大輪一花競技とも言われる種目です。各種競技の中で、最も大事な競技と見なされています。日本ばら会を始め各地域ばら会でも、大輪一花に最も権威のある賞として、会長杯を割り当てていることが多いようです(当ばら会は違ったりしますが)
その理由は、大輪一花に出品された花枝を見ると、芽吹いてから花が咲くまでの経過、手入れの仕方、栽培技術のレベルが如実に解るから、ということのようです(「この花でももの足りない」より引用)。
従ってこの競技は特に花だけでなく、花枝を見られます。よく批判の対象となる「少しの傷や病気の跡をことさらに大きくあげつらう」というのもこの競技には確かに適用されるようです。
とはいえ当関西ばら会は「おおらか」が売りですので、あまり神経質な減点主義になることはないようです。
他、花の見方に関しては審査基準説明に準じます。
花枝はフラスコの口から花首までが50センチ以内です。65センチほどのステムが取れれば、フラスコの底まで枝がつきますが、初めはとても取れませんので、会備え付けの緑色のペーパーを使用し、浮かせて固定します。花枝に五枚葉が二つないと駄目です。
当ばら会の栽培者は庭植えの方がほとんどです(ハウス栽培の方はあまりいません)。風や雨の影響を受けやすいですが、頑張って作っています。
品種も特定の入賞しやすい品種に偏りやすい傾向にあるのですが、特にベテランは打率の低い品種でも意識的に作って持参しているようです。
入賞していない花にも面白いもの・魅力的なものがあります。是非お越しになって、入賞花だけでなく全ての花をご覧になって下さい。そして出来れば花をお持ちになってご参加下さい(一般・新人の部は当日エントリー可能です)。