ゴールデンウィークの連休も終わりに近づき、やっと好天に恵まれた子供の日。
久々に穏やかな青空の下、ツルばらと鉢植え株が盛んに咲いています。


手前のピンクが我が家でツル化した「ザ マッカートニーローズ」と赤黒いのが「ドンファン」、奥の黄色が「荒城の月」です。
方向を変えると、

「荒城の月」の右側に、やはり我が家でツル化した「メイド オブ オーナー」があるのですが、お分かりでしょうか?

「荒城の月」よりも遅咲きですので、まだ蕾が多く見られます。
今咲いている花を切ってみると、

右の花はすでにブイブイ(カナブン・ハナムグリの類)に喰われて、弁端が傷ついています。
今日のように風の弱い好天の日は、「ザ マッカートニーローズ」「荒城の月」「メイド オブ オーナー」の3株とも、気の毒ですが「ブイブイの餌」状態になっています。
しかし遠目には、一応きれいに咲いているように見えます。


これらを2階のベランダから見下ろしますと、

右側の「荒城の月」はこの数日の強風のために多くの枝が踏みつけられたようにひしゃげています。

3品種のツル枝が混ざり合っています。
右側のオレンジ色に近いのが「エマニエル」、真ん中のピンクが「ザ マッカートニーローズ」、左側に多い濃い赤色は「ドンファン」です。
さて4月6日に仕事を休んで地植え株の足元に茂った草を抜きましたが、わずか1ヶ月で再びクラウン(株元)部分が埋もれてしまうほど草が繁っていましたので、今日は午前中に急遽、草抜きをしました。



早い株ではベーサルシュートが出始めています。
クラウン部分に日光が当たるようにして、更なるシュートの発生と成長を促すことが必要です。
草抜き作業で午前の時間が過ぎてしまい、今日の採花は午後になりました。

今日切った花で、今シーズンまだご紹介していない品種を並べます。
先ずはHT種。

香りの品種として栽培しています。

これも香りの品種です。

バリバリのコンテスト品種が咲き始めました……と言うか、コンテストまでまだ10日もあるのに咲き始めてしまいました。
白色のコンテスト品種では今のところ「白秋」が最強だと思います。

初心者の頃から栽培している品種で、我が家では「レモンちゃん」と呼んでいます。
春は「メルヘン ケーニギン」と同様に、ステムの上部に5枚葉が揃わず、バランスの悪い枝姿になってしまいます。

表弁の燃えるような赤色が魅力ですが、「日焼け」します。
この花も外弁の弁端が焼けていますので、コンテストでは真っ先に落とされるでしょう。
コンテスト期間であれば色付きのビニール傘を差し掛けて日焼けを防ぎます。

コンテスト用という花形ではありませんが、愛らしい花が揃って咲きます。
樹勢も強く、良い品種だと思います。

「ローラ」に比べてオレンジ色に透明感があり、爽やかな感じがします。
ただし品種の登録は「HT」ではなく「Gr(グランディフローラ)」です。
つまり「クイーン エリザベス」と同じ房咲き種です。
しかし中心の1輪だけを咲かせると立派な「HT」風になります。
近年はあまり「Gr」と言わないようですので、良花が咲けば私はHT種部門に出品しています。

「オクトーバー フェスト」とは逆に、こちらの登録はHT種です。
しかし花が小さい上に房咲き性が豊かですので、我が家ではフロリバンダ種として育てています。
京成バラ園作出の営利切り花品種で、主にヨーロッパで栽培されているようです。
ハウス内で栽培すると透明感のある山吹色になり人気があるそうですが、我が家のように露地栽培では色が濃くなってしまいます。
ツルばらの「エマニエル」ですが、香りがある上に花形も半剣弁高芯咲きで我が家の家風にぴったりとハマっています。

フロリバンダ種は真ん中の蕾を早い時期にピンチしたものは、まだ咲いていません。


今咲いているのは、真ん中の蕾の処理をしていない株の、その真ん中の蕾です。


昨年春の「大阪ばらコンテスト」に我が関西ばら会のN顧問の出品なさった「マチルダ」5枝は見事でした。
その1週間後、福山での世界バラ会議コンテストのフロリバンダ部門でN顧問は「マチルダ」を出品なさり「世界バラ連合審査特別賞」を受賞なさいました。
しかし、福山の「マチルダ」よりも大阪で拝見した「マチルダ」の方がはるかに良い花でした。

この株は樹齢40年の最古参株の一つです。

輝くようなローズピンクが何とも言えない魅力です。

香りの品種として栽培しています。
そして香りと言えば、


明石でばら作りを始めた時から、門柱脇にいて我が家の象徴的存在だった初代スタンダード仕立ての「メリル」が老化したため、5年前に自分で台木を育てて芽接ぎをした2代目スタンダードの「メリル」です。
5年経過して巨大な株に成長したのは、先代から採った穂木(芽)とトゲナシノイバラの台木との相性がバッチリだったのでしょう。
そもそも庭に防虫ネットを張るようになったのは、この(先代)スタンダード「メリル」のきれいな花を見たかったためです。
2週間先の満開が待たれます。
庭仕事の最後に、咲いているフロリバンダ種の中心の花だけを花首で切って浮花にしました。

なんだか締まりのないぼやけた感じになったのは、ポイントとなる色の濃い(赤色などの)花が無かったせいでしょうか?
何や彼やで、の~~んびりとばらと戯れることのできる休日は、残り1日だけになりました。
この週末からはコンテスト1週間前の「臨戦態勢」に入ります。
ただし……多くの葉が強風のために傷ついていて、気分が今一つ昂揚していません。