ばら展に出品お願いします、と言っておきながら、どこを見られるか?(審査基準)を載せていませんでした。
種目は後日発表となりますが、ここでは基本の「一本花」のポイントを記載します。
細かい審査基準は書ききれませんので、簡潔にまとまっていると思われる、日本ばら会会報「ばらだより」No.607 2007年5月号 公開座談会 p.21 「6.審査の基準と花の見方」の内容を要約します。
- まず見られるのは全体のバランス。花は大きいが葉と茎が貧弱なものは上位に入賞しません。程よくバランスがとれているものには「花品(かひん)」がある。
- 花、葉、茎が新鮮であること。病害虫の跡や風雨や薬害による損傷があると減点の対象
- それから花を見る。花を上から見て丸く咲いているもの、つまり花弁がまんべんなく四方に開いているものを整形(正形)花とする
- 次いで花の真ん中、花芯(花心)を見る。花芯が偏らず真ん中にあり、鉛筆の芯が入りそうに高く伸びあがっている花(注:これは高芯花の条件で新人の部はどんな花でも出品OKです)
・・・・と書いても余計に分かりづらいので、次回の投稿で写真入りで説明しようと思います。
3.と4.はこの写真で多少は分かりやすくなるでしょうか?
こんな画像もありました。
他、審査について書かれたものに
- 日本ばら会「ばらだより」 2016年5月号 P.24「日本ばら会 審査基準の要点」
- 「この花でももの足りない」 P.107「コンテスト壇上の花の見方と花の仕上げ方」
- 「ビルゴ礼讃」 伊藤克三著 P.137 「コンテスト雑感」
が、あります。「この花でももの足りない」は2016年10月に出版されたものなので入手可能だと思われます。中級以上のコンテスト派が対象のようですが、良書です。定価2500円。問い合わせ先は日本ばら会のようです。
電話:03-3702-9413
FAX:03-3702-9414