梅雨の中休みで晴天の一日……って、まだ5月23日やんか!っと、思わず「突っ込み」を入れたくなります。
例年ならば、一番花の終わりが近づき「そろそろ元肥入れの準備をしなければ」と言っている時期です。
とりあえず、今朝の鉢植え。
わずかにFL種の咲き残りがあるだけになりました。
さて、本日の午前中、地植えに元肥を施しました。
講習会でいつもお話しているように、私は12月の「冬の元肥」は、もみ殻たい肥と骨粉(またはバッドグァノ)などのリン酸肥料のみを与えます。
理由は、
1・12月に施す元肥が分解を始めるのは、気温が上昇する4月以降であり、そうなると12月に窒素肥料を与えていれば、5月の開花時には窒素分が効いてしまい、花色がボケる上に花芯のまとまらない駄花ばかりになってしまう。
2・梅雨入り前に1年間分の元肥を施せば、窒素分が1番花に悪影響を及ぼすことはなく、かつ気温が高い上に梅雨の雨のおかげで肥料が分解しやすく、シュート発生の原動力になる。
と考えて、この20数年来「元肥は梅雨入り前」という栽培をしています。
ラインナップは昨日も御紹介しましたが、
ミートンエースの成分は、
これは屠殺場の血液や毛、肉片・骨などを利用した肥料で、ペレット状になっています。
窒素分が多いのですが、鉄分やカロチン、ミネラル、動物油脂などを含んでいますので「微量要素補充」を主な目的として使っています。
地植え90株に20㎏施しました。
次に、BN発酵有機は、
これは「放線菌・乳酸菌・枯草菌・酵母菌等の土壌有益菌を増殖し、土壌を微生物的に改善します」という謳い文句につられて使っています。
地植え株90株に40㎏施しました。
この先1週間ほど、庭は肥料の匂いが充満します。
都市部で周囲に家が密集していると気が引ける匂いですが、幸いなことに我が家は隣が畑ですので、遠慮なく匂わせています。
午後は鉢植えに「お礼肥え」。
使用したのは、近くのホームセンターで購入した「発酵油粕」の大粒。
ただ、時間的に全ての鉢に施すことが出来ず、残り半分は来週の土・日ということになりました。
しかし、それぞれの鉢には例の「マグアンプK」の大量投入をしてありますので、肥料切れの心配はありません。
最後に夕方、薬剤の定期散布。
本日のレシピは、
トップジンM(殺菌剤)……65g
アファーム(殺虫剤)……100CC
アプローチBI(展着剤)……100CC
水……100ℓ
トップジンMは、葉に薬剤痕が残ります(とは言っても、1度雨が降ると消えますが)ので、開花期には(私は)使いません。
しかし花がなくなりましたので、秋の開花期までローテーションに組み込みます。