2021年1月にチャレンジした「接ぎ挿し」は、見事に失敗しました。
昨年末、接木用の台木が入手困難(実際には20本入手できましたが)ということで、再度「接ぎ挿し」にチャレンジしました。
今回は新たな実験として、接ぎ穂に春の1番花の枝(しっかりと固まった枝)と秋花の咲いた枝(柔らかいフレッシュな枝)を接ぎ比べてみたり、芽接ぎ(張り芽接ぎ)をしてみたり……と、様々なパターンを試してみました。
結果は……

「レッド広島」ですが、ご覧の通り接いだ穂が茶色くなっています。
矢印の枝を抜いてみますと、

挿し木部分は全く発根しておらず、カビが生えた状態です。
同様に「千羽鶴」も、

矢印の枝は、

「レッド広島」と同じです。
接ぎ穂に固まった枝を使おうが柔らかい枝を使おうが結果は同じ。
「台木」にしたトゲナシノイバラが腐ってしまいます。
前回の失敗に鑑み、今回は極力水遣りを控えましたが、やはりダメでした。
改めて「敗北宣言」です。
ただ、1本だけ継続して観察することにしました。
「魅惑」を接ぎ木したものですが、

トゲナシノイバラの「台木」の上部に芽を残して下部に張り芽接ぎしたものです。
「台木」上部の葉が展開し、黄色の円内の接いだ芽は、

まだ生きているようです。
「台木」の上部にノイバラの芽を残さずに張り芽接ぎしたものは、早々に枯れました。

しかし、上部にノイバラの芽を残したものはひょっとして……とかすかな期待を持っています。
入手できた台木に、通常の切り接ぎしをした「レッド広島」の苗です。

黄色円内に近づいて見ると、

すでに小さな蕾が乗っています。
今朝、これらの苗に水遣りをしました。

この時気づいたのですが、

鉢土(バイオゴールド社ストレスゼロ)の色=土の乾き具合が違います。
赤い矢印の鉢土が白くなっている=乾いているものは、上部が赤丸=生育が良好なもの。
一方、青の矢印の鉢土が茶色のもの=湿っているものは、上部が青丸=生育が思わしくないものです。
つまり、生育の良い苗は、すでに盛んに根から水分を吸い上げているのがわかります。
今後はこの生育の良いものの水分を切らさないように注意しなければなりません。
夕方、庭を一周している間に、ちょっと困った株を発見。
当会会員でもある岐阜の倉地さん作出の「レッドクリフ」です。

この地植え株ですが……

黄色の円内と赤の円内、2か所の異常ですがお分かりでしょうか?
まずは黄色の円内に近づくと、

矢印部分が顕著ですが……シワシワです。
そう、この枝は枯れています。
昨秋、この枝の花はステムが20㎝ほどしか伸びず異常を感じていましたが、この2月の剪定以降、枯れてしまったようです。
根元にテッポウムシ(ゴマダラカミキリの幼虫)が喰い入っていると、このように株の一部分~半分が枯れることがありますが、テッポウムシの穴や大鋸屑(おがくず)状の排泄物は出ていません。
原因はわかりませんが、放置するわけにもいきませんので、この枝を根元から切除しました。

次に赤の円内に近づきます。

まだ3月になったばかりですが、早々に台芽(台木にしたノイバラの芽)が出ています。
このまま折ると地下に台芽の生え際が残り、またすぐに台芽が成長してしまいますので、土を掘って台芽の生え際から抉(えぐ)り取る必要があります。

15㎝以上の深さがありました。

生え際に到達する前に折れてしまった台芽(手前2本)がありますので、今後もこの株には「目をつけ」て監視しなければなりません。

とりあえず2つの問題を解決した後の株です。
今日は心配したほどの雨は降りませんでした。
しかし明日以降は週の半ばまで南岸沿いに前線が停滞するという予報です。
その後はまた一時的に寒くなるとか……
スギ花粉の飛散に加えて気温変化も大きくなります。
皆様どうぞご自愛くださいませ。