関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

元肥入れ作業

梅雨の中休みで晴天の一日……って、まだ5月23日やんか!っと、思わず「突っ込み」を入れたくなります。

例年ならば、一番花の終わりが近づき「そろそろ元肥入れの準備をしなければ」と言っている時期です。

 

とりあえず、今朝の鉢植え。

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5月23日

わずかにFL種の咲き残りがあるだけになりました。

 

さて、本日の午前中、地植えに元肥を施しました。

講習会でいつもお話しているように、私は12月の「冬の元肥」は、もみ殻たい肥と骨粉(またはバッドグァノ)などのリン酸肥料のみを与えます。

理由は、

1・12月に施す元肥が分解を始めるのは、気温が上昇する4月以降であり、そうなると12月に窒素肥料を与えていれば、5月の開花時には窒素分が効いてしまい、花色がボケる上に花芯のまとまらない駄花ばかりになってしまう。

2・梅雨入り前に1年間分の元肥を施せば、窒素分が1番花に悪影響を及ぼすことはなく、かつ気温が高い上に梅雨の雨のおかげで肥料が分解しやすく、シュート発生の原動力になる。

と考えて、この20数年来「元肥は梅雨入り前」という栽培をしています。

ラインナップは昨日も御紹介しましたが、

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ミートンエースの成分は、

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ミートンエース

これは屠殺場の血液や毛、肉片・骨などを利用した肥料で、ペレット状になっています。

窒素分が多いのですが、鉄分やカロチン、ミネラル、動物油脂などを含んでいますので「微量要素補充」を主な目的として使っています。

地植え90株に20㎏施しました。

 

次に、BN発酵有機は、

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BN発酵有機

これは「放線菌・乳酸菌・枯草菌・酵母菌等の土壌有益菌を増殖し、土壌を微生物的に改善します」という謳い文句につられて使っています。

地植え株90株に40㎏施しました。

 

この先1週間ほど、庭は肥料の匂いが充満します。

都市部で周囲に家が密集していると気が引ける匂いですが、幸いなことに我が家は隣が畑ですので、遠慮なく匂わせています。

 

午後は鉢植えに「お礼肥え」。

使用したのは、近くのホームセンターで購入した「発酵油粕」の大粒。

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発酵油粕

ただ、時間的に全ての鉢に施すことが出来ず、残り半分は来週の土・日ということになりました。

しかし、それぞれの鉢には例の「マグアンプK」の大量投入をしてありますので、肥料切れの心配はありません。

 

最後に夕方、薬剤の定期散布。

本日のレシピは、

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5月23日

トップジンM(殺菌剤)……65g

アファーム(殺虫剤)……100CC 

アプローチBI(展着剤)……100CC 

水……100ℓ

 

トップジンMは、葉に薬剤痕が残ります(とは言っても、1度雨が降ると消えますが)ので、開花期には(私は)使いません。

しかし花がなくなりましたので、秋の開花期までローテーションに組み込みます。