スポーツの日を含めた3連休、ずっと晴天に恵まれました。
ただ、初日の土曜日は来客、中日の日曜日は町内会の役員会で、「ばら三昧」(「ばらの奴隷」とも言う)ができませんでしたが、最終日の今日は、朝からずっと庭を這いずり回っておりました。
発芽したばかりの雑草がばらの足元に密生していましたので、土の表面を手鍬で軽くガリガリと擦るように削って除草。
それと同時に2週間前にテッポウムシの食害を発見した株のチェック。
特に虫体を発見できずにカルホスを注入した株元から「大鋸屑(おがくず)」が出ていないことを確認しました。
10月20日に開花するように……という目標で「秋花剪定」をしましたが、今日から採花数が急に増えました。
目標の日にちまであと6日……異様な残暑が続く中で、プラスマイナス1週間以内の開花であれば、とりあえず「剪定合格」と言えるでしょうか?
今朝の花たちです。
我が家のコンテスト主力選手ゆえ、願わくばあと5日待っていて欲しかった花です。
必ずしもコンテスト品種とは言えませんが、花芯の「巻き」がきれいな花ですので、私は関西のコンテストの10本組花競技では、一番目立つド真ん中に活け込むことの多い品種です。
蛍光色のような輝く赤色は見事ですが、秋花は花芯がキャベツになりコンテストには使えません。
「春一発」の品種ですが、超遅咲きですので我が家では開花がコンテスト日程には間に合わず、まだ出品したことがありません。
これも超遅咲き品種です。
上の「ラ マルセイエーズ」とともに9月1日に剪定した鉢植えの株です。
オランダの切り花専用品種。
開花がゆっくりとしており、花保ちも抜群で、他の黄色品種とは全く違う優れた品種だと思います。
古い品種(1969年作出)ゆえ、弁質が弱くムズカシイ品種です。
巨大な赤花ですが、枝立ちが少なくコンテスト派用の品種という印象です。
全国的にはガーデン品種のイメージが強いと思いますが、関西では昔からコンテストにも出品されます。
2002年に京成バラ園で開催された日本ばら会の全国大会で、私は2本組花でローラを出品して理事長賞を頂戴しましたが、他の地域の方々は「ローラで1等とは……」と驚いていらっしゃいました。
しかし、関西の感覚では「ふつー」のことなんですが。。。
丸弁平咲きの巨大輪花で「我が家の家風」とは相容れない品種です。
10数年前に広島バラ園から「ブラックティー」の品種違いで届いたものです。
咲いた見慣れぬ花を見て、その巨大さと色合いに魅せられ、我が家の一員に加えました(しかも2株を地植えしています。品種違いを連絡すると「ブラックティー」2株も送られてきました)。
「馬鹿の一つ覚えで剣弁高芯ばかり作らずに、他の魅力的な品種にも目を向けてみよ」と、園主の田頭数蔵先輩がわざと品種違いの苗を送ってくださったのではないか?と、今になって思っています。
ガーデン用の丸弁の品種ですが、明石に家を建てた当初からの「住人」です。
つまり私がコンテスト派になる前からの付き合いです。
これもばら作りを始めた時から居る最古参の切り花用品種です。
加古川ばら会の長老・壷坂絢三氏作出の新品種。
昨年の大晦日に接ぎ木した新苗に咲いた花ですが、ステムが良く伸びて葉とのバランスが良く、弁質もしっかりしています。
母木が「ラ マルセイエーズ」ということで株の成長が早く、これはエエ品種だと思います。
品種が世間に広まるのが壷坂さんの願いだと思いますので、穂木をご所望でしたらどうぞ仰せつけください。
10月になっても高温が続いている所為か、花弁数の少ない花しか咲いていません。
旧名「ダイアナ プリンセス オブ ウェールズ」ですが、春よりも秋花の方が良い品種です。
花保ちが良く、堂々とした花容が魅力です。
ただ、ちょっと「鼻ぺちゃ(花芯が低い)」の感は否めませんが。
覆輪の紅の発色が良くありませんが、気温が高い時に咲く花は黄色が良く発色します。
今日が全国展ならば……と思っていた花ですが、花芯が今一つすっきりとしていませんね。。。コンテスト会場で懸命にドレッシングする姿が想像されます。
気温が高いため、もわ~~っと咲いてしまいました。
もう少し気温が下がると、キリっとするのですが。
花芯はそれなりに高いのですが、その「巻き」の中心がペコっとへこんだ「へそ」になっています。
「出べそ」にしたいのですが、切った後の「水揚げ」でどれだけ芯が上がるか……
オレンジ色の輝きは「ローラ」よりも優れています。
「オクトーバー」という名から秋のイメージですが、秋花は概して花芯がキャベツになります。
春の方が良花を見る可能性の高い品種です。
(登録上、本種はHT種ではなく、Gr(グランデ フローラ……大輪房咲き)種です。)
本来は純白の丸弁高芯花ですが、ピンクが出てしまいました。
1999年の大阪での全国展で、初めて会長賞を頂戴した品種です。
今年も全国展は「武州」で行こうと思っていたのですが、5日早く咲いてしまいました。残念!
故内山與八氏に頂戴した株です。
時々、エエ花を見せてくれますので大切にしています。
そんなこんなで、今朝はバケツ4杯分を採花しました。
午後から「火曜日~水曜日の雨対策」として、ビニール傘を取り付けるポールを差し込みました。
明日、仕事から帰ったらカンテラを照らしながらビニール傘を取り付ける予定です。
その他、先週ご覧いただいたクロロシス(欠鉄症)の株ですが……
これが今日は、
10号鉢に微量要素剤のアンプルを4本差し込んであります。
開花の時(来週中ごろ)には、きれいなグリーンの正常な葉になっているはずです。
我が家の階段の上り口には加古川ばら会のポスターも掲示しておきました。
いよいよ秋バラのシーズン突入で、採花やらばら展やらで忙しくなります。
とりあえず今度の土曜日(19日)は(公財)日本ばら会の全国展のため広島県福山市へ出かける予定ですので、土曜日のブログ更新はお休みにします。
悪しからず~~