晴天の日曜日、昼間の陽射しは暑かったです。
明石の最高気温は、午後1時半頃の24.1℃でしたが、神戸は25.2℃……夏日を記録したようです。
そんな中、様々な品種が咲いています。
明日、ちょっと「大口」の届け先に花を持って行こうと思っていますので、夕方に100輪ちょっと採花しました。
記念写真をたくさん撮りました。
夕日の中での撮影ですので色合いがよくありませんが、並べておきます。
古い品種ですが、たくさんの細枝に同時に複数の花が咲きます。
ステムは概して短いです。
ただ、時々長大に伸びるステムがあり、それがコンテスト会場に行きます。
時々ご覧いただいている営利用切り花品種です。
今後市場に出回るかどうかは分かりませんが、新奇性のある花色だと思います。
ユートピア同様、なかなか60㎝以上のステムになりません。
しかし、澄んだ赤色は近年のコンテスト花の「赤」の中ではピカイチです。
この数年来、凝っている絞り品種です。
秋でも4~8輪の房咲になり、過日のコンテストの「房咲競技」に出品して、まさかの1等賞でした。
早咲き品種で、9月4日に剪定したものは10月上旬にほぼ開花しました。
これが最後の1輪です。
ご覧のように7分咲きまではグチャグチャとした一見窒素過多のような咲き方です。
ところが8分~満開になるとすっきりとした花形になる不思議な品種です。
何の説明もいらない、現在のコンテスト花の王者です。
どんな状況で咲いても花芯は乱れず、ステムも良く伸びます。
しかし、しばしば申し上げるように、「誰が作っても同じように咲く」「切った途端に『白褪(しろざ)め』て艶っぽさが無くなる」という欠点?に目くじらを立てている……のは、私だけです(困った時の「手児奈頼み」で、私もずいぶん助けてもらっています)。
夏の間は赤かった花色が、この時期にはキッチリと本来の茶色に咲きます。
職場に持って行くと女性たちが「わ~~、きれい」と言いますが、どう見ても「変な色」だと思います。。。だから面白いのですが。
春は100%花首が90度曲がりますが、秋はちゃんと上を向いて咲いてくれます。
今年の暑中見舞いの写真にこの株に咲いた2番花を使いました。
今朝は硬い蕾で「明日の切り花」と予定していたのですが、1日で一気に開いてしまいました。
ご老体が花を咲かせています。
今年で引退……と思って、接ぎ木をしてお世継ぎの準備ができていますが、不思議なことにどの品種・株も「お世継ぎ」ができると俄然元気を取り戻す……そんな「ご老体株」が多いように思います。
コンテストが終了してから、良花をたくさん咲かせています。
我が家のディオールたちはコンテストが嫌いらしい。。。
花芯が低いのでコンテストにはキビシイ品種ですが、太枝性の強健な株。
雨にも強い弁質で、家庭用切り花には最適な品種だと思います。
ユートピアやホット神崎、カノープスなどと同じ交配種(ジェミニ×コロラマ)の中では最も強健で、ステムも良く伸びます。
ただし花芯のまとまりが悪いので、ご近所にお配りする品種として大活躍しています。
類を見ないほど美しいオレンジ色の花で、葉もピッカピカ。
しかし花弁数が少なく(14、5枚)花保ちは最悪です。
写真の状態から2時間で全開の平咲きになります。それはそれで黄色い雄蕊もきれいなのですが。。。
私がコンテストで初めて1等賞を頂いた品種です。
その樹齢30数年の株は、今でも現役です。
今回のコンテストの10本組花で、真ん中に2輪並べました。
我が家にはローラが2株ありますが、「エエ花」を咲かせる株は1株だけ。
もう1株は家庭用切り花レベルの花しか咲きません。。。血筋でしょうか?
写真の花はまだ3分咲ですが、高芯の巨大な花容になりそうです。
概して小ぶりの花が多いヴィオレですが、時々(1、2年に1輪)ものすごい花を見せてくれます。
今年の春はキャベツ芯の駄花ばかりでしたが、現在咲いている花はすべてがコンテストレベルです。
ふわっとした巨大輪が魅力的ですが、風が吹くと花弁が擦れて茶色い傷になる、花弁が固いのでコンテスト会場でドレッシングが難しい、超高性(現在2.5~3mの高さで咲いています)ので、切ってみないと花芯の良否を確認できない……など、気難しい品種です。
この秋は、「咲華都(さかと)」よりもジェミニの方が良いようです。
花芯がよくまとまり、紅の覆輪も濃く出ます。
これらを暗くなる前に切り、明日の朝、ある届け先に持って行くためにラッピングしてあります。
昨日のブログで、「魅惑の花径が16㎝」と書いたところ、家内から「嘘だ!せいぜい13㎝」と𠮟られました。
「ならば測ってやろうぢゃァないか!」と啖呵を切って、測りました。
……17㎝ありました。(11時→5時の方向ならば、もっとあるかも。。。)
丸1日経過しても、花芯がキッチリと巻いています。
良く咲いた花は、最後まで花芯は乱れません。
左右の魅惑は「普通の魅惑」です。
真ん中の魅惑がいかに大きいか、これならわかっていただけると思います。
さて、本日の作業は、咲き終わった花柄を摘みました。
秋花は切り花にする場合は深切りをしても構いませんが、樹で咲かせた場合は冬に向けて1枚でも多く葉が残っていると、光合成の助けになると思いますので、花首だけを切り取ります。
↑ 作業前です。
花首だけを切ります。
矢印が花首を切った跡です。
さて最後に、薬剤散布。
実は10月13日、多くの会員の皆様のご協力により、ばら展会場の準備が思いのほか早く終わり、明るいうちに帰宅できましたので、臨時に薬剤散布をしました。
メイン・ターゲットはミカンキイロアザミウマです。
薬剤レシピは、
フルピカフロアブル(殺菌剤)……50㏄
ディアナSC(殺虫剤・ミカンキイロアザミウマ対策)……40㏄
アプローチBI(展着剤)……100㏄
水……100ℓ
そして今朝、10日ぶりに定期薬剤散布をしました。
薬剤レシピは、
ポリオキシンAL水溶剤(殺菌剤)……40g
スピノエース顆粒水和剤(殺虫剤)……25g
ジェイエース水溶剤(殺虫剤)……100g
アプローチBI(展着剤)……100㏄
水……100ℓ
以上です。