昨日に続き、朝から晴天のみどりの日。
その祝日の名前の通り、草むしりやら何やら、緑と戯れて1日が過ぎました。
先ずは、朝の様子。
明日は朝から雨降りの予報。
予定通りコンテストが開催されるならば、大わらわで庭中にビニール傘をさす作業に追われていたはずです。
しかし、コンテストが無ければその必要もありません。
今日は「今する必要のない作業」をして、失敗しています。
それは、昨日、薬剤散布の際に細枝が茂って風通し(=薬のかかり具合)が悪くなっているのが気になりましたので、実施した作業ですが。。
右の矢印の枝は鉛筆よりやや細い程度で、ブラインド(蕾が乗らない枝)になっていましたので、1.5番花を見るために2段目の5枚葉でピンチしたものです。
それに対して左の矢印の枝は、鉛筆の半分ほどの太さで20㎝ほど伸びて成長が止まっています。
このような枝が風通しを悪くし、病虫害の元凶になりますので、カットします。
この作業は、1番花が終わった5月下旬~6月上旬に行えば良いのですが、コンテストが無くなって時間に余裕がありましたので、本日実施しました。
見た目は、大して変わり映えしませんねぇ。。。失礼しました。
ところが、事故発生!
去年1月に接ぎ木して、12月に地植えしたばかりの若い株。
細枝ばかりだと思って2年目の枝を株元から切ると・・・
バサッと大きな枝が崩れ落ちました。
本当は←の所で切らなければならなかったのに~~(涙)
若株にとって非常に貴重な太いステム2本を失ってしまいました。
今やらなくてもよい作業をやっての大失敗!!
まぁ、長年ばら作りをしていると、この手の失敗は誰でも経験することだと思います。
(コンテスト出品のために、朝早く、薄暗い中で採花する時に、出品予定の枝を左手でキープし、右手を茂みの中に突っ込んでハサミで切ると、隣の立派なステム=翌日出品予定の花がバサッと崩れ落ちたこともありました。)
昨年発生した台芽を鉢植えにして育てていることを、4月11日「ヨトウムシの卵」の記事でご紹介しました。
そのトゲナシノイバラです。
←の枝が勢い良く伸びていますので、スタンダード台木にしようと思い、挿し木をしました。
準備したのは、6号鉢とよく切れる接ぎ木ナイフと用土。
その用土はバイオゴールド社の「Stress ZERO」という商品。
これは挿し木をしたり、接ぎ木したばかりの台木を植えたりすると、大変成績が良くてお気に入りです。。。ただし、とっても高価。
私が使用しているのは、コンテストの商品としていただいたモノです。
先ずは1時間ほど水揚げ。
次に、下の方1mほどにある芽を、すべて削ぎ取ります。
挿し木で土に埋まる部分に芽が残っていると、そこから「台芽の台芽」が発生しますので、特に丁寧に取り去ります。
そのまま挿しても良いのですが、私は念のために「ルートン」などの発根促進剤を使います。
根元を鋭いナイフでくさび型にスパッと切ります。
充分水を吸わせた用土に細い棒で穴をあけて、発根促進剤が落ちないように植え込みます。
当分の間、日の当たらない「明るい日陰」で管理します。
明日以降、上の方が萎れますが、(たぶん)枯れることはないと思います。
そのトゲナシノイバラの花が咲いていました。良い香りがします。
一重の花つながりで、今日咲いていた一重の花たち。
皆様ご存知のプレイボーイです。
薬っぽい香りが面白く、光り輝く美しい照り葉も人目をひきます。
さすがにプレイボーイは、良い服を着ているなあと感心しています。
こっちはプレイガール。
ハマナシ(ハマナス)のような花で、プレイボーイに比べると、やや地味でしょうか。
切り花にすると花弁が閉じ気味になり、全開になってくれません。
2017年 田頭数蔵さん(広島バラ園)作出のフロリバンダ種です。
咲き始めは黄色が濃く出ますが、すぐに退色して白い花になります。
ペルシカ種の特徴である中心のブロッチは最後まで消えません。
他のペルシカ種の改良品種は、シュラブが一般的ですが、これは完全な木立性です。
鉢植えで栽培できます。
また、名前の通り香りも良く、面白い品種です。
ただし、トゲがきついのはゴメンナサイです。
好天に恵まれ、ブイブイ(カナブン)たちも盛んに飛び回るようになりました。
白・ピンク・黄色など淡色系の花に潜り込みますので、是非とも対策が必要です。
我が家ではコンテスト用の主力選手たちはネットの中にいますが、鉢植えの連中、ネットに入りきらない連中には、キャップをかぶせます。
100円ショップで売っている台所用の「水切りネット」を利用します。
ただ、雨に濡れた後にキャップをかぶせたまま放置しますと、ボトリチス病(灰色カビ病)が発生しがちです。
雨の後は、乾くまで一旦帽子を外さなければなりません。
明日は、その雨が降りそう。
庭の作業が出来そうにありませんので、今夜は2日分の記事を書きました。