関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

先週の手入れ

先週末のブログは「やさしいばらの育て方」講習会のテキスト掲載の画像および講習会の報告のみで終わりました。

我が家の様子に触れていませんでしたので、平日ですがザッとご紹介します。

 

まずは9月末の採花。

フロリバンダ種以外に、9月4日の一斉剪定の際、シュートの2段目・3段目が伸び始めていたために剪定せずに放置したHT種のシュートに咲いた花が、ほんの僅か咲きました。

9月29日 朝

9月30日 朝

実は今朝(10月4日)からは、昨年大晦日に自分で接ぎ木をして一斉剪定の前に切ってあった新苗の花がポロポロと咲き始め、もう少し賑やかになっています。

それは今週末のブログに画像を載せます。

 

ずっとご覧いただいているステムの様子です。

30℃越えの残暑が続き、蕾の状態は予想よりも早めに進んでいます。

10月2日 ラ マルセイエーズ1

10月2日 ラ マルセイエーズ2

来週前半に開花でしょうか?コンテスト(10月14~16日)よりも3~4日早く咲いてしまいそうです。

ただし、1の画像でお分かりの通りステムが曲がっています。

コンテストに出品するならば添え木を当てて「枝直し(猫背直し)」をする必要があります。

枝直しには1週間~10日間ほど必要ですので、この画像のような状態の時に添え木を当てる作業をします。

(ただし、ラ マルセイエーズの秋花は、花芯がキャベツ状に「かぶる」ことが多いので、通常コンテスト出品は考えられません。)

 

一方、レッド広島です。

10月2日 レッド広島Aー1

10月2日 レッド広島Aー2

ステムは約60㎝になっています。

開花時には、あと5㎝は伸びますので、コンテスト出品の長さになります。

蕾の状況はあと2週間で開花……という感じ。つまりコンテスト期間にピッタリと咲くでしょう。

 

ただし、もう1本のステム(矢印)ですが、

10月2日 レッド広島Bー1

変な曲がり方をしています。

その理由は、

10月2日 レッド広島Bー2

上のAー2のスッキリとした花首と比較するとその違いは明らかですが、花首が曲がっています。

この曲がりの原因は、花首の途中にある1枚葉(矢印)。

これがあると、花首の「皮膚」が引き攣(つ)ったようになって花首が曲がってしまいます。

この曲がりは「枝直し」では矯正できません。

この状態になってしまったステムはコンテスト出品はムリ、自宅用です。

 

台風で傷ついたクリスチャンディオールの芽(矢印)ですが、

10月2日 クリスチャンディオール

10月2日 クリスチャンディオール

すでに80㎝近く伸び、下方3段程度の葉の欠落は全く問題なくなっています。

ただし、蕾がまだ小さいので、コンテストの期日には咲きません。

 

コンテストにピッタリ咲きそうなのは、

10月2日 白秋1

10月2日 白秋2

こんな感じだと思います。

 

さて、我が家の玄関入り口に、自慢のスタンダード作りのマーガレット メリルがありました。樹齢35年以上です。

庭に防虫ネットを張るようになったのは、このメリルをブイブイ(カナブン・コガネムシ類)から守るためでした。

在りし日のマーガレット メリル(スタンダード)

ところが、とうとう。。。

10月2日 マーガレット メリル(スタンダード)1

枯れました。

この2~3年、樹勢の衰えが目立っていましたが、過日の台風による潮風が致命傷になったのだと思います。

10月2日 マーガレット メリル(スタンダード)2

接ぎ口は直径12㎝ほどあります。

が、ご覧の通り、何匹もゴマダラカミキリを育てたのでしょう、木の中心は空洞です。

ただし幸いなことに、昨年9月に芽接ぎをしてお世継ぎ(鉢植え)を準備してあります。

お世継ぎ マーガレット メリル(スタンダード)

12月以降、植え替えるつもりです。

 

最後に、定期薬剤散布のレシピです。

ほとんどの株の新葉が展開しましたので、今週から通常の濃度で散布しました。

10月1日 定期薬剤散布

フルピカフロアブル(殺菌剤)……40㏄ 

ピノエース顆粒水和剤(殺虫剤)……25g

ジェイエース水溶剤(殺虫剤)……100g

マルチ ケーミン(微量要素剤)……100㏄

アプローチBI(展着剤)……100㏄

水……100ℓ

散布から3日経過していますが、この濃度でも薬害は全くありません。

また、講習会の折にもお話いたしましたが、この時期、蕾に産卵するオオタバコガ及び花弁に寄生するミカンキイロアザミウマを防除するために、葉の下から上に向かって噴霧すると同時に、蕾の上からシャワー状に噴霧して、蕾・花に薬剤が多くかかるようにします。

 

明日以降、急激に気温が下がるという予報です。

皆様、お風邪など召しませぬように!

10月の講習会 終了しました

晴天で残暑の厳しい中、10月~11月の手入れについての講習会、終了しました。

 

秋らしい……とは言い難い気候ですが、長居公園の木々はちょっと秋めいています。

10月2日 長居公園

新しく植えた木々ですが、葉がすべて枯れています。

幹に麻縄が巻かれていることからもわかる通りプロが行った仕事ですので、まさか樹そのものが枯れたのではないと思いますが、素人目には不安な感じです。

 

10月2日 長居公園

イチョウが少し黄色くなっています。

メスの株に近づくと、

10月2日 長居公園

秋の臭いが、たくさん実っています。

 

長居植物園の入り口には、

10月2日 長居公園

秋のローズウィークの看板がありました。

更に「花と緑と自然の情報センター」の入り口は、

10月2日 長居公園

彼岸花……というか、リコリスの鉢植えが満開でした。

 

講習会は、

10月 講習会1

10月 講習会2

10~11月の手入れについて。

クロロシス(欠鉄症)と花後の処理に関して質問が多く出ました。

 

さて、秋のばら展が2週間先、10月14日(金)~16日(日)に迫っています。

多くの皆様が出品してくださるよう、切に願っております。

一般・新人の部には、会員以外の皆様もご出品いただけます。

もちろん会場でご入会いただけば、すべての種目に出品していただけます。

どうぞよろしくお願いいたします。

大阪ばら展2022 コンテスト日程

画像が見づらいですね。。。後日改めて画像をUPします。

何や彼やで、今夜は遅い時間になってしまいました。

明日は仕事ですので、先週~今日までに私が行ったばら作業は、日を改めて書こうと思います。

 

本日の講習にご参加くださいました皆様、ありがとうございました。

お疲れが出ませぬように!

10月2日 講習会開催します

明日(10月2日)午後2:00~4:00、長居植物園 花と緑と自然の情報センター1階セミナー室にて、定例の「やさしいばらの育て方」の講習会を開催します。

会員以外の皆様は、花と緑と自然の情報センター(℡ 06-6694-8788)に事前予約をしていただくのが原則ですが、当日、会場でも直接受付を行いますので、どうぞご遠慮なくお越しください。

なお、一般の皆様は教材費として¥200 を頂戴いたします。よろしくお願いいたします。

 

今回は、いつもよりも事前宣伝が少なかったですね……反省。。。

 

さて、例によって10月~11月のテキストに使用した画像を並べておきます。

テキストのカラーコピーで見づらい場合は、こちらを拡大して細部をご確認ください。

 

写真-1 HT種の副蕾処理前

 

写真-2 HT種の副蕾処理後

 

写真-3 フロリバンダ種の主蕾処理前

 

写真-4 フロリバンダ種の主蕾処理後

 

写真-5 クロロシス

 

写真-6 クロロシス

 

写真-7 クロロシス

 

写真-8 クロロシス

 

写真-9 開花11~12日前

 

写真-10 開花8~9日前

 

写真-11 (上)開花6~7日前/(下)開花4~5日前

 

写真-12 開花3~4日前

 

写真-13 開花1~2日前

 

写真-14 コンテスト当日の朝(採花)

 

写真ー15 枝直し1

 

写真-16 枝直し2

 

写真-17 雨対策

 

写真-18 ゴムスビー

 

写真-19 水揚げ1

 

写真-20 水揚げ2

 

写真-21 花の保護1

 

写真-22 花の保護2

 

写真-23 花の保護3

 

写真-24 花の保護4(完了)

 

写真-25 オアシス1

 

写真-26 オアシス2

 

写真-27 荷造り

 

写真-28 会場風景(出品準備)

 

写真-29 会場風景(審査待ちの時間)

 

写真-30 11月上旬に届いた秋苗

 

写真-31 植え穴の準備1

 

写真-32 植え穴の準備2

 

写真-33 植え穴の準備3

 

写真-34 植え穴の準備4

 

写真-35 鉢植え用土の準備

 

写真-36 もみ殻堆肥

 

10月の開花を待つ時期から11月下旬の冬の作業の準備までの話になります。

例によって幹事役のベテランは午後1:00頃には会場に居ります。

お困りの事柄、品種選びの相談などがございましたなら、早めにご来場いただいても構いません。

また、病害虫に侵された枝や葉をご持参いただければ、より的確なアドバイスができると思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

連休最終日……秋晴れ

朝は気温が下がり、肌寒いほどでした。

しかし午前中、陽射しを浴びて草むしりのために地べたを這いずり回ると、やはり大汗をかきました。

午後は……ふと気づけば来週の日曜日は「やさしいばらの育て方」の講習会!

テキストを大慌てで仕上げました。

 

さて、昨日は台風後の塩害の画像ばかりで景気がよくありませんでしたので、今日は健全なステムばかりを並べようと思います。

まず、台風後の採花状況です。

HT種が咲いていない上に、ツルばらの花は暴風ですべてが飛び、フロリバンダも被害がありましたので、切れる花はほんのわずかです。

9月21日 朝

塀の陰や風の当たらない場所に置いてあった鉢の花です。

 

9月22日 朝

左の大輪花は魅惑です。

遅れ馳せに出たシュートの2段目に咲かせた花です。

御神木の血筋で発色が良いことを確認しました。

 

9月24日 朝

台風通過時に蕾だったため、吹き飛ばされるのを免れた連中が開花しました。

 

「やさしいばらの育て方」講習会のテキスト10月の手入れには、HT種の開花11~12日前以降の蕾の写真を並べてあります。

今年のばら展の日程(10月14~16日)からすれば、10月2~3日頃以降の目安になると思いますが、それ以前……つまり、今はどんな状態であればよいのかを見ていただこうと思います(対象はすべてHT種です.。画像は全部今日撮りました)。

もちろん今後の天候(気温・晴雨など)に左右され、3~5日の誤差を生じることはご承知おきください。

また品種によっても差異があります。

 

まずはステムの先端に蕾が見えないと開花日の予想はできません。

開花前25日?(千羽鶴

ステム先端をかき分けなくても小豆(あずき)よりもちょっと小さな蕾が視認できれば、開花まで25日前後だと思います。

この時点ではまだ副蕾(側蕾)の処置はできません。

 

開花前22~23日?(レッド広島)

蕾が小豆の大きさになり、花首が5㎜~1㎝程度伸びています。

この状態でも副蕾の処理はできません。

 

開花前20~21日?(白秋)

花首が1.5~2㎝程度になり、副蕾の存在がはっきりとわかります。

指で(特にオヤヂの白魚、否、サンマのような指で)除去しようとすると、主蕾を折ったり幼い葉を傷つける「事故」が頻発します。

「あっっっ!!」ですべてが終わらないように、先の曲がったピンセットなどを使って、副蕾の処理をします。

開花前20~21日?(白秋)副蕾の処理済み

つまり、この白秋がコンテストの会場で「こんにちは!」となる……はずですが。

 

開花前16~18日?(マダム ヒデ)

蕾が大豆よりも大きくなり、花首も長さと太さを増します。

 

開花前15日?(パレオ90)

蕾が小指の先程度の大きさ、そして萼の縦筋がはっきりと見えます。

 

開花前13~14日?(ラ マルセイエーズ)

萼の隙間から花びらの色が覗くようになれば、開花まで2週間といったところです。

 

以下はテキストと重複しますが、

開花前11~12日?(白秋)

萼が下り始めると開花まで11~12日程度です。

(テキストではメルヘン ケーニギンの写真を使っています。)

 

開花前8~9日?(瑞穂)

萼が開いて下り始め蕾の花弁全体が見えると、開花まで8~9日。

(テキストでは魅惑の写真を使っています。)

「枝直し」が必要なステムは、この頃から添え木を取り付けます。

またこれ以降、雨が降ると蕾の中に浸み込んで醜いシミになったり花弁を腐らせたりしますので、雨対策が必要になります。

 

……で、今日のところ、我が家の庭でこれ以上開花の進んだ株はありませんので、生々しいサンプルはここまでです。

講習会に参加できない会員様、また当ブログをご覧くださる皆さまには、今週末のブログにテキスト掲載の画像をズラリと並べますので、参考にしてください。

 

あ、そうそう、台風通過後、塩害の出ている芽がありました。

9月20日 塩害の出た芽

伸び始めて10㎝に満たないクリスチャン ディオールの芽です。

ディオールはステムが80~90㎝も伸びますので、下の方の葉がイジケていても、上の方のステムが健全に成長すれば問題なかろうと思い、そのまま放置しました。

で、今朝の様子です。

9月25日 塩害の出た芽

ご覧の通り塩害で黒くなっていた下方の葉(矢印)は縮こまってしまいましたが、それより上は狙い通り健全に伸び始めています。

 

というわけで、3連休の最終日、午前中は汗を流し午後はPCに向かって、一日中ばら道楽でした。

台風16号は真っすぐ西へ進んでいます。

新たに発生しそうな17号は、偏西風が本州上空まで下ってきたようですので、日本列島に近づくことはないと思います。

どうかこのまま、10月中旬の花期まで台風の来襲がありませんように!

三連休2日目

東海・関東地方は台風15号による豪雨……関東の会員様、被害はなかったでしょうか?

関西は台風の影響もなく、涼しく穏やかな秋の休日でした。

 

18日~19日にかけての台風14号の通過後、ばらさんたちの様子は一見平穏です。

9月24日 朝ー1

9月24日 朝ー2

ただし近づいて見ると、

9月24日 塩害―1

こんなのやら、

9月24日 塩害―2

こんなのやら。。。

中には、

9月24日 塩害―3

台風通過直後のブログで「樹勢が一気に弱まる」と予想した「芳純」ですが、事態はもっと深刻で、枯れる可能性が高くなりました。

多くの情報を集める必要がありますが、「芳純は塩害に弱い?」のでしょうか?

 

強風で枝がたくさん折れ、先端が吹き飛んだたツルばらですが、

9月24日 南側のツルばら

折れた枝先からすでに新芽が多数伸び始めています。

葉の大半が吹き飛んだ地植えのレッド広島も、

9月24日 レッド広島(地植え)

葉の残っていない枝からも新芽が伸び始めています。

枝先が吹き飛んだシュート枝は、

9月24日 台風の被害を受けたシュート枝

 

ステムが順調に伸び始めていましたので、その下の芽は掻き取ってありました。

その掻き取った芽の脇芽が伸び始めていました(赤・青の矢印)。

赤い矢印の方が勢いがありますので、青い矢印の芽は掻き取り、赤い矢印の芽の5㎜上を、改めて剪定しておきました。

11月下旬以降に伸びたステムに花が咲くと思います。

 

剪定以降ずっとご覧いただいているステムは、

9月24日 ラ マルセイエーズー1

ステムはすでに55㎝を越えました。

しかし、前回ご紹介したように塩害が顕著です。

9月24日 ラ マルセイエーズー2

矢印部分が縮れていますので、コンテスト花としては使えません。

家庭用の切り花候補です。

一方、塩害の出なかった(塩害に強い?)株は、

9月24日 レッド広島-1

ステムは順調に伸び、45㎝を越えています。

先端の矢印の部分は、

9月24日 レッド広島-2

ご覧の通り、すでに小豆大の芽がのぞいています。

もう一方のステムは、

3月24日 レッド広島-3

25㎝ほど伸びています。

こちらには、まだ蕾の気配がありません。

 

そんなこんなを確認して、夕方、定期薬剤散布を済ませました。

9月24日 定期薬剤散布

今日のレシピは、

ポリオキシンAL 水溶剤(殺菌剤)……32g

プレオ フロアブル(殺虫剤)……80㏄

アファーム乳剤(殺虫剤)……80㏄

マルチ ケーミン(微量要素剤)……80㏄

アプローチBI(展着剤)……100㏄

水……100ℓ

 

今回まで、規定濃度の2割減の散布を行いましたが、新芽に影響は出ていません。

次回からは規定濃度で散布します。

 

 

 

台風の後始末

台風14号が九州から日本列島をゆっくりと縦断して、今朝、三陸沖で温帯低気圧になりました。

各地から人的被害のニュースも届いていますが、皆様のお宅は如何でしたでしょうか。

被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。

 

当地、明石でも19日午前中から南東の暴風が吹きつけ、アメダスによればまだ暴風圏に入る前の14時19分、南南東の風32.7m/sec というのが瞬間最大風速だったようです。

九州に比べれば穏やかとはいうものの、これだけの風速になると、海から直線距離で約2㎞離れた我が家でも潮の臭いがします。

しかし夕暮れ頃からしっかりと雨が降ってくれましたので、致命的な塩害は出ないだろうと気が楽になりました。

夕方18時から日付が変わるまでが、台風の中心が最も近づき暴風雨に要注意……と言われていましたが、この時間帯は幸いなことに比較的「静か」でした。

 

今朝、明るくなるのを待って外に出てみますと、

9月20日朝 台風一過

少しでも鉢を重くして転倒を減らそうと思い、昨日は強風の中で朝と夕方、鉢に灌水しましたが、その甲斐あって数鉢の転倒で済みました。

しかし、南側に植わっているツルばらは多くの葉が飛び、枝が折れています。

9月20日朝 台風後のツルばら―1

矢印はドンファンと枝変わりでツル化したザ・マッカートニーローズですが、

9月20日朝 台風後のツルばら―2

近づいて見ると、先端がほぼすべて飛んでいました。

また、前回(18日)のブログでは、

9月18日 荒城の月など

たくさん葉があった「荒城の月」ですが、今朝は、

9月20日朝 台風後のツルばら―3

みすぼらしい葉になっています。

風の影響を最も強く受けたのは、梅雨明け剪定をせずに懸崖部分が長く伸びたままの「つるデンティベス」です。

9月20日 つるデンティベス

葉がほとんど残っていません。

晩秋に柿のような色になる実を楽しむために梅雨明け剪定をしなかったのですが、その実も大半は飛んでしまいました。

 

ツルばら以外にも、風当たりの強い場所にあった地植え株の葉が飛んでいます。

9月20日 レッド広島(地植え)

この株が枯れることはありませんが、秋の良花は望めません。

 

初めに鉢植えの転倒が少なかったと書きましたが、鉢に灌水をして重くしてあった以外に、「連環の計」を用いました。

通常は道路に面して2列に並べてある鉢は、陽当たりと風通しを考えて列間を30~40㎝空けてあります。

通常の配置―1

通常の配置―2

それを今回は、

9月20日朝 連環の計―1

9月20日朝 連環の計―2

2列の鉢を密着させておきました。

赤壁の戦い曹操軍は呉・蜀の連合軍に「火攻め」で大敗しましたが、今回の台風14号にはこの「連環の計」が効を奏したと思います。

(ちなみに「連環の計―2」の写真、奥の数株は「レッドクリフ」です。)

なお、体力に自信のあった数年前までは、

体力のあった頃

台風が来る度に掘り込み式のガレージに主力選手たちの鉢を入れていましたが、今は昔の物語です。

 

あ、そうそう!ばらの栽培書に「台風の時は、通過するまで鉢を倒して風の害を防ぐ」と書いてあるものがたくさんあります。

とんでもない間違いです‼

鉢を倒すとどうなるかと言えば、こうなります。

倒れた鉢のステム

これは「倒した鉢」ではなく「倒れた鉢」ですが、横倒しになっている間にステムは首を持ち上げ、上方に向かって伸びます。

その鉢を起こすと、ステムの先端はやはり上方に向かって伸びますので、たった1晩、横倒し状態にしただけでもステムはぐにゃりと曲がってしまいます。

この曲がりを矯正することはできませんので、「台風通過まで鉢を倒しておきます」などという記述を絶対に信じてはいけません。

 

雨が降って塩害の心配が減ったと書きましたが、もちろん皆無ではありません。

品種によって塩害の出やすいものもあるようです。

9月20日 塩害―1

9月20日 塩害―2

「塩害―1」の株(芳純)は樹勢が一気に弱まりそうです。

(こんな塩害を見るにつけても、浜辺に咲くハマナシはすごいなあと思います。)

 

塩害とは関係なしに、強風のために擦れたり折れたりしたステムがたくさんあります。

強風で擦れたステム

強風で折れたステム

これらは秋の適期に花を楽しむことを諦めて、秋花剪定をした位置よりさらに5枚葉1~2枚下の位置(上の写真の矢印)まで切り下げます。

折れた(擦れた)ステムの再剪定

この際、例の「ひと仕事」(剪定箇所の葉を葉柄でむしり取る)をして、剪定箇所の芽を着実に目覚めさせます。

こうすれば11月下旬以降に花を見ることができるはずです。

 

さて、剪定以降ずっと見ていただいているステムたちですが、

9月20日 ラ マルセイエーズー1

無事でした。

しかしよく見ると、

9月20日 ラ マルセイエーズー2

葉の先端部分(矢印)を中心に塩害が出ています。

これでコンテスト出品は100%無くなりました。

自宅の切り花になると思います。

一方、レッド広島は、

9月20日 レッド広島ー1

9月20日 レッド広島ー2

両方とも無傷です。

まだコンテスト出品の望みが残っています。

 

以上、台風14号通過後の様子でした。

「台風の後始末休暇」とか言って前もって有休をとってありましたので、長々とご報告いたしました。

 

この台風で被害に遭われた皆様に、改めて心からお見舞い申し上げます。

明日~明後日は暴風雨警報

どうやら「非常に強い」台風14号の直撃、しかも我が家に塩害をもたらす「南風」を避けることができない雲行きになっています。

関西全域がすでに強風域に入り、南東の風が時々強く吹いています。

明日の夕方以降、夜間の台風通過、関西はいずこも同じような暴風雨になりそう。

現在は九州南部が暴風圏に入っている模様。熊本の様子が気になります。

また、間もなく山口も暴風が吹き荒れる予報。備えは十分でしょうか?

更に悪いことに、台風のスピードが一向に上がりません。

ニュースでも頻りに「これまでに経験のない被害」が出そうで、とんでもない台風です。

 

さて、明日の夜には我が明石も暴風が吹き荒れそうですので、咲き残ったフロリバンダやツルばらの花も終わりになるかもしれません。

今朝は、

9月18日 朝 

これだけ採花できました。

明日の朝は採花できると思いますが、明後日以降は……

 

暴風の影響を一番受けるのは、現在真っすぐ上に伸ばしているツルばら達です。

9月18日 エマニエルなど

9月18日 荒城の月など

さて、これが台風通過後はどうなっていますことやら。。。

 

剪定後のステムの、1日の伸び具合を比較します。

昨日は、

9月17日 ラ マルセイエーズ

それが今日は、

9月18日 ラ マルセイエーズー1

すでに40㎝以上伸びていますので、ぱっと見では顕著な違いがありません。

しかしステムの先端をよく見ると、

9月18日 ラ マルセイエーズー2

はっきりと蕾の存在を確認できます。

側蕾がたくさんついていますが、まだ小さすぎて除去できません。

このステムは開花の時にはさらに15㎝以上は長くなり、60㎝程度の長さ=コンテストに出品できる長さになります。

(ただし、秋のラ マルセイエーズは花芯がキャベツになりますので、通常は出品することはありません。)

 

今伸び盛りのレッド広島は、1日の違いが見てわかると思います。

9月17日 レッド広島ー1

9月18日 レッド広島ー1

左上のこちらを向いている葉の白い痕跡は、昨日散布したトップジンMの薬痕です。

雨がちょっと降れば消えます。

9月17日 レッド広島ー2

9月18日 レッド広島ー2

ともに1日5㎝という伸び盛りに入っています。

 

そして昨日の「わけワカメの写真」になってしまった「花中花」ですが、今日、改めてカメラに収めました。

これならどうでしょう

9月18日 花中花

多少は「雄蕊の中から3輪小さな花が咲いている」と見えるでしょうか?

 

……と、通常の日曜日であれば、秋花に向かっての成長ぶりをご覧いただいて、「ほな来週は。。。」と平和にブログを締めることができるのですが、さて、今日ご紹介した画像、明後日にはどうなっていることでしょうか。

悲観的な予想です。

 

現在暴風雨の中にいらっしゃる九州の皆さま、そしてこれから暴風雨に見舞われる中国・四国・関西・北陸、そして東海地方の会員様、被害が少しでも小さくて済むよう、お祈り申し上げます。

「猛烈な」台風14号接近

中心気圧が910hPaまで発達した台風14号が南大東島の北東海上まで近づいています。

熱帯低気圧だった当初から「嫌な予感」はありましたが、ここまで発達するとは思っていませんでした。

しかも気象庁の進路予報では、従来ずっと申し上げている「我が家にとって最悪のコース」(日本海川沿岸を東進して、南風を吹かせる=塩害の出るコース)というわけで「早くも秋の花は終わった」と落胆しています。

ただし私が最も信頼している米軍のサイト(合同台風警報センター(JTWC) (navy.mil))では九州北部→山口・広島の陸地を通るコースを予想しています。

このコースでもやはり南風が吹きますが、多少は勢力が弱まるかも。。。

とは言え、暴風に見舞われることは避けられない感じです。

そして何よりも、当会に山口県の会員さんがいらっしゃいますし、毎回ばら展に協力してくださる熊本の大家もいらっしゃいますので、大きな被害が出ないようにと祈るばかりです。

 

さて、例によってこの1週間の採花の様子です。

フロリバンダ種とツルばらを切ってマンマイちゃんの花(仏壇花)にしています。

9月12日 朝

 

9月13日 朝

 

9月14日 朝

 

9月15日 朝

 

9月16日 朝

 

9月17日 朝

 

剪定後のステムの伸び方ですが、6日前の日曜日と比較します。

9月11日 ラ マルセイエーズ

9月17日 ラ マルセイエーズ

約40㎝になり先端のグチャグチャした未展開の葉の中に蕾がありそうな気配です。

 

9月11日 レッド広島ー1

9月17日 レッド広島ー1

そろそろ1日に5㎝以上伸びる急成長期に入ります。

 

9月11日 レッド広島ー2

9月17日 レッド広島ー2

剪定した芽が順調に伸び始めていますが、その下の芽(矢印)も伸び始めましたので、写真を撮った後に折り取りました。

 

また、「面白い写真」を狙っている……と書きました多肥による花芯の奇形ですが、

9月11日 花芯の奇形

これが今朝は、

9月17日 花芯の奇形

本来は、咲いている花の中にさらに小さな花が咲く「花中花」を狙っていたのですが、もともとの花弁が散ってしまい、「わけワカメの写真」になってしまいました。

 

さて、現在は順調にステムが伸び始めている地植え株ですが、

9月17日 南側に面した「舞扇」

この辺りは南からの暴風を一番受けそうです。

9月17日 御神木の「魅惑」など

西側に植わっていますが、風の通り道になる場所です。

 

若い頃は鉢植えをガレージや風の当たりにくい場所に移動していましたが、最近はそんな体力も気力もなくなっています。

明後日以降の階段の惨状が心配です。

せめてその光景を見届けようと思い、連休明けの20日(火曜)は「台風の後片付け休暇」を取って仕事を休みにしたのですが、台風の動きが遅く、その20日まで暴風雨の天気予報になっています。

 

今朝、まだ風が弱いうちに……と、定期薬剤散布をしました。

9月17日 定期薬剤散布

レシピは、

トップジンM水和剤(殺菌剤)……50g

コテツフロアブル(殺虫剤)……40㏄

ジェイエース水溶剤(殺虫剤)……80g

アプローチBI(展着剤)……100㏄

水……100ℓ

新たに伸び始めたステムの幼葉が未展開ですので、本来の濃度の80%で散布しました。

 

何はともあれ、台風の動きが気がかりです。

皆様も十二分に対策のほどを。。。

残暑が続きます

今日も残暑の厳しい1日でした。

朝の採花も少しだけ。

9月11日 朝

濃いローズピンクは1976年Anderson Rose Nursery作出のボニースコットランドという強香(ダマスク系)の品種です。

HT種ですが房咲性が豊か。

コンテスト品種ではありませんので、フロリバンダ扱いをして強香の花を房で楽しむのが良いと思います。

 

今日、ばらの作業は午前中だけでした。

剪定後、ずっと気になっていたシーアブリスの林を「固定」しました。

超高性の品種で、低く剪定してしまうとイジケて良い花を咲かせません。

1.8m~2mで剪定してありますので、枝がずっと風に揺られていました。

どうしても農竹などに縛り付けて固定する必要があります。

というわけで、

9月11日 シーアブリスの枝 固定ー1

茶色の矢印部分を、棕櫚縄で防虫ネットのフレームに結び付けてあります。

芽の伸びる方向を考慮して、上方に障害物(上段のフレームなど)が無いように、また伸びたステム同士が衝突したり交差したりしないように注意して縛り付けてあります。

また、農竹に結び付ける場合、

9月11日 シーアブリスの枝 固定-2

茶色の矢印が棕櫚縄で縛った部分、赤の矢印は農竹の先端、緑の矢印が剪定箇所です。

これはシーアブリスに限らずすべての品種に関して農竹に縛り付ける時の注意事項ですが、農竹の先端は剪定箇所よりも下に来るようにします。

なぜならば、やがて伸びていくステムが農竹と接触して葉やステムを傷つける事故を防ぐためです。

農竹が長~~い場合は、咲いた花を傷つけることもありますので注意を要します。

シーアブリスだけではなく、太いシュートが出て高い位置で剪定した株は、同様に農竹などに縛り付けて固定しました。

9月11日 シージャックの枝 固定

 

昨日、剪定後に剪定箇所の葉をむしり取る「ひと仕事」をした枝としなかった枝を比較した写真を掲載しましたが、別の品種の比較でしたので我ながら説得力に欠けると思っていました。

で、これならどうでしょう?

9月11日 メルヘンケーニギン

9月4日に剪定した地植えのメルヘンケーニギンですが、左と中の赤い矢印は「ひと仕事」をした枝、右の茶色の矢印は仕事をしなかった枝です。

これはついうっかり「ひと仕事」を忘れたものでもサボったものでもありません。

右の枝はわざと葉をむしらずに、開花期を遅らせようとしたものです。

1株のうち半分ほどの枝は「ひと仕事」をせずに放置して、開花期をずらして「コンテスト期間よりも早く開花してしまった~~」という失敗を回避するよう、わずかばかりの努力はしています。

 

昨日ご紹介した芽について、1日経過するとどうなるかをご覧に入れます。

9月10日 ラ マルセイエーズ

9月11日 ラ マルセイエーズ

昨日よりも2段分の葉が展開し始めています。

今週中ごろからは、1日に5~7㎝も伸びる急成長期に入ると思います。

 

9月10日 レッド広島-1

9月11日 レッド広島ー1

5㎜ほどだった芽が、約1㎝になりました。

9月10日 レッド広島ー2

9月11日 レッド広島ー2

昨日は先端が丸かった芽が、今日は尖っています。

昨日から今日までの積算温度は27.6℃上がっています。

 

なお「節」で剪定した部分からは複数の芽が伸びています。

9月11日 「節」で剪定した部分

この枝は4つの芽が伸び始めていましたので整理して、1芽だけ残しました。

9月11日 「節」の芽の整理

「節」から複数伸び始めた芽は、最も強そうな芽を1つだけ残します。

 

最後に、奇形の花が1輪咲いていました。

9月11日 奇形のマリーナ

先週、蕾が膨らんでいる時に施肥をしたため、窒素が急に効いて花の中にまた蕾ができています。

しばらく放置して、面白い写真を撮ろうと目論んでいます。

今夜は中秋の名月

日中は32℃越えの残暑でしたが、一昨日(8日)は二十四節気の白露、七十二候では草露白(草の露 白し)、そして今日は中秋節……というわけで朝夕の風は秋です。

中秋節(旧暦8月15日)が満月になることは少なく、翌日(十六夜)の方が丸い月であることが多いのですが、今年は見事に真ん丸です。

9月10日 19時50分

40年近く前、2年間北京で暮らしましたが、あの当時は中秋節が近づくと街のあちこちの商店で「月餅(ユエ ビン)」が売られていました。

まだ高層ビルなど1つもない時代の北京、裏道では纏足のおばあちゃんや元・宦官だったおじいちゃんが座り込んで雑談をしている……清朝の名残にあちこちで触れることができました。

週に何回か買い物に出かけていた自由市場が北京大学近くの中関村(チョングアンツン)にありましたが、その中関村は現在「中国のシリコンバレー」と呼ばれるほどのIT産業の中心地になっているとか。。。

当時の自由市場には生きたままのニワトリやハクレン・ソウギョなどの魚、そうそう今の時期であれば新彊ウィグル自治区の砂漠地帯から運ばれてくる哈密瓜(ハミグヮ)など、昔ながらの中国人と不便な生活がありました……しかし、現在の中国に比べたら、ずっと平穏で人間性豊かな空間(腹の立つことも含めて)だったと思います。

 

さてこの1週間、HT種は剪定しましたので採花は無し。

毎朝少しずつ咲くフロリバンダ種とツルばらをマンマイちゃんの花(仏壇花)にしています。

9月5日 朝

9月6日 朝

9月7日 朝

9月8日 朝

9月9日 朝

9月10日 朝

 

先週の日曜日(4日)、接近する台風11号による南からの強風を心配して、一気に秋花剪定をしてしまいました(9月4日「秋花剪定 一気に終わらせました」、及び9月5日「(番外編)シュート枝の秋花剪定」参照)。

あれから6日経過した芽の様子です。

まずは6日前の芽は……

9月4日 レッド広島のシュート剪定ー1・再掲

この芽は、

9月10日 レッド広島ー1

9月4日 レッド広島のシュート剪定ー2・再掲

9月10日 レッド広島―2

どっしりとしていたものの、全く動いていなかった芽⑨も、確実に動き始めています。

これはやはり「剪定後のもうひと仕事」(=剪定箇所の葉を葉柄からむしり取る)の効果だと思います。

そのひと仕事をしていない枝と比べると、芽の伸びのスタートの差が顕著です。

9月10日 「ひと仕事」をしていない芽の動き

 

さらに、超遅咲き品種として8月28日に剪定したラ マルセイエーズ。

剪定1週間後は、9月3日の「秋花剪定 進行中」の通り、

9月3日 ラ マルセイエーズの芽(再掲)

こんな感じでしたが、ほぼ2週間経過した今日は、

9月10日 ラ マルセイエーズ 剪定2週間経過

鉛筆程度の太さのステムゆえ、芽は1つに絞り、他の芽(矢印)は掻き取ります。

9月10日 ラ マルセイエーズ 芽掻き後

……で、お気づきでしょうか?

伸び始めた芽ですが、

9月10日 ヨトウガ?の食害

やられました。。。

どこかに5㎜くらいの犯人(ヨトウムシ)がいるのではないかと懸命に探しましたが、発見できませんでした。

 

というわけで、夕方の定期薬剤散布はヨトウムシ退治を念頭に置いて薬剤を選びました。

今日もまだ葉が少ないため、80ℓの散布でした。

来週からは100ℓに戻ると思います。

ほとんどの株で剪定後の芽がまだ展開していませんので、今回は通常の濃度での散布です。

来週以降、新芽が展開し始めれば、2週間ほどはやや薄めで散布することが必要になります。

9月10日 定期薬剤散布

ラリー乳剤(殺菌剤)……20㏄ 

ディアナSC(殺虫剤・オオタバコガ/ヨトウムシ対策)……20㏄

アファーム乳剤(殺虫剤・オオタバコガ/ヨトウムシ対策)……80㏄

バイオアクト(ダニ忌避剤)……80㏄

マルチケーミン(微量要素剤)……80㏄

アプローチBI(展着剤)……80㏄

水……80ℓ

 

ラリー乳剤は今年初めての登場です。

EBI剤としては、ずっとサルバトーレMEを使ってきましたが、とうとう使い切って瓶が空になりました。

ラリーはうどん粉病発生時の「切り札薬」として温存していたのですが、有効期限の問題もあり、今回以降、使い切るまでEBI剤として使用します。

また、ダニ忌避剤として今夏も「エエ仕事」をしてくれたバイオアクトですが、今回で今年の仕事は終了……という予定です。