関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

そろそろ本剪定?

 今日はバレンタインでしたね。バレンタインを過ぎてから3月初旬までが、関西の本剪定の適期だと言われます。

寒冷地ですとあまり早く剪定してしまうと、芽が伸びた頃に寒さにあたって、花芽がつかない(ブラインド)ことが頻発するようですが、関西平野部の気候だとあまり関係ないようです。(ビッグチーフなど特別ブラインドしやすい品種というのもあるようですが)

 

 とはいえ2015年と2016年は異常に暑く開花が早まりました。ばら展に出品しようと思うと、本剪定の時期も色々考えます。

我々のばら展「大阪ばら祭り 2017」は5月12日(金)~5月14日(日)(@花博記念公園 「咲くやこの花館」)です。ひと昔前まではこの日程だと「少し早い」といったところだったようです。しかしここ二年は暑すぎて、ベテランでさえも「もう花がない」といった状況でした。(主にハイブリッドティー種のことで、フロリバンダ・モダンシュラブはちょうど)

ベテランが出品するような花は、長く伸びた花枝に豪華な花が咲くのでやや遅く咲くものですが、それでも苦しかったとなるとブログ担当のような未熟者の花枝ですともっと早く咲く?だから剪定はかなり遅くしようか?でも今年は涼しい春だと困るし・・・などと迷うのもまた楽しいものです。

 

 基本的に春の剪定は秋と違って、早くしようが遅くしようが、咲く日はそれほど変わらずお天道様次第なので、気楽に、可能ならばフロリバンダやモダンシュラブ(イングリッシュローズなど)から剪定なさって下さい。

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岡本勘治郎氏作出の「高雄」という品種です。

鉢の土替え

 冬作業はお済でしょうか?ブログ担当はさぼりにさぼっていたため、鉢ばらの土替えがまだ終わっていません。早朝に起きて一日一鉢土替えすれば一か月で30鉢出来る!と一月初めに誓ったと思うのですが、現実にはまるで進みません。

 

 12月の講習会の時に土替えは説明したのですが、2月はしていなかったと思うので一応ここでブログ担当のところのをご覧に入れます。

 

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ブログ担当はこんな感じで土を落としてから約半分に切ります。切ってから残った部分はさらに念入りに土を落として、土が固まっている場合(購入した苗に多い)は水洗いもして土を落とし、癌腫等の被害がないか確認します。勿論切り捨てた下半分もチェックします。ちなみに上記画像は魅惑という品種で懸崖型8号スリット鉢で育てていました。

 

 

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このような感じで分かりやすく癌腫がついていれば一目で分かりますが、根っこをめくる下から覗きこむという行為してやっと見つかる場合もあるので、念入りにすることをお勧めします。この癌腫株は業者から買った新苗ですが、土替えするまで気づかずにいました・・・・迂闊を通り越してボケてきたのか?と自分を疑いたくなります。

 

いきなり地植えにしてしまうと、病気の発見が困難であったり、育ててみるとイマイチだなぁ、植える場所を変えたい、といった場合抜くのが面倒なので、なるべくなら外部からきた株は一年鉢植えで育てて、夏と秋に育成条件の試行錯誤・冬に病害虫のチェックを済ませてから地植えにしたほうが良いと思います(なかなか面倒で難しいですが)

 

 

f:id:kansairose:20170211204056j:plainこれは昨年接いだ新苗ですが(白いのは雪です)、一年鉢で育てて根を張らせてから地植えにしたほうが、隣の株との競合にも抵抗力がつきますし、万事好都合だと思われます。

 

 ブログ担当は鉢の中を出来るだけ白根で一杯にしたいという考え方で、かなり浅植えですが、会としてこの方式を勧めているわけではないのでご注意下さい。(浅植えをする場合、植え込み時入念に土を抑え込んで揺れないようにする必要があります。二月の講習会に来られた方はお分かりかと思いますが・・・・)

 

 癌腫に関しては、福井教授の下記の内容が分かりやすく、信頼出来るものと思われますのでよろしければご覧ください。

http://www.nichibara.com/2012/2012_gansyu_fukui.pdf

Facebookページを作りました

 関西ばら会のFacebookページを作成しました。

「いいね!」をクリックしていただけると、ブログが更新した場合、そのことがFacebook上で表示されると思うので便利だと思います。

 

Facebookを利用されている方は、「関西ばら会」で検索してみて下さい(バラではなく平仮名で「ばら」でお願いします)。よろしくお願いいたします。

ミスティ・パープル、ストロベリーフリル、シュネーヴィッチェン

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 ばら展の様子を少しご紹介します。真ん中は「ミスティパープル」という品種です。河本純子氏作出のバラです。
非常に美しいバラで、特に女性が好むバラだと思います。(写真は非常に下手ですがご勘弁を)

 河本さんのバラは美しく個性があるのですが、少し難しいところもあるようです。
そういったバラを本来の姿で咲かせてお客様にご覧にいれることも、我々バラ会の役割だと思います。

ブログ担当も二年ほど前に、「ガブリエル」を5鉢くらい購入して出品してみようと思ったこともあったのですが、寸前で己の庭の狭さを思い出し断念しました・・・誰かやってみませんか?アレンジにしても房咲き種目に出しても見事だと思いますよ。


 左の「ストロベリーフリル」というバラは、栽培者さまのお庭で出た枝変わりを、このように名付けて楽しまれているそうです。(元の品種名は失念いたしました)

 右は「シュネーヴィッチェン」。「アイスバーグ」の方が一般的な名前でしょうか。殿堂入りしている品種です。
当会のベテラン達がお世話になった伊藤克三先生は、「ヴィルゴ」と「ミシェル・メイアン」を愛培したそうですが(「ビルゴ礼賛」「メイアン讃歌」という著書があります)、晩年はこのシュネーヴィッチェンもこよなく愛したそうです。
だからという訳でもないでしょうが、バラを始めた方にお勧めする品種として、未だにこのバラが選ばれることも多いようです。

 

 コルデスのバラはウェブサイトに黒星病(黒点病)とうどんこ病に対する抵抗性が記載されています。

http://www.kordes-rosen.com/plant-o-fix

上記からお目当てのバラをクリックしてみてください。
黒星病(黒点病)が「black spot」うどんこ病「mildew」で最高四つ星で表記されます。
ちなみにシュネーヴィッチェン(アイスバーグ)は、黒点病1、うどんこ病2でかなり弱い品種とされています。(育てやすいとは思うのですが)

www.kordes-rosen.com

 

 近年ハイブリッドティーなのに病気に異常に強いと、一部で話題になっているウェディングベルズは、黒点病4・うどんこ病3です。

www.kordes-rosen.com

接ぎ木苗

 接ぎ木講習会に参加した会員の皆様、12月に接ぎ木した苗の調子はどうでしょうか?

ブログ担当のところは、何故か台木自体がお亡くなりになっている確率が高く、歩留まりが悪いです。日ごろの行いでしょうか?

 

 もう台木の上部を切断して、外に出しておられると思いますが、今週はかなり寒いようです。少し守ってあげたほうが良いかもしれません。

 

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 汚い写真で恐縮ですが、ブログ担当のところの苗はこんな感じでベランダに放りだされています。ベランダですので雨がかかりませんし、今のところ風も強く当たらないので大丈夫でしたが、今週は衣装ケースの中に入れて保護しています。昼は蓋をあけて太陽にあて、夜は少しだけ隙間をあけて蓋をし保温しています。

他、夜間だけ玄関に取り込む、発泡スチロールに入れる、ホームセンターで売っている簡易ハウスを使うなどの方法があります。ただしあまり狭いところで閉めきると湿度が上がりすぎて、べと病等を誘発しますのでお気を付け下さい。

 

 講習会でお配りした資料に管理のことも詳しく(?)書いてあるので、慣れてない方はもう一度おさらいして下さい。

講習会を行いました

 本日はあいにくの雨模様でしたが、長居公園 長居植物園内、花と緑と自然の情報センターにて講習会を実施いたしました。

 

 メインテーマは剪定でした。12月にも行いましたが、おさらいも兼ねて、今回も実際に実物を切りました。分かりやすく説明出来たでしょうか?

 

 2月のバラ作業はそれほど多くないですが、12月・1月の冬作業がまだ終わっていない方は早めに済ませていただければと思います。

 

 次回講習日は4月2日です。芽かき・強風対策・病害虫防除・施肥・灌水・花の仕上げ等、盛りだくさんの内容となると思われます。

 

 なお5月12日、13日、14日が我々のバラ展「大阪ばら祭 2017」です(花博記念公園 咲くやこの花館にて)。非会員の方でも「一般・新人の部」に出品可能です。今から少し手をかけて綺麗に咲いたバラを出品してみませんか?まだ出品したことの会員様!人様に見ていただくことが上達の一番の早道です。誰でも初めは恥ずかしいものですが、是非一度出品してみて下さい。

 当ブログでも、競技種目を決まり次第アップしていきます(競技種目を少し変更するようです)。また競技種目の説明や花の持参方法などもアップする予定ですので、時々覗いてみて下さい。

ピュア・レディ 5本組花

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 ばら展の様子を少しご紹介します。これは「ピュア・レディ」という品種です。
2014年度のJRCの新品種コンテストにおいて銀賞を受賞しています。
作出者さまに伺ったところ、秋は特に芯が高くなるそうです。とはいえ春も大きな賞を獲得されておられるので春も秋も良花が咲く品種でしょうか?

 通常の流通経路にはない品種ですが、下記日本ばら会のショッピングサイトで苗を販売しているようで、今ですと大苗(ハイブリッド・ティーの区分で)が販売中のようです。

http://barakai.shop3.makeshop.jp/

 

 当会の5本組花の花器はご覧の通り、ビールジョッキです。
慣れればそうでもないのかもしれませんが、初めて生ける場合は苦戦すること間違いなしです。初めて5本組花に挑戦されようという方は、時間に余裕を持って会場に来られることをお勧めします。難しい場合は周りのベテランに声をかけて教えてもらって下さいね。

魅惑 5本組花

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 ばら展の様子を少しご紹介します。「魅惑」というバラです。
最近の品種と比べると強いとは言えないですが、香りが良く花持ちも良い品種です。
なにより大らかで気品のある美しさだと思いませんか?

 肥料の加減・天候・栽培者によって花姿・色が大幅に変わってくるので、栽培のしがいがある品種です。とはいえ普通に育てたのではなかなかこのような花は咲かないので、こんな花が見られるのもバラ展の良さかと思います。


 この写真ですが、真ん中の花と向かって右下の花は、ピンクが濃く出てステージ映えしています。栽培者さまに伺ったところ、たまたまではなく、「株」が違うとのことです。
愛好者の間では、同じ品種でも特別に美しく咲いたり、発色が良い株が大事にされています。どうせ育てるならそんなバラを育ててみたいですよね。そんな話題で羨ましがったりしながらワイワイやっています。

2月5日 市民対象講習会を行います

 2月5日(日) 14:00~16:00 長居公園 長居植物園内、花と緑と自然の情報センターにて市民対象の「やさしいばらの育て方(2月・3月の手入れ)」の講習会を行います。(要予約 教材費200円のみ必要)

 

ご興味がありましたら下記urlより内容をご確認のうえ、ご予約をお願いいたします。

www.nagai-park.jp

 

大阪市外の方や関西ばら会についてのご質問はメールにて承ります

kansaibarakai@yahoo.co.jp

 

大阪ばら展 2016(秋展示会)

 大阪ばら展 2016(秋の展示会)の様子を少しご紹介いたします。

場所は長居公園 「花とみどりと自然の情報センター」にて例年開催させていただいています。(春は花博記念公園鶴見緑地咲くやこの花館」にて)

 

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二本組花(住友化学園芸賞)。 一等手児奈 二等バニラパフューム 三等ファーストレディ・アキエ 佳作メルヘン・ケーニギン 手児奈

 

 

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三本組花競技(関西ばら会会長賞)。一等ジェミニ 二等ファーストレディ・アキエ 佳作あけぼの

 

 

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自由花アレンジメント(長居植物園園長賞)。一等

 

 

 2016年秋は8月から続く高温、9月の記録的な日照不足、10月も高温、加えて展示会直前の雨等恵まれない天候でしたが、会員はその中で良い花を作るよう努力しました。