お盆は過ぎましたが、まだ猛烈な残暑が続いています。
関東方面の皆様、台風の被害はございませんでしたか?お見舞い申し上げます。
今年は町内会の役員に当たっていたり、7月末にはコロナに感染したり……と、ばらの作業が思うようにできていません。
「ツルばらの梅雨明け剪定」もなかなか実行できずにおりましたが、本日、何とか完了しました。
使用前・使用後……ではなく、剪定前・剪定後の画像を並べます。
そして例によって、剪定した枝はガーデンシュレッダーで処理しました。
例年より3~4週間遅い「梅雨明け剪定」になりました。
今後、新たに発生するシュートに影響が出るかもしれません。
例年通りの時期に剪定すると所謂「土用シュート」が盛んに出て、12月の誘引の頃までにはしっかりと固まり「使えるツル」になります。
しかし今年はお盆過ぎの剪定ですので、さあ、どうなりますことやら……
ただし、5月以降シュート枝が何本も出ています。
来春の懸崖作りは問題なく咲かせることができます(できるはずです)。
「梅雨明け剪定」が遅れたことも一因だと思いますが、ツル枝が密集していた所に多くのカイガラムシが発生しています。
すでに蠟状の「貝殻」を被っているものも少しはありますが、ほとんどが「裸」の状態で、枝を揺らすと粉のように散ります。
その散ったものがまた枝に登るのかどうかは分かりませんが、とりあえずまだ枝に残っている「白い部分」には、明日、マシン油乳剤を塗布する予定です。
一昨日頃から我が家の「ばら藪」の中で秋の虫が鳴き始めました。
小さなクダマキモドキ(キリギリス・ツユムシの類)も何匹か目にしましたので「もしや」と思っておりましたところ、
やはり、やられていました。
これは何年か前の画像ですが、こいつらに秋の「もののあはれ」を感じていてはいけません。
ツユムシの類は、ばらの蕾を齧る歴(れっき)とした害虫です。
キリギリス・ツユムシの類をばらの近くで見かけた時には、迷わず「テデトール(手で取る)」で退治することをお勧めします。
関西ばら会の会員の皆様には、秋のばら展のお知らせを発送いたしました。
週明けにお手元に届くと思いますが、コンテストの日程は次の通りです。
出品してくださる皆様は「秋花剪定」の日取りを今からご検討ください。