関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

地植え株の植え替え

昨日までの強い西風がピッタリと止まり、朝から穏やかな青空が広がりました。

咲き残った花が、いかにも「冬の色」になってきました。

12月1日 マチルダ

 

12月1日 ヘレンノード

いずれも本来の色よりも紅(ピンク)が濃く発色しています。

 

12月1日 秋津島

 

12月1日 みつえ

赤色品種は秋花以上に赤の発色がきれいです。

 

12月1日 バイアポイントメント

この時期に珍しく房咲になっていました。

 

12月1日朝 採花

さすがに毎朝というわけにはいきませんが、3日に1回程度は採花できます。

 

さて、今日は予定通り地植え株の植え替え作業を行いました。

周りの大株になっている「先輩株」の間に「鉢育ち」の若輩者を割り込ませることになりますので、例によって「植木鉢大作戦」を実行しました。

まずは古い10号プラ鉢を準備します。

古いプラ鉢を準備

木槌で叩いて底を抜き、さらに側面の「壁」を3~4か所「破壊」して、幅3~5㎝の太いスリット(隙間)を作ります。

このスリットから根が外に伸び出す一方、周りの大株の根が若輩者の鉢の中に入り込んで養分を横取りする確率を下げます(と、素人判断で勝手に想像しています)。

底抜き+スリット作り

鉢を真上から撮影したため、わかりにくい写真になってしまいました……スンマセン。

(底がなくなり、側面に幅5㎝ほどの3本のスリットが上方の縁の近くまで入っています。)

 

植え替えるのは、数年前に植え替えたものの、手抜きをしてこの「植木鉢大作戦」をサボったために、気の毒にも成長できなかった「ユートピア」(矢印)です。

作業準備

作業をしやすいように、周りの株の枝を縛り付けて(黄色の円)「ばら藪」に入り込むスペースを作ります。

 

株の掘り起こし

抜く株の周り(半径30㎝ほど)にスコップを入れて、株を抜きます。

 

掘り起こした株

根に病気はありませんが株自体が弱々しいので、「植えるときに手抜きをしてゴメンね」と言って、サヨナラしました。

この株のあった場所の土を、直径50㎝、深さも50㎝掘り出します。

土の掘り出し

そして新しい用土(例の鉢植えのブレンド)と入れ替えます。

新しい用土を入れる

植え替え用の株を準備します。

鉢植え2年で順調に生育した「プリンセス ノブコ」を後釜にします。

植え替え用の株

鉢から抜いて根の様子をチェックします。

鉢から抜く

根の張り方も健康そうです。

この根鉢のまま地に下ろしても良いのですが、根を刺激してより早く動き始めるように、今回は根鉢の下方の土を半分ほど落としました。

土を少し落とす

新しい用土を入れた植穴に、準備してあった古いプラ鉢を差し込み、鉢の中だけに「伝家の宝刀マグアンプK」を超大量投入します。

鉢植えの場合は10号鉢に250~300gを入れますが、今回は「地植えの元肥」ですので、1株に500g投入します。

土をかき混ぜつつ、例によってギュウギュウ・キチキチに用土を鉢の中に突き入れます。

鉢の中にたっぷりとマグアンプK

そこに鉢から抜いて少し土を落とした株をセットしますが、深さは接木部分が地表からわずかに出る程度にします。

用土を足して山盛りにしてから、さらに移植ごてで土を突き固めます……しつこいくらいに徹底的にギチギチに。

用土を盛る

最後に十分に水を与えます。

最後に灌水

これで植え替え完了。

 

同様に、あと4株、地に下ろしました。

ふと気づくと、南向きの一等地は、

一見「鉢植え」の列

青色の矢印が今日植え替えた株ですが、この列は他の株(赤の矢印)もすべて「一見鉢植え株」になってしまいました。

 

今日は我が家の「ネズミの額(ひたい))」ほどの狭い庭の「平地部分」の5株を植え替えました。

残り3株の植え替えを予定していますが、そこは「三角地帯」と呼んでいる斜面です。

大変な「難工事」が予想されますので、さて着工はいつになりますことやら……

 

とりあえず明日からはまた京都通いの日常が戻ります。