関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

明石の春

本日、明石海峡に春を告げるイカナゴ漁が解禁になりました。

早速 魚の棚(地元では「うおんたな」と呼びます)商店街の馴染みの魚屋さんに出かけて入手したのですが、キロ当たり明石鯛の5倍以上の値段……

多少ためらった末、毎年、自家製のくぎ煮を焚いてお送りしている方々の顔を思い浮かべて2キロだけ購入して帰宅。。。案の定、高価な買い物を家内にひどく叱られました。

3月4日 自家製イカナゴくぎ煮

2000年ころはキロ当たり300~400円程度でした。

メバル釣りの時には生餌として重宝していました。

2010年ころだったでしょうか、キロ当たり1000円という値段が付いていたのを見て「イカナゴが1000円なんて、アホくさぁ!!」と怒って買わずに帰ったこともありましたが、それは遠い昔の話。

2017年以降、前年までの10分の1以下の極端な不漁となり、「あのイカナゴ」が超超高級魚になってしまいました。

 

それはさて置き、ポカポカ陽気のおかげでこの1週間も新芽の動きが顕著です。

3月4日 ツルばらの芽ー1

1週間前と比較しますと、先週は

2月25日 ツルばらの芽―2

それが今日は、

3月4日 ツルばらの芽―3

懸崖作りの先週は、

2月25日 懸崖作りの芽

今日は、

3月4日 懸崖作りの芽

前回2月26日の記事では、前週との比較写真がイマイチでしたが、今週は明らかに違っていると思います。

 

鉢植えの芽も順調に伸びています。

2月6日の記事

春花剪定(鉢植え編) - 関西ばら会 (hateblo.jp)

その記事で剪定のモデルにしたフルトンマッケイの画像「鉢植えの剪定―8」は、2週間前には

2月19日 フルトンマッケイ

それが今日は、

3月4日 フルトンマッケイ

一気に芽が膨らんでいます。

 

また同様に、2月6日の記事のレッド広島の画像「鉢植えの剪定―3」は、2週間前には

2月19日 レッド広島

今日はこうなっています。

3月4日 レッド広島

 

2年経過した枝をクラウン(株元)で剪定したものは、その切り口から複数の芽が伸び始めています。

目についたものは「芽の整理」を行います。

3月4日 ホット神崎の芽(処理前)

全ての芽を伸ばすと養分が分散して「共倒れ」になってしまいます。

そこで、力強い1~2芽だけ伸ばします。

3月4日 ホット神崎の芽(処理後)

同様に都大路も。

3月4日 都大路の芽(処理前)

3月4日 都大路の芽(処理後)

この芽の整理は慌てて行う必要はありません。

じっくりと芽の勢いを見極めて、芽の強弱がはっきりとわかるようになってからボチボチと行う……「老人仕事が良い」と、私の師匠・寺西致知先生がしばしばおっしゃっていました。

なお、芽を欠き取る時には、先端が「へ」の字型に曲がったピンセットを使うのが良かろうと思います。

「白魚のような指先」の場合はいざ知らず、私のような「イワシ並みの武骨な指」で欠こうとすると、残すべき大切な芽を傷つける恐れがあります。

 

さて、鉢植え株に関する今日の特記事項は、昨年12月に地植えから鉢上げし、1月22日に「げんこつ剪定」をした手児奈です。

1月22日 げんこつ剪定前の手児奈

3月4日

分かりにくいかもしれませんが、赤の矢印の所に芽が見え始めました。

これは3年目の枝を株元から切り落とした部分ですが、右下には2年目の枝を切り落とした切り口があります(紫の円内)。

げんこつ剪定をした場合、新しい枝の切り口の方が発芽率が高いので、やがて紫の円内からも発芽するはずです。

まずはこの手児奈のげんこつ剪定は成功です。

 

南向きの縁側に置いてある接ぎ木苗は、カーテンを閉めて高温になりすぎるのを防いでいます。

3月4日 接ぎ木苗―1

3月4日 接ぎ木苗―2

3月4日 接ぎ木苗―3

成長にばらつきはありますが、概ね順調です。

この中の何株かを、先週と比べてみると、

2月25日 南の関

3月4日 南の関

先週は4段目の葉まで展開していましたが、今日は5段目・6段目の葉も展開し始めています。

この「南の関」という品種は、熊本・南関町にお住いの往年の名手K先生に頂戴した穂木を接ぎました。

フロージン82の枝変わりだそうですが、どんな花が咲くのか楽しみです。

2月25日 あけぼの

3月4日 あけぼの

この「あけぼの」もK先生から頂戴した穂木です。

花首が曲がらない「あけぼの」として、同じく熊本のF名人の所へも嫁いだ血筋だそうです。

はてさて「あけぼの迷人」を自覚して随分前に栽培を give up した私メですが、コンテストレベルの花を咲かせることができるかどうか???

(3~4年経ってもコンテスト会場で私の名前の「あけぼの」が無ければ、「やっぱりダメだったのだ」と笑ってやってください。)

2月25日 春芳

3月4日 春芳

今年の接ぎ木苗の中で、最も成長の良いのがこの「春芳」です。

もうすぐ小さな蕾も確認できそうです。

 

残念なのは、例の「八甲田」2株。

3月4日 八甲田―1

3月4日 八甲田―2

それぞれ、接いだ穂木が茶色くなっています。

明日、2株とも処分します。

しかし1株だけは、先週の姿。

2月25日 八甲田

それが今日は、

3月4日 八甲田―3

3枚目の葉が伸び始めています。

その3枚目の葉の生え際は、

3月4日 八甲田―4

さらに小さな葉が見え始めています。

この株だけは何とかなるのではないか……と期待しています。

 

明日も好天に恵まれそうです。

1日中、庭仕事ができます。。。ブログのネタもありそうです。