まずは残念なお知らせから。
6月6日は長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会の予定でしたが、緊急事態宣言の延長が決まりましたので、中止ということになりました。
6月~7月の手入れに関しましては、このブログでも極力ご紹介いたしますので、参考にしていただければ幸甚です。
次回の講習会の予定は8月1日ですが、この時には早くも「夏の剪定」のお話になりますね。
さて、近畿地方は未曽有の早い梅雨入りでしたが、その雨の影響で我が家ではボトリチス(灰色カビ)病が多発しています。
とは言っても、花や蕾ではなく、散った花弁が纏(まと)わりついた茎や葉に見られます。
ボトリチス(灰色カビ)病ー1
散った花弁が矢印➡の部分に纏わりついていました。
剥がしてみると白っぽいカビが見られます。これがまさに「灰色カビ」です!
散った花弁が付着した葉にも発生します。
上の←が付着した花弁、下の矢印↑にカビが見られます。
ちなみに葉裏にもカビ↑が見えてます(見えづらいですが。。。)
さて、1番花の後に切り戻したステムから2~3本の芽が伸び始めています。
このまま放置しますと、2本が4本に、4本が8本に……と込み合って風通し(=薬剤の掛かり具合)が悪くなって、病虫害の原因になります。
夏の剪定まで1本の枝は、ず~~~~~っと1本のまま伸ばします。
基本的には上の芽を伸ばし、下の芽は欠き取ります。
しかし、上の芽よりも下の芽の方が勢いの良いものもあります。
この場合は上の芽を欠き取ります。
また、上の芽の方向が悪いこともあります。
これは、上の芽を伸ばすと樹形が横張となり、広いスペースが必要になります。
そこで、
下の芽は「内芽」ですので木が直立形になり、横の株を干渉することが少なくなります。
といった作業をしながら、本日・梅雨の中休みの土曜日、鉢植えにエサ(肥料)を与えました。
先の日曜日に地植えに施した元肥は、雨のおかげで順調に分解を始めています。
匂いもさることながら、例によってショウジョウバエが大発生していまして、例年通り家内の愚痴が聞こえています。
コロナやら自粛やらと異常なことが続く中で、「例年通り」のありがたみを痛感しています。