昨日の九州南部に続き、今日は四国地方の梅雨入りが発表されました。
本日、午前中は町内会の役員会で作業ができませんでしたが、午後から鉢植えに置き肥をする作業をしました。
手前に見えるピンク色の風呂用の椅子は、膝痛を抱える私にとって強い味方です。
これに腰かけての作業は膝の負担を軽減できて、大変重宝しています。
先週の日曜日に施し残していた150鉢ほどに、夕方5時過ぎには全て置き肥を完了できました。
地植えの「元肥」は先週施したばかりでその後は雨も降っていませんので、まだ肥効が現れているとは思えません。
しかし鉢植え同様に多くのシュートが出ています。
左の矢印のシュートは5月上旬に出て、現在2段目がシュートピンチの時期になっています。
このシュートは、明日が「シュートピンチ」のタイミングだと思われます。
余りシュートを出さない手児奈がベーサルシュートを出しました。
今年の秋と来年の春には、このシュートに咲く花がコンテストの本命になります。
上の4つの矢印は「途中シュート」です。
それぞれが太く勢いもありますので、ベーサルシュートと同様に扱い、2回ピンチして3段目から樹高を高くし過ぎないために花を咲かせます。
下の黄色円内はベーサルシュートです。
理想的な位置に、良い方向でベーサルシュートが出てくれました。
2芽の途中シュートが同じ場所から出ています。
両方残すと「共倒れ」になる可能性が高いので、勢いの良い方を残し、弱い方(矢印)を掻き取ってしまいます。
先日の「やさしいばらの育て方」講習会の折に、シュートピンチに関して「ヒゲ芽」に関する質問を多数受けました。
これがピンチ前のシュート(1段目)です。
下に5枚葉が5~7枚残る場所で、芽の上方(アスパラガス状態の部分)をピンチします。
ピンチをする際には、上の葉の生え際のすぐ下を、指(爪)を立てて折ります。
この後の「確認作業」が大切です。
折り取った先端の部分の、一番下の葉をむしってみます。
この写真のように芽の先端が伸びている(「ヒゲ芽」になっている)場合は、株に残したシュート最上段の芽も伸び始めている恐れがあります。
「ヒゲ芽」になっている芽を残して伸ばすと、2段目が細くて弱いシュートになってしまいます。
そこで、もう1段折り下げて「ヒゲ芽」の有無を確認します。
この写真の芽は三角形で、先端が伸びていない「健全な芽」です。
この芽であれば太くて立派な2段目になるはずです。
ましてシュートに残した「さらに下の健全な芽」であれば、確実に立派なシュート枝の2段目になるはずです。
葉のすぐ下でピンチしても、シュートに残った部分の水分が抜けて、まるで1本のシュートのように伸びます。
また、この1段目から2段目への境が「節(ふし)」となり、今年の秋花剪定以降、「剪定箇所」の候補にもなります。
なお、シュート先端の芽は2~3芽が動きます。
これまた講習会の折にお話した通り、1芽だけ残して1本の長いシュートにするか、2芽を残して二股にして、2段目のみ2枝にするか……は、皆様各自が「自分流」を確立してください(私流は「1本で伸ばす主義」です)。
また、ツルばらはより多くのシュートを出します。
講習会の折にも強調しましたが、ツルばらはシュートピンチをしません!!
太く立派なシュートには添え木(農竹)をして、出来るだけ真っすぐに長く上方に伸ばします(12月の「誘引」の際に横に倒します)。
今朝も少しだけ良花がありました。
明石でも今日は雨催いで、空気は「梅雨のにおい」がしました。
今年は遅れているとはいえ、梅雨が近づいていることを実感します。
梅雨の間は薬剤散布のタイミングに苦労しますね。
さて、来週末はどうなりますことやら。