関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

サヨナラ~した品種たち その2

今夜は 第2次大戦前のレトロな品種をご紹介します。

いずれも コンテストに出品すると

審査を担当してくださる先輩諸氏のノスタルジーを掻き立てるものの、

さっぱり入賞しなかった品種たちです。

近年の(誰が育てても同じように咲く)剣弁高芯咲きのコンテスト花には

太刀打ちできなかったため、老化して樹勢が衰えた時点で、

接ぎ木で代替わりもさせず、消えていきました。

 

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マグレディス イエロー

1926年 アイルランドの Samuel Davidson McGredy 3世 の作出花です。

 やさしいクリーム黄色の ま~るい花容で、棘の少ない品種です。

初期の黄色品種の代表ですが、樹勢が弱く ステムが貧弱で

コンテスト壇上では見劣りしてしまいます。

 

 

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マグレディス アイボリー

1930年 同じく Samuel Davidson McGredy 3世 の作出花です。

アイボリーイエローの上品な花です。

樹勢は 前述の マグレディス イエロー よりは多少良いと思います。

私がコンテスト駆け出しの頃 伊藤祥一先生が

素晴らしい マグレディスアイボリー を出品していらっしゃいました。

私も同じような花を咲かせたくて栽培したのですが、

初心者には難しすぎました。

 

 

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ナルチッセ

1938年以前 ドイツの Max Krause の作出花です。

現在でもコンテストに出品される「あけぼの」の交配親です。

樹勢が良く ステムもよく伸びます。

花色が魅力的ですが、コンテスト花としては花芯の締まりが甘く、

なかなか入賞しませんでした。

何の前触れもなく 突然枯れ込むクセがあり、

数年前に 我が家から姿を消しました。