台風23号(トカゲ)の被害に続き秋花がボロボロで、「参加することに意義がある」という全国大会になりました。