クリスマスも近いというのに関西は異常な高温。
大阪・神戸では最高気温が20℃を超したようです。
明石の最高気温は17.8℃でしたが、それでも生暖かくて気分が悪くなりそうな一日でした。
週の初めには木枯らしが吹き荒れて、ツルばらのシュート枝が倒れました。
が、間もなく誘引作業を始めますので、倒れたままになっています。

気温は秋に逆戻りしていますが、ボチボチ冬の作業に取り掛かりました。
今日はとりあえず地植え株の植え替えです。

植えてから6年経過した「光華」です。
この間、シュートを1本も出していません。
ひょっとしたら根頭癌腫病があるかも?と疑っていました。

作業に先立って、周りの株の枝を束にして縛り、作業の邪魔にならないようにします。
で、抜きました。

土を落としてみますと、

樹齢8~9年のはずですが、貧弱な根です。
しかし根頭癌腫はないようです。
鉢植えにして残すことにしました。
鉢に根が収まるように「一握り」の長さ(10~12㎝)に切り詰めました。

これを鉢植えにしますが、その要領は12月7日の記事をご参照ください。

同様に地植えの「レッドクリフ」も鉢上げしました。

10数年経過した株です。
この春まで順調に生育していましたが、一昨年来テッポウムシ(ゴマダラカミキリの幼虫)も育てていたようです。
そのテッポウムシが「巣立つ」と同時に株の右半分が枯死してしまい、シュートが1本だけの株になってしまいました。
そのままにしてもこの株全体が枯れることはありませんが、我が家のコンテストの主力になりつつある「ユートピア」の地植え株を増やしたかったので、この株は鉢上げすることにしました。

抜いてみると根はしっかりとしています。
先ほどの「光華」と同様に根を短く切り詰めて鉢に植えます。


植え替えが終了しましたが、来春2月の春花剪定の折には、矢印の2芽を残して黄色の線で「二毎芽(にまいめ)剪定」をします。
極端な強剪定をすると、やがて必ずベーサルシュートが出て、秋にはシュートだけから成る若々しい株に変身します。
また、鉢上げした株にはラベルを付けますが、


ラベルの裏にメモを残しておきます。

続いて、株を抜いた場所に鉢植え株を「地(じ)下(お)ろし」します。
まずは土の入れ替えが必要です。

周りの「先輩株」たちに養分を奪われないように、私は古い鉢(10号)の底を抜き、且つ側面の3~4ヶ所を破壊してそこから新たに植え込んだ株の根が外部に伸び出られるようにしています。
充分に深く古い土を掘り出した後、新しい土を入れます。
用土は鉢植えと同じ、すなわち 園芸用土(20ℓ入り):赤玉土(中粒14ℓ入り):腐葉土(14ℓ入り)=1袋:1袋:1袋 です。

ここに伝家の宝刀「マグアンプK」をドバっとぶち込みます。

年末~年始の鉢の土替えの際、10号鉢には250~300gを混ぜ込みますが、地に新たな株を植え込む際には500g以上使っています。
その代わり、多くの栽培書にある「元肥として植え穴の底に有機肥料を入れる」ということはしません。
理由は先の「やさしいばらの育て方」講習会で申し上げた通り、
①株の下には株を安定させる太い「直根」が伸び、養分・水分を吸収する細根・白根は地表下10~30㎝程度の深さで横に伸びる(=深い場所に肥料を入れるのはムダ)。
②有機肥料に直接根が当たると根が「肥料焼け」を起こして100%枯死する。
という2つの理由からです。
マグアンプKは根酸によって分解されて肥効を発揮しますので、大量にぶち込んだマグアンプKも深い所まで攪拌することはしません。
植え込む株の根が直接当たる20~30㎝程度の深さでかき混ぜます。
場合によっては、かき混ぜずそのまま植え込む株の根部を乗せても良いと思います。

ここで地植えにする株を準備します。

鉢から抜きます。
冬の間にも枝の上部の芽が動きますので、上部の枝は全く剪定せず40㎝以上の長さを残します。
ただ、細枝があれば生え際から切除してください。

根鉢の下方半分ほどをほぐして土を落とし、根を出します。

根は切らずにそのまま植穴に入れ、クラウン(株元)部分が地表にギリギリ出る程度に深さを調節します。

用土を山盛りに入れます。

鉢植えの時と同様、移植ごてなどを使ってギッチギチ、ギュウギュウ、ガチガチに用土を詰め込みます。

最後に十二分に灌水します。

というわけで、今日は5株を地に下ろしました。
明日21日(日)は所用で静岡に出かけます。
ブログを書く時間がありませんので、お休みとさせてください。
その代わり……というわけではありませんが、26日(金)から1月12日(月)まで、長~~い「ばら作業休暇」を取りました(理解ある職場のおかげで18連休になります……いや、ひょっとしたら私は不要な人材かも?)。
その間は連日、冬季作業の進捗状況をお伝えできると思います。
よろしくお願いいたします。