金木犀の香りの季節ですね。ばら展に出品を予定されている方は、枝直しや輸送方法もそろそろ考えてみて下さい。
枝直しは別にしなくても良いですが、した方が見栄えは良いです(ハウスの場合やらない、もしくは簡便な方法を採用することも多いようですが)。
boketanさんの日本ばら会「ばらだより」2011年連載の方法
は、参考になりますが相当に凝ったやり方です。普通ここまではしません。
- 5ミリのヒノキ角棒(ブログ担当は最近4ミリ角棒)をホームセンターで買ってきて
- 65センチの長さに切る。
- それを上中下三か所ほどビニタイ(ビニールタイ 100均ショップで購入)で、らせん状に巻いて緩めに固定すれば十分でしょう。
カンナがけも、幅広輪ゴムも、パラフィルム(メデール)も必要ないので、一度試してみて下さい。(不要になったビニール傘の骨組みをバラして、ヒノキ棒の代わりに使っている方もいます。また近くの支柱に紐を使って真っすぐ立つように矯正するだけでもかなり違います)
65センチの理由は、規定で花首からフラスコの上部までの長さが最大50cmまでとされているので、65cmあればブスリとフラスコの底まで花枝を立てられて楽だね!いうことです。しかし初めは65cmの花枝を作るというのは大変難しいものです。
悪くもないけど良くもないブログ担当の花で申し訳ないですが、どちらにせよこんな感じでフラスコの口に何か詰め物をして固定するので、50cm程度あれば詰め物で枝を浮かせて固定出来ます。詰め物(キッチンペーパーなど)は大抵どこのばら会でも準備してくれています。そもそも一般・新人の部であれば50cm級が出てくることもあまりないはずなので、40cmでも30cmでも出来る限りで長く切って持ってきてください。
(参考までに上記の花は枝直しをしています。輸送は長距離の遠征を車でバケツ方式。花枝の下のほうが曲がっているので、フラスコに入れて体裁を整えるのに苦労しました。そういう意味では真っすぐ65cm以上のものを持っていくとセットが楽です。高温の日だったので、輸送過程でかなりの花が咲き進み過ぎてしまいました)
枝直しのタイミングは開花の5日前~7日前くらいです。蕾に色の筋(糸目と言うことも)が見えると開花の予測が出来ますので、そこから目星をつけて下さい。気温・環境・品種によって違いますが、HT(ハイブリッド・ティー)の10月後半の目安は以下の通りです(前回の講習会の内容より)。
輸送方法は以前、
で、簡便な輸送方法をご紹介しました。
ブログ担当自身は、たまたまばら展で見た(荷物を預かった?)やり方をそっくり真似していましたが、九州の方を駅までお迎えにいった際、大量の花をそのままバケツに入れて持参されたのに衝撃を受け、すっかりバケツ派に転向しています。
しかし来年は国際バラとガーデニングショウで盛り花を出品したいし、新たな方法を考えねばな~と思っているところです。
ブログ担当のところだと、10月後半のHTは通常色が見えて10日~11日で開花します。しばらく低温(+雨)が続くようなので、なんとか開花まで14日かかれば当会のばら展(10月27日~29日@長居公園)に出品出来るのにな~と祈っているところです。