関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

秋ばら いろいろ(その2)

昨日までとはちょっと違い、青空ながら雲が多くなりました。

 

今日は大口の届け先に花を持ち込む予定でしたが、先方のご都合により「ご近所さま行き」になりました。

10月30日 朝

 

今日の花の中で、コンテスト出品の際に参考になると思われるものがありましたので、最初に「コンテスト出品講座」をします。

10月30日 大文字

この大文字は、花芯がいわゆる「かぶる」という咲き方になっています。

また左の外弁の色が黒く濁っています(大文字の秋花はしばしば「濁り」が出ます)。

そこで、もしもこの花をコンテストに出すならば、次のような手を加えます。

問題個所

まず、花芯にかぶっている花弁の先端を起こす努力(綿棒などでやさしく撫で続ける)をし、どうしても立ち上がらない場合は、荒療治ですが、かぶっている部分(2㎜ほど)を(よく切れるハサミを使って)外科手術をして取り除き、花芯の巻いている部分が上から見えるようにします。

次に、濁りのある外弁を生え際からむしり取ります。

そうすると左側が欠けた不格好な花になりますので、一番左で立っている花弁を水平状態まで開かせ、右の外弁の開き方と対照になるよう、バランスを整えます。

私がコンテスト初心者で純粋だった頃は、ベテランたちがこんなに「汚い手」を使って花形を整えているとは思ってもいませんでしたが、実は……やっているんです。。。

もちろん、「よく咲いた花」はこんなことはしません。

フラスコに挿すだけで、ドレッシングすらしなくても1等賞になります。

外科手術をしなければならないような花は、結局入賞すらしないことが多いことは確かです。

 

さて、昨日及び先週のブログでご紹介した品種と一部重なりますが、こんな花がありました。

10月30日 サアンティー

弁裏がもう少し黄色に発色した方がきれいですが、気温が下がると黄色が出ずに白くなってしまいます。

 

10月30日 ローラ

大株に30輪ほど咲いたローラですが、そろそろ終わりに近づきました。

 

10月30日 桃香ー1

10月30日 桃香―2

香りの品種として育てています。

 

10月30日 武州

この秋は飛び切り良い武州には出会っていません。

この花も大きく芯も高いのですが、何となく物足りません。

 

10月30日 そどおり姫

そどおり姫も、この秋はイマイチ。

 

10月30日 モンレーヌ

昨日もご紹介した切り花品種ですが、今日の花の方が華やかな雰囲気です。

 

10月30日 クリスタルパレスー1

10月30日 クリスタルパレスー2

花首も曲がらず、良く咲いています。

 

10月30日 ロマンチックメモリーズー1

10月30日 ロマンチックメモリーズー2

品種登録はHT種ですが房咲性が強いので、フロリバンダ扱いして栽培しています。

 

10月30日 ブラックベリーニップ

香りを楽しむための品種です。

 

10月30日 ジョージバーンズ

最近お気に入りの絞り品種です。

秋はとりわけ深い色合いに咲きます。

 

夕方、定期薬剤散布をしました。

風があったため、粉薬(水和剤・水溶剤)は計量時に飛んでしまいますので、液剤のみにしました。

10月30日 定期薬剤散布

薬剤レシピは、

ラリー乳剤(殺菌剤)……25㏄

コテツフロアブル(殺虫剤)……50㏄

アファーム乳剤(殺虫剤)……100㏄

アプローチBI(展着剤)……100㏄

水……100ℓ

 

今年の定期薬剤散布は、あと1回。

来週が最終散布の予定です。

晴天が続いています

しばらく雨が降らないおかげで良花が咲き続けています。

 

10月24日朝

前夜に採花した花を荷造りする前の様子です。

 

はてさて、どういうわけか、25日の画像がありません。

前日、大量に採花したために25日は自家用としてわずかに採花しただけで、写真を撮らなかったのかもしれません。。。某国会議員ではありませんが「記憶にございません」状態です。

 

で、2日後です。

10月26日朝

御近所にお配りする花ばかりでした。

 

10月27日朝ー1

奥のバケツ2つにラッピングした20輪が入っていますが、加古川ばら会のばら展に差し上げた花です。

10月27日朝ー2

数日来、雨が降っていませんのでコンテストレベルの良花が揃っています。

この20輪中、出来の良い方から10本を組めば、10月15日のコンテスト2日目に1等賞を頂戴した10本組花よりも、はるかにレベルの高い作品ができそうです。

さらに残りの10輪でもエエ組花になりそう……会心の20本が揃いました。

 

10月28日朝 家庭用

前日の花に気合いが入っていましたので、この日は気の抜けた家庭用の花ばかりです。

 

そして今朝は、血圧から水虫まで……ハゲ以外は何でも診てくれる外科・胃腸科の病院へ受診ついでに花を持ち込みました。

10月29日朝

手前の短い花は自家用です。

この山盛りの花の中に、コンテストレベルの花が何本か入っています。

 

まず、色の濃いメルヘンです。

10月29日 メルヘンケーニギン

この花のステムは……

10月29日 メルヘンの赤いトゲ

これが香川大学の農学博士・S君が言うところの「トゲの赤いメルヘン」です。

 

10月29日 ロージクリスタル

秋のロージはキャベツ芯になり、且つ色も黒くくすんでコンテストレベルの花にはならないのが普通ですが、この秋は澄んだ色でキリッと咲いています。

今年の秋の気候はロージに適しているのでしょう。

 

10月29日 マダム高木

ラッピングしてから改めて花を見ると、「水色」に近い色合い、花芯の巻き、そして花の大きさ(この画像ではわかりませんが)など、超一級の花でしいた。

 

10月29日 旧名:ダイアナ プリンセス オブ ウェールズ

現在では「ダイアナ~~云々」という名前が使えず「エレガントレディー」という、つまらない名前に改名させられています。

堂々とした花容と品格のある風情は「ダイアナ~~云々」がピッタリだと思います。

 

10月29日 狭山路

花芯のまとまりが悪く、ご近所に配られるのが専門の狭山路ですが、ロージクリスタルと同様、今年の秋は不思議と良花を咲かせています。

この花も芯が極めて高く、花芯(巻き)も良くまとまっていました。

 

次は、このブログのアイコンとして使っている花です。

10月29日 アンペラトリスファラー

ちょっと発色が弱いですね~~

明日になればもっと鮮明に紅が発色すると思います。

 

10月29日 レディーラック

1956年の作出花で、私と同い年です。

香りの花のコンテスト要員ですが、トゲが少なく扱いやすい品種です。

 

10月29日 モンレーヌ

本来ならば「我が家の家風に合わない」と言って、即時退去命令を出すタイプの花ですが、営利用切り花品種の面白さがあって、追い出すことなく我が家のメンバーとして残っています。

 

10月29日 みつえ

概してステムが短い品種ですが、今朝の花はステムが60㎝以上あり、コンテストの1本花競技に出品できるレベルの花でした。

 

すでに秋花の4分の3は咲き終わっています。

残りの4分の1も昨日・今日の高温で一気に開花が進みました。

しかし、例年ならば10月23~25日までには北~西の冷たい強風(勝手に「木枯らし1号」と呼んでいます)が吹き、花が傷ついて晩秋の趣になるのですが、今年はまだそれらしき寒風が吹きません。

来週火曜日(1日)が久々に雨の予報、その後に寒気が下りてきて「木枯らし1号」になるかも。。。

ゆっくりと秋ばらを眺めることができるのは、明日の日曜が今シーズン最後になるかもしれません。

秋ばら いろいろ

晴天の日曜日、昼間の陽射しは暑かったです。

明石の最高気温は、午後1時半頃の24.1℃でしたが、神戸は25.2℃……夏日を記録したようです。

 

そんな中、様々な品種が咲いています。

明日、ちょっと「大口」の届け先に花を持って行こうと思っていますので、夕方に100輪ちょっと採花しました。

記念写真をたくさん撮りました。

夕日の中での撮影ですので色合いがよくありませんが、並べておきます。

10月23日 瑞穂

古い品種ですが、たくさんの細枝に同時に複数の花が咲きます。

 

10月23日 ユートピア

ステムは概して短いです。

ただ、時々長大に伸びるステムがあり、それがコンテスト会場に行きます。

 

10月23日 無名種

時々ご覧いただいている営利用切り花品種です。

今後市場に出回るかどうかは分かりませんが、新奇性のある花色だと思います。

 

10月23日 みつえ

ユートピア同様、なかなか60㎝以上のステムになりません。

しかし、澄んだ赤色は近年のコンテスト花の「赤」の中ではピカイチです。

 

10月23日 アブラカタブラ

この数年来、凝っている絞り品種です。

秋でも4~8輪の房咲になり、過日のコンテストの「房咲競技」に出品して、まさかの1等賞でした。

 

10月23日 高雄

早咲き品種で、9月4日に剪定したものは10月上旬にほぼ開花しました。

これが最後の1輪です。

 

10月23日 マダムケイコ

ご覧のように7分咲きまではグチャグチャとした一見窒素過多のような咲き方です。

ところが8分~満開になるとすっきりとした花形になる不思議な品種です。

 

10月23日 手児奈

何の説明もいらない、現在のコンテスト花の王者です。

どんな状況で咲いても花芯は乱れず、ステムも良く伸びます。

しかし、しばしば申し上げるように、「誰が作っても同じように咲く」「切った途端に『白褪(しろざ)め』て艶っぽさが無くなる」という欠点?に目くじらを立てている……のは、私だけです(困った時の「手児奈頼み」で、私もずいぶん助けてもらっています)。

 

10月23日 ブラックティー

夏の間は赤かった花色が、この時期にはキッチリと本来の茶色に咲きます。

職場に持って行くと女性たちが「わ~~、きれい」と言いますが、どう見ても「変な色」だと思います。。。だから面白いのですが。

 

10月23日 クリスタルパレス

春は100%花首が90度曲がりますが、秋はちゃんと上を向いて咲いてくれます。

今年の暑中見舞いの写真にこの株に咲いた2番花を使いました。

 

10月23日 ガーデンパーティー

今朝は硬い蕾で「明日の切り花」と予定していたのですが、1日で一気に開いてしまいました。

 

10月23日 ロクレア

ご老体が花を咲かせています。

今年で引退……と思って、接ぎ木をしてお世継ぎの準備ができていますが、不思議なことにどの品種・株も「お世継ぎ」ができると俄然元気を取り戻す……そんな「ご老体株」が多いように思います。

 

10月23日 クリスチャンディオール

コンテストが終了してから、良花をたくさん咲かせています。

我が家のディオールたちはコンテストが嫌いらしい。。。

 

10月23日 ヘレンノード

花芯が低いのでコンテストにはキビシイ品種ですが、太枝性の強健な株。

雨にも強い弁質で、家庭用切り花には最適な品種だと思います。

 

10月23日 狭山路

ユートピアやホット神崎、カノープスなどと同じ交配種(ジェミニ×コロラマ)の中では最も強健で、ステムも良く伸びます。

ただし花芯のまとまりが悪いので、ご近所にお配りする品種として大活躍しています。

 

10月23日 フルトンマッケイ

類を見ないほど美しいオレンジ色の花で、葉もピッカピカ。

しかし花弁数が少なく(14、5枚)花保ちは最悪です。

写真の状態から2時間で全開の平咲きになります。それはそれで黄色い雄蕊もきれいなのですが。。。

 

10月23日 都大路

私がコンテストで初めて1等賞を頂いた品種です。

その樹齢30数年の株は、今でも現役です。

 

10月23日 ローラ

今回のコンテストの10本組花で、真ん中に2輪並べました。

我が家にはローラが2株ありますが、「エエ花」を咲かせる株は1株だけ。

もう1株は家庭用切り花レベルの花しか咲きません。。。血筋でしょうか?

 

10月23日 マダムヴィオ

写真の花はまだ3分咲ですが、高芯の巨大な花容になりそうです。

概して小ぶりの花が多いヴィオレですが、時々(1、2年に1輪)ものすごい花を見せてくれます。

 

10月23日 シーアブリス

今年の春はキャベツ芯の駄花ばかりでしたが、現在咲いている花はすべてがコンテストレベルです。

ふわっとした巨大輪が魅力的ですが、風が吹くと花弁が擦れて茶色い傷になる、花弁が固いのでコンテスト会場でドレッシングが難しい、超高性(現在2.5~3mの高さで咲いています)ので、切ってみないと花芯の良否を確認できない……など、気難しい品種です。

 

10月23日 ジェミニ

この秋は、「咲華都(さかと)」よりもジェミニの方が良いようです。

花芯がよくまとまり、紅の覆輪も濃く出ます。

 

これらを暗くなる前に切り、明日の朝、ある届け先に持って行くためにラッピングしてあります。

10月23日夜

 

昨日のブログで、「魅惑の花径が16㎝」と書いたところ、家内から「嘘だ!せいぜい13㎝」と𠮟られました。

「ならば測ってやろうぢゃァないか!」と啖呵を切って、測りました。

巨大な魅惑ー1

……17㎝ありました。(11時5時の方向ならば、もっとあるかも。。。)

丸1日経過しても、花芯がキッチリと巻いています。

巨大な魅惑(花芯)

良く咲いた花は、最後まで花芯は乱れません。

巨大な魅惑-2

左右の魅惑は「普通の魅惑」です。

真ん中の魅惑がいかに大きいか、これならわかっていただけると思います。

 

さて、本日の作業は、咲き終わった花柄を摘みました。

秋花は切り花にする場合は深切りをしても構いませんが、樹で咲かせた場合は冬に向けて1枚でも多く葉が残っていると、光合成の助けになると思いますので、花首だけを切り取ります。

凋花の処理ー1

作業前です。

 

凋花の処理ー2

花首だけを切ります。

 

凋花の処理ー3

矢印が花首を切った跡です。

 

さて最後に、薬剤散布。

実は10月13日、多くの会員の皆様のご協力により、ばら展会場の準備が思いのほか早く終わり、明るいうちに帰宅できましたので、臨時に薬剤散布をしました。

メイン・ターゲットはミカンキイロアザミウマです。

10月13日 臨時の薬剤散布

薬剤レシピは、

フルピカフロアブル(殺菌剤)……50㏄

ディアナSC(殺虫剤・ミカンキイロアザミウマ対策)……40㏄

アプローチBI(展着剤)……100㏄

水……100ℓ

 

そして今朝、10日ぶりに定期薬剤散布をしました。

10月23日 定期薬剤散布

薬剤レシピは、

ポリオキシンAL水溶剤(殺菌剤)……40g

ピノエース顆粒水和剤(殺虫剤)……25g

ジェイエース水溶剤(殺虫剤)……100g

アプローチBI(展着剤)……100㏄

水……100ℓ

 

以上です。

ばら展終了後

「大阪ばら展2022」の大騒ぎが終わった後……も、やはり大騒ぎが続いています。

開花した花を切りまくり、ご近所さんから職場まで「花配りオヤヂ」を続けています。

 

10月17日 ばら展のお知らせをしてくれるラジオ局へ

10月17日 世話になっている耳鼻咽喉科医院へ

10月18日 職場へ

10月19日 ご近所さんへ

10月20日 ご近所さんへ

10月21日 自宅用

10月22日 世話になっている歯科医院+散髪屋さんへ

問答無用で切りまくっていますが、よく見ると全国コンテストレベルの花も交じっています。

上の写真の矢印の花ですが、巨大な魅惑です(御神木ではありません)。

10月22日 魅惑 朝

夕方には外弁が水平になり、芯の高さが際立っています。

もちろん芯はキリリと巻いて全く緩んでいません。

10月22日 魅惑 夕方

写真では大きさを実感できませんが、花径が16㎝、芯の高さが9.5㎝あります。

数年に1輪のスゴイ花に出会えました。

 

その他、

10月22日 熱情

 

10月22日 ユートピア  

などなどエエ花がたくさんありますが、平日は出勤前のあわただしい時間に採花して水に投げ込むだけ。

写真を残す時間がなくて悔しい思いをしています。

 

ばら展で走り回っている最中、実は1度薬剤散布をしているのですが、それ以来10日ほど薬を掛けておりません。

やはりスリップスが目立ちます。

今日は病院巡り等で時間がなく、薬剤散布ができませんでした。

明日は朝から薬剤散布をする予定です。

そのあたりのご報告は、また明日に。

大阪ばら展2022 3日目

ばら展最終日、コンテスト結果のご報告が1日遅れてしまいました。

申し訳ありません。

昨日は長居植物園から帰宅後、疲労困憊でブログを書く気力も出ず、バタン・キュー

で昏睡状態(酔っ払い・酩酊……とも言う)になりました。

 

遅れ馳せながら、コンテスト結果を並べます。

最終日は遠来の会員様がなく、「関西勢」だけの出品でした。

1日遅れのお詫びに、今回は佳作入選の写真も掲載します。

 

競技№13 一般/新人の部 グラスポットアレンジメント競技

グラスポットアレンジメント競技

1等

2等

3等

1等の山×さんは、春の「ばら祭」からの連覇です。

「後ろからの姿も審査対象」という条件も見事にクリアーした力作でした。

 

競技№14 1本花競技

1本花競技

1本花競技 入賞花

1等 ジェミニ

2等 クリスチャンディオール

3等 咲華都(さかと)

佳作 シーアブリス

佳作 香久山

新人会員様2名が果敢に挑戦してくださり、佳作に入賞しています。

今後も臆せず出品してください。

 

競技№15 3本組花競技

3本組花競技

1等 魅惑×3

2等 なつこ/光華/ピュアレディー

3等 シーアブリス×2/ロイヤルハイネス

 

競技№16 自由花アレンジメント競技

1等

2等

3等

佳作

佳作

「アレンジメント競技」と銘打っているのに、単なる「盛花」になっていてアレンジメントという名に値しない作品が目立つ……という意見がありました。

私も、確かにそうだと思います。

本格的な「アレンジメント競技」を目指すのか、名称を変更して「盛花競技」とするか、今後の課題です。

 

競技№17 香りの花競技

香りの花競技

香りの花競技 審査風景

この競技は、一般の来場者5名に審査をお願いします。

花形や活け方には一切こだわらない「素人感覚」で、良い香り・好きな香りの花を選んでもらいます。

20花ほど並んでいましたので、審査は大変だったと思います。

1等 春芳

2等 ワイフオブバス

3等 ドリーパートン

佳作 紫式部

佳作 アランティチマーシュ

 

3日間、すべての競技が無事に終了しました。

10月に入ってからの低温のために開花が遅れ、さすがに出品花の数は少なかったものの、2日目には遠方からの出品もありレベルの高いコンテストになりました。

そして、何よりもばら展前日(13日)の会場準備、最終日(16日)の会場撤収には、わざわざ作業の手伝いをするためだけに来てくださる会員様もいらっしゃり、誠に頭の下がる思いです。

本当に本当にありがとうございました。

 

来年5月(日程は未定)の「大阪ばら祭2023」(於・花博記念公園鶴見緑地内の咲くやこの花館)も、どうぞよろしくお願いいたします。

 

大阪ばら展2022 2日目

「大阪ばら展2022」2日目は山口県のO氏、岐阜県のK氏など遠方の会員様が立派な花を持ってご参加くださり、賑やか且つレベルの高いコンテストになりました。

昨日来お手伝いいただいている石川県のY氏も含めて、遠路お越しくださる会員様たちの情熱に感服しております。

本当にありがとうございます。

 

さて、本日の競技結果を並べます。

10本組花を除き、昨日同様に3等までの写真です。佳作の皆様、申し訳ございません。

なお、選外の出品花も含め、すべての作品個々の写真を撮ってありますので、ご希望があれば仰せ付けください。ブログに掲載、または出品者に画像をお送りします。

 

競技№7 一般新人の部 自由花浮花競技(5花以内)

自由化浮花競技(5花以内)

1等 芳純など

2等 プリンセス ド モナコなど

3等 レディー ラックなど

 

競技№8 1本花競技

1本花競技

1等 バニラパヒューム

2等 手児奈

3等 メルヘンケーニギン

 

競技№9 3段花競技(つぼみ・見頃・満開)

3段花競技(つぼみ・見頃・満開)

1等 メルヘンケーニギン

2等 ジェミニ

3等 化粧坂

 

競技№10 10本組花競技

10本組花競技

1等 ローラなど

2等 オクトーバーフェストなど

3等 ノービーなど

4等 ノービーなど

5等 ジェミニなど

6等 花嫁など

 

競技№11 自由花アレンジメント(中)競技

自由花アレンジメント(中)競技

1等

2等

3等

 

競技№12 房咲競技(5本以内)

房咲競技(5本以内)

1等 衣香(3)/アブラカタブラ(2)

2等 あおい(3)/花霞(2)

3等 うらら(5)

 

以上でした。

 

明日(最終日)は、午後3時から表彰式をばら展会場で行います。

入賞なさった方はぜひご出席ください。

なお、表彰式終了後、直ちに会場の片付けを行います。

午後4時には撤収作業を完了し、会場を閉めなければなりません。

お時間の許す会員様は、会場準備の時と同様にお手伝いいただけると幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

大阪ばら展2022 1日目

ばら展開催の報告よりも前に、まずは昨日(13日)、会場設営にご協力くださいました皆様に、心より御礼申し上げます。

当初の予想をはるかに上回る(というか、3倍ほどの)会員様のお力添えにより、わずか30分ほどで会場設営ができましたこと、正直なところ驚いています。

おっさん達だけで作業をすれば17時ころまでかかるだろうと思っていましたので、遠路を厭わずお手伝い下さった方々、言葉では言い表せないほど感謝しております。

本当に本当にありがとうございました。

 

そんな会員各位のおかげで、本日(14日)より、大阪・長居植物園「花と緑と自然の情報センター」2階アトリウムにて「大阪ばら展2022」を開催できました。

大阪ばら展2022 会場風景

9月の剪定以降、暑いのか涼しいのか分からない天候の下、ベテラン勢も含めて、今日のばら展開始に開花のタイミングが合わなかった会員様も多いようで、やや寂しい出品数でした。

天候条件のみならず、ばら展の日程が京都や東京とも重なった結果、出品者数も多くはなく、ちょっと残念です。

しかし、一般・新人の部には熱心な会員様が出品してくださり、ありがたく思っています。

明日以降も、多くの一般・新人のご出品をお願いする次第です。

 

取り急ぎ、本日の入賞花をご紹介します。

(1等~3等のみ。佳作入選の方、ゴメンナサイ。。。)

 

競技№1 一般/新人の部 自由花1本競技

自由花1本競技

1等 香久山

2等 マダム・ヒデ

3等 アリエス

 

競技№2 会員の部 1本花競技

会員の部 1本花競技

1等 レッドクリフ

2等 ユートピア

3等 クリスチャン ディオール

 

競技№3 会員の部 5本組花競技

会員の部 5本組花競技

1等 魅惑/なつこ/ピュアレディ/光華/シェアブリス

2等 メルヘンケーニギン(4)/レッド広島(1)

3等 

 

競技№4 会員の部 グラスポットアレンジメント競技

会員の部 グラスポットアレンジメント競技

1等

2等

3等

 

競技№5 会員の部 浮花競技HT3花

浮花競技HT3花

1等 光華/玉響(たまゆら)/プリンセスノブコ

2等 マダムヴィオレ/マダムケイコ/バニラパフューム

3等 シェアブリス(2)/なつこ

 

競技№6 会員の部 ミニチュア盛花競技

ミニチュア盛花競技

1等

2等

3等

以上です。

 

今日は気温が上昇して、開花が随分進みました。

この暑さで、明日の出品花が増えることを期待しています。

大阪ばら展 2022 のお知らせ

いよいよ今週の金曜(14日)から3日間、「大阪ばら展 2022」を、大阪・長居植物園「花と緑と自然の情報センター」2階アトリウムで開催いたします。

「大阪ばら展 2022」コンテスト日程

関西ばら会会員以外の皆様も、「一般/新人」の部(競技№1・自由花1本花競技/競技№7・自由花浮花競技(5花以内)/競技№13・グラスポットアレンジメント競技)に出品できます……否、どうぞご遠慮なく出品いただきますよう、お願いいたします。

(関西ばら会のコンテスト賞品は、全国的に類がないほど豪華です!)

「一般/新人」の部の出品花は、こんな感じです。

去年秋~今年春の出品花をご覧ください。

まず「自由花1本花競技」(14日・金曜)は、

2021年10月29日 競技№1

花首からフラスコの口まで50㎝以内でお願いします……とは言うものの、写真の一番右の作品のように、15~20㎝程度でも構いません。

お一人で5本、10本と出品してくださることも歓迎します(ただし入賞は一人1賞です、悪しからず)。

また、会員の部ではその50㎝の中に本葉(5枚葉以上)が2段以上付いていることが必要ですが、一般/新人の部では、そんなヤカマシイことは申しません。

また品種もHT種に限定していない「自由花」です。HTはもちろん、フロリバンダ、ツルばら、イングリッシュローズオールドローズ等、何でも構いません。

お庭に咲いている花がありましたら、お気軽に出品してください。

 

「自由花浮花競技」(15日・土曜)は、

2022年5月14日 競技№7

5輪以内の花を、花首2㎝程度で切り、色のバランスを考えて水に浮かべます。

花だけを浮かべますので、葉や茎に致命的な欠陥があっても出品できます。

(葉も3枚ほど浮かべますが、ベテラン勢が切り捨てたステムの葉を使ってもエエです。)

品種は「ミニチュア種は除く」という規定がありますが、ミニチュア以外ならHT種からオールドローズまで何でも構いません。一重の品種でもOKです。

 

「グラスポットアレンジメント競技」(16日・日曜)は、

2022年5月15日 競技№13

適当に葉物を混ぜた花束を、直径6㎝、高さ20㎝ほどのグラスポットに活け込みます。

(「後ろからの姿も審査対象」となっていますが、初めのうちはあまり気にしなくても良いと思います。)

2品種以上を混合するのが条件ですが、使用する花の本数は自由です。

また、ばら自体の葉はなくても構いません。葉物は各自持参ということになっていますが、会場で調達することもできると思います。

会員の部・競技№4のグラスポットアレンジメント競技に出品なさるベテラン勢の中には、あらかじめ自宅で組んでビニタイなどで縛って持参し、会場ではグラスポットに入れるだけ……という出品方法の人もいます。

 

いずれの競技も、花さえお持ちいただけば、ベテラン勢が出品のお手伝いをいたします。

欠陥のある花の隠し方、ごまかし方、美しく見せるためのズルいテクニック……等々、「歴戦の勇士たち」が秘策を伝授してくれるものと思います。

出品締め切りは、毎日 12:30 、審査は 13:00 から開始します。

まだ出品経験のない関西ばら会の会員様はもちろんのこと、会員以外の皆様のご参加を是非ともお願いいたします。

 

昨夜来の雨で気温はあまり上がっていませんが、それでも開花が進んでいます。

昨日の写真と明らかに違うモノを、少しだけご覧ください。

まず、鉢植えの白秋ですが、昨日の画像は

10月9日 白秋

こうでしたが、今朝は、

10月10日 白秋1

こうなっていました。花は、

10月10日 白秋2

こんな感じですので、仮に現在がコンテスト期間であれば明後日(12日)の出品花です。

 

レッド広島、昨日の画像は、

10月9日 レッド広島

こんなんでしたが、今朝は、

10月10日 レッド広島1

10月10日 レッド広島2

これは明日(11日)の出品花でしょうか?

 

魅惑の鉢植えの群れ、昨日は、

10月9日 魅惑たち

こんな感じでしたが、今朝は、

10月10日 魅惑たち

10月10日 魅惑

これも明日(11日)の出品花ですが、曇天~雨天で陽に当たっていませんので、発色が悪すぎます。

コンテスト会場に「予備」として持ち込み、結局は出品登録せずに65㎝のステムを短く30㎝程度に切って、受付の飾り花としてさりげなく置いておく……そんな扱いになる花です。

 

何はともあれ、明日からは天候も回復し、今のところばら展最終日(16日)までは雨の予報はありません。

この時期に雨の予報が出ると「雨対策」(庭いっぱいにビニール傘を差しまくる大仕事)で大わらわになりますが、今回のばら展では何とか傘を差さずに済みそうで、ちょっとだけホッとしています。

ただ、晴れるとともに気温も上がるという予報、「これぞ」と思って枝直しをした花がばら展前に開花してしまう恐れもあります。

何や彼や、心の落ち着かない1週間になります。

 

13日の会場準備(14:00~「花と緑と自然の情報センター」2階アナトリウムにて)にご協力くださる会員様、本当にありがたく思っています。

重いテーブルを引っ張り出しますので、汚れても良い服装と軍手をご用意いただくと幸いです。

なにとぞよろしくお願いいたします。

午後は雨降り

天気予報通り、昼頃から雨が降り始め、午後は時々強く降っています。

明日の朝までは時々強く降る予報ですが、気になるのは風。

現在、強風波浪・雷注意報が出ていまして、明日も一日中、西風12m/sec の予報。

ステムが伸びて樹が高くなっていますので、鉢の転倒が心配です。

実は10月5日の夜も、最大瞬間風速17.1m/sec の強風が吹き続け、何鉢か倒れてしまいました。

その際、蕾が大ききなってコンテスト出品を期待していた株(千羽鶴)ですが……

10月6日 朝……首が無い!

重みを増していた蕾が、倒れた衝撃で子房のすぐ下でポッキリと折れていました。

 

それはさて置き、今日午前中の我が家の様子です。

10月9日 鉢植えの様子

9月4日に一斉に剪定しましたが、早咲き品種は開花し始めています。

 

以下、地植えを中心にご紹介します。

10月9日 地植え―1

自宅の切り花用のパスカリ(左・白)や、台風でボロボロになったツル化したザ・マッカートニーローズ(奥・ピンク)などが咲き始めました。

 

10月9日 地植え―2

右側の背の高い株はピンクラスターですが、コンテストに行けそうな気配。

この「ピン・ラス」や「あけぼの」は花(蕾)の重みで必ず花首が曲がりますので、添え木を当てて矯正する必要があります(後述)。

(ちなみに「あけぼの」はムズカシイ品種であり、且つ良い血統に巡り合えませんでしたので、私は随分前にgive upしています。)

 

10月9日 地植え―3

メルヘンケーニギンの群れです。これはコンテスト期間にバッチリ咲きそうです。

地植えと同じ9月4日に剪定した鉢植えのメルヘンは、

10月9日 鉢植えのメルヘンケーニギン

これは火曜~木曜に咲きそうです。

 

我が家の主力選手、秋のホープは何と言っても魅惑です。

10月9日 地植え―4

御神木(手前左)がコンテスト期間に咲きそうです。

10月9日 地植え―5

別の場所に植えてある魅惑の群れ。何輪かはコンテスト期間に咲いてくれそうです。

が、やはり鉢植えは、

10月9日 鉢植えの魅惑

すでに開花が始まっています。

この秋のコンテスト、私の出品花はメルヘンと魅惑が中心になりそうです。。。って、いつもと同じやんか!

 

その他、ダークホースは、

10月9日 地植え―6

ローラです。世間一般にはガーデン品種ですが、関西ではコンテストにも出品されます。

実は私も、2002年、千葉の京成バラ園で開催された日本ばら会の全国展で、理事長杯(2本組花)の1等をこのローラで頂戴しています。

 

その他、ずっとご覧いただいている鉢植え株の様子です。

10月9日 白秋

う~~む……水曜~木曜に咲きそうですね。

 

10月9日 レッド広島A

これは火曜日に咲きます。

 

10月9日 レッド広島B(手前)

奇形の1枚葉が花首にあって「首曲がり」状態でしたが、ちょっとした外科手術を施して、ムリヤリ花首を矯正しています。

これはコンテスト期間にキッチリと咲きます。

 

レッド広島Bは外科手術が可能でしたが、台風の折に鉢が倒れて曲がったは、

10月9日 鉢植えのパスカリ

矯正できずに曲がったままです。

「台風の時には鉢を倒して強風から守る」と、こうなってしまいます。

 

さて、上のレッド広島の写真は「枝直し」をしてあります。

「枝直し」はコンテスト出品をする場合には是非とも必要ですが、庭で咲かせて楽しむ場合や自宅の切り花にする場合は、無用の作業かもししれません。

ただし、人様に花を差し上げるならば、少しでも美しく見せるために知っておいても良い作業だと思います。

「枝直し」が必要なのは、ゆったりとカーブを描いた(猫背の)ステムと、蕾のすぐ下の3枚葉・5枚葉のところで「く」の字型に曲がったステムです。

どちらも作業の手順は同じです。

まず準備するのは、ホームセンターで売っている5㎜×5㎜×90㎝の「ヒノキ棒」とビニタイです。

「ヒノキ棒」の代わりに自転車のスポークや傘の骨、竹ひごなどを使う人もいます。要は、軽くて丈夫な棒であればOKです。

またビニタイの代わりに、接ぎ木テープを使う人もいます。

10月9日 「く」の字型に曲がったステム

まず、ヒノキ棒をセットしますが、下部を軽く縛ります。

枝直しー1

次に子房のすぐ下の花首をキッチリと固定します。

枝直し―2

ヒノキ棒は子房の下部の形状に合わせるために斜めにカットしてあります。

次が一番大切な部分ですが、ヒノキ棒から「浮いている(離れている)」部分をきつく縛って、ステムを真っすぐにします。

枝直し―3

「く」の字に曲がっているステムは「短いヒノキ棒+ビニタイ1か所」で矯正できますが、「猫背」タイプは全体を真っすぐに矯正するために、ステムと同じ長さのヒノキ棒が必要です。それと同時に「浮いている」部分も長くなりますので、ヒノキ棒に強く縛る場所も、2~3か所になります。

最後に、初めに軽く縛ってあるだけの下部をしっかりと固定します。

枝直し―4

これで終了です。

曲がったステムを真っすぐに治すためには、7日~10日ほど必要です。

写真のステム(イエローマイン)は、コンテスト最終日(1週間先の10月16日)の出品をイメージして枝直しをしましたが、今日は出品7日前ですので、枝直しのタイミングとしてはギリギリです。

 

最後に、本日採花した品種を少しだけ紹介します。

すべて9月4日に剪定したものです。

「切花」として採花しましたので、コンテスト出品であれば「明日の花」「硬い」と言われる開花度です。

つまりコンテスト出品を考えるならば、採花が1日早いものばかりです。

10月9日 ロイヤル ハイネス

10月9日 メルヘン ケーニギン

メルヘンの交配親は公表されていませんが、明らかにロイヤル ハイネスの血が入っていますね。

ご存じの通り、ハイネスの弁質は良いとは言えず、雨や朝露でシミができます。

その点、メルヘンは多少の雨にはビクともしない、素晴らしい弁質です。

ただしメルヘンは葉に大きな欠陥があり、春花は花首から50㎝以内には柳葉、1枚葉、3枚葉がズラズラ~~~~ッと並び、5枚葉が足りません。

秋には5枚葉がそろいます。つまり春にはコンテストに出品できない、「秋だけ品種」です。

(一方、ハイネスの葉は美しい照り葉で、春にも5枚葉が確実にそろいます。)

 

10月9日 レッドクリフ

弁端(外弁の最上部と花筒の「9時」の場所)に2か所、黒い部分が見られます。

これは日焼けで、コンテストでは致命的な欠陥です。

露地栽培では蕾の萼が割れ始めるころから色付きのビニール傘を差しかけなければなりません。

一方、ハウス栽培であればそんな手間は不要で日焼けが出ません。

関西では伝統的に露地栽培のばらを大切にしますので、この写真程度の日焼けであれば許容される?……イヤ、やっぱり減点対象になります。

 

10月9日 ビクターボーグ

写真では分かりにくいと思いますが、巨大輪です。

ただ、花形に締りがなく「大きいだけ」という花です。

やさしい色合いとその大きさで、「素人さんを驚かせる」ために栽培している品種です。

 

10月9日 無名種

時々ご覧いただいている、営利切花用の試作品種です。

巨大な花ですが、開花してからの花弁の伸びがありません。

残念ながら、関西好みの花ではありません。

 

10月9日 フレグランス ペルシカ

広島バラ園、田頭数蔵先輩の品種。

黄色に中心の紫・茶色の目……という微妙なハーモニーは長持ちせず、夕方には白い平咲きの花になっています。

 

以上並べ立てた花などを切って、例によってバケツに入れて水揚げします。

10月9日 朝

 

明日は朝のうちに雨は上がりそうですが、その後の西からの強風が心配です。

しかし、火曜日以降は天気も良く、気温が上がりそうです。

コンテストまであと4日、一気に開花が進むだろうと期待しているのですが・・・

ばら展1週間前…開花が始まりました

この1~2日で一気に秋の気温になりました。

関東では昨日、12月の気温を記録したとか。。。

「異常な気象」が日常になってしまった昨今、蕾の状態を見て開花までの日数を予想することが、難しくなりました。。。これまで30数年の経験で開花日を予想していましたが、それが怪しくなっています。

前回10月4日のブログで、

10月2日 ラ マルセイエーズ

これを、「来週前半の開花」と予想していましたが、

10月6日 ラ マルセイエーズ1

10月6日 ラ マルセイエーズ2

あの後、たった4日で開花してしまいました。

この ラ マルセイエーズ は鉢植えですが、遅咲きゆえ8月28日に秋花剪定したところ、剪定からたった39日で開花してしまいました。

鉢植えは地植えに比べて3~5日開花が早いのが普通ですが、こんなに早いとは!

地植えのラ マルセイエーズの蕾はまだ小指の先の大きさです。

 

2021年12月31日 接ぎ木直後

今年1月1日の「接ぎ木しました」の記事でご紹介したメルヘンケーニギンですが、昨年の大晦日に接ぎ木をして7月からは成木扱い、秋花剪定もしました。

現在は、鉢植えになっています(下の写真の矢印)。

10月8日 自分で接ぎ木したメルヘンケーニギン

矢印を付けた新苗の鉢植えのすぐ奥が地植えのメルヘンの蕾(黄色の円内)です。

両方とも、同じ日(9月4日)に剪定しましたので、鉢植えの方が開花が早いことが分かると思います。

 

さて、今週の採花状況です。

10月3日 朝

 

10月4日 朝

 

10月5日 朝

 

10月6日 朝

 

10月8日 朝

日増しに採花本数が増えています。

 

夕方、定期薬剤散布をしました。

本日のメインターゲットはオオタバコガとスリップス(ミカンキイロアザミウマ)です。

上方からシャワーのように薬剤を散布し、蕾に薬剤をかけることを心掛けました。

10月8日 定期薬剤散布

薬剤レシピは、

ラリー乳剤(殺菌剤)……20㏄

コテツフ ロアブル(殺虫剤)……50㏄

プレオ フロアブル(殺虫剤)……100㏄

マルチケーミン(微量要素剤)……100㏄

アプローチBI(展着剤)……100㏄

水……100ℓ

 

さて、現在の我が家の庭の様子は、また明日にでもご覧いただきます。