台風10号のコースを気にしながら、炎天下、台風対策をしていました。
まずは背の高い鉢植えが強風で倒れることを極力防ぐために、「予備剪定」代わりにできるだけ低く剪り下げました。
いずれもわかりにくい画像でスンマヘン。
地植えも、
台風の強風は方向が少しずつ変わって吹きますので、株全体が揺れる地植え株は、根元の土がすり鉢状に抉(えぐ)れることがあります。
それを防ぐために、すでに3月に対策をしてあります。
2日分の仕事をしました - 関西ばら会 (hateblo.jp)
その農竹(タキロン)のおかげで、地植え株は背を低くするだけで(とりあえず)対策は終わりです。
ただし、枝が長く伸びて下葉が落ちてしまったために深切りできない品種は、棕櫚縄を巻いて枝が大きく揺れることを防ぎます。
また、ツルばらも
ただし、秋にローズヒップ(実)を楽しむために「梅雨明け剪定」をしていない「つるデンティベス」は風に吹かれ放題になります。
台風対策は何とか夕方までに(自分なりに)完了。
40歳代までは台風が来る度毎に鉢を移動させ、ガレージ内や家の裏の風が余り吹かない場所に避難させていました。
しかし、古稀も近い現在は体力的にムリ!
できるだけの対策をして、後は運を天に任せて放置することにしています。
樹高を低くするために切った枝には多くの4番花が咲いていました。
この中で、
結構エエ花が咲いていました。
驚いたのは、「レッドクリフ」なのに花弁が全然「日焼け」していません。
春・秋のコンテストの折には弁端の「焼け」が気になり、開花期に傘をさして直射日光を避けるなどの工夫をしますが、連日の猛暑の中で咲いたこの花が、全く「日焼け」していないとは!!不思議です。
また、コロナウィルス感染により無くなっていた私の嗅覚ですが、
今朝はこの「サーシャ」の香りを少しですが感じることができました。
少しずつ嗅覚も戻ってきているようです。
それにしても台風のコースが気になります。
随分西寄りのコースになりましたが、今の状態は「危険半円(台風の進行方向の右側)」に入っている上に、最接近時の風向きが「南風」……
明石でのばら作り40年近くの歴史の中で、何度か経験した「塩害」の出るパターンです。
海から直線距離で2㎞ほどの高台に建つ我が家は、南からの強風が吹くと海から潮が上ってきます。
1991年台風19号(リンゴ台風)の折には、一晩で庭のばらが全て「干し草」状態になりました。
我が家は台風直撃よりも「南風」が最も恐ろしいのです。
南風でも雨を伴ってくれると、多少はマシですが……
(「リンゴ台風」は「風台風」で、ほとんど雨が降りませんでした。)
我が家はもちろん、皆様も台風の被害が出ないことを願って已みません。