珍しいコースを辿っている台風11号……本日(3日)16時には955hPaと気圧が上がっていますが、今後「非常に強い」レベルまで再発達して東シナ海を北上するという予報です。
対馬海峡を過ぎて日本海に入る6日の昼過ぎ、明石では非常に強い南風が吹きつけるでしょう。
潮風が上ってくる、我が家にとっては最悪の風……塩害が出るのではないかと憂慮しています。
先週から始めた秋花(のための)剪定ですが、超遅咲き品種から切り始め、現在、地植えはやや遅咲き品種(ローラ、さかと、マダムヴィオレなど)まで剪定を終了しています。
黄色の円内が剪定を終了した手児奈、ゴールデンハートなど。赤の円内は明日剪定予定の魅惑です。
同じく黄色の円内は剪定を終了した武州、狭山路、ジェミニなど。左側の赤い円は衣通姫(そどおりひめ)、右の赤い円内は6日に剪定予定のコンフィダンスとシージャックです。
前回のブログ(8月28日「秋花剪定を始めました」)で剪定のモデルにしたラ マルセイエーズですが、剪定後約1週間の今朝の芽の様子です。
「主役の枝」の芽ですが、剪定直後は ↓ こうでした。
剪定した時の「もうひと仕事」で葉をむしり取りましたが、その刺激でご覧の通り着実に芽が動いています。
さて、この1週間の4番花の採花状況です。
本格的に選定を始めましたので、来週以降はHT種は10月中旬の開花期まで、しばらくは花が極端に少なくなります。
朝の出勤前、採花に追われるのも1ヶ月半ほどお休みになります。
左下のバケツの赤い大輪花はクリスチャンディオールのシュートに咲いた花です。
夏花とは思えない立派な大きさ・花形で、全国展レベルのコンテストでもそこそこの賞が取れそうそうな秀花でした。
出勤前で時間がなく、アップの写真を残せなかったのが残念です。
(よく出来た花は花保ちも良く、4日以上、形を保っていました。。。花色の輝きはなくなりましたが。)
この日、コンフィダンスの枝変わり「織姫」の新苗の花が咲きました。
伊丹ばら園で出た枝変わりです。
ばら作りを始めた30数年前、大苗を購入して植えたのですが、春の花を見ないうちに枯らしてしまった品種です。
カタログに「脆弱性がある」と書かれてあるほど弱く育てにくい品種で、初心者だった私には無謀な挑戦だったようです。
そして今年、姫野さんのところから新苗を購入して、再チャレンジしています。
新苗で3輪も咲きましたので、私のばら作りの技術も、30数年が経過して少しは上達したようです(ただし、バラハキリバチの食害は笑ってやってください)。
左のバケツの「2時」の位置にあるのはメルヘンケーニギンです。
関東の大先生から「色の濃いメルヘン」として何年か前に穂木を頂戴して栽培していました。
ただ、我が家のメルヘンは ↓ こんな色です。
以前にもご紹介しましたが、香川の農学博士S君が私のメルヘンを見るや否や「トゲが赤い」と指摘してくれました。
我が家のメルヘンはこの色が主流ですので、上の関東の血筋のメルヘンは申し訳ないのですが見劣りします。
この冬でお別れすることになりそうです。
さて、明日は地植えの「普通咲き品種」と鉢植えの多くの株を剪定する予定です。
鉢植えは台風が来る前に樹高を低くしておきたいので、ひょっとしたら全株一斉に剪定するかもしれません。
そのあたりはまた明日、報告いたします。