今日も穏やかな秋晴れの一日……でしたが、来年度の講習会会場の申込書類作成やら、熊本のF名人への報告やら、仕事関係で年末調整申告書のPCへの打ち込み等々、部屋に閉じこもる時間が多くなり、庭に出たのは午後3時過ぎでした。
鉢に灌水後、バサバサッと花を切り、今年最後の定期薬剤散布を終える頃には薄暗くなっていました。
さて、昨日の朝に採花した花の記念写真を並べます。
まず、赤色系から。
右の外弁の弁端に日焼けがあります。
コンテストでは大きく減点されます。
本来はもう少しローズ色に近い色合いですが、秋が深まると色が濃くなります。
香りは抜群で、パパメイヤンと比べても遜色ありません。
ピンク系では、
エエ感じの巨大な花が咲きました。
連日、一級品の花が咲いています。
紫系では、
さらに本日(6日)
やっとヴィオレらしい形になってきました。
これは本来の形には程遠い花でした。
黄色は、
「レモンちゃん」ですが、本来の形ではありません。
発色が不安定な品種です。
時にはオレンジに近い黄色、時には樺色に近い黄色、時にはレモン色、そしてほとんど白い時もあり、一体どれが本来の色やら、分かりません。
朱色は武州。
やはりこの秋の武州はハズレでした。
そして白。
ようやく本来の「そどおり」が咲きました。
大きさもあり、存在感はさすがです。
複色系では、
超大株のローラですが、この花が最後の1輪です。
今日(6日)も、
それなりの花が咲いていました。
覆輪は、
ちょっと太り気味の海賊でした。
紅の発色が悪いので、シージャックと見間違えます。
この秋は咲華都(さかと)の良花に出会いませんが、ジェミニは良花が揃います。
今日(6日)は、
発色も花形も良いと思います。
以下、ジェミニ×コロラマの交配種が並びます。
やはりこの秋は、狭山路の「当たり秋」です。
これも、まあまあの花でしたが、ちょっと小さいかな?
樹勢は狭山路が最強、色合いは弁底に黄色の入るユートピアが優れていると思います。
ホット神崎は樹勢が弱く、育てにくい品種です。
花芯がちょっとへこんでいますが、巻きはしっかりしています。
気品・存在感は抜群の花です。
(現在の正式名は「エレガントレディー」です。)
もうちょっと朱赤の発色が欲しいですね。
最後にフロリバンダ種です。
アプリコット系は、晩秋が最もエエ色に発色して「美味しそう」です。
本来はHT種ですが、房咲きのまま放置しています。
艶っぽく輝くローズピンクは人目を引きます。
この2品種はペアーで栽培している人が多いようです……私もご多分に漏れず。
安田さんの遺作、秋にも房咲き性があり、香りが抜群です。
5~6年前までは、10月いっぱいで定期薬剤散布を終了していましたが、地球温暖化の影響で11月になっても花が咲き続けますので、近年は11月第1週まで薬剤散布をしています。
とりあえず、今日(6日)が今年最後の薬剤散布です。
薬剤レシピは、
トップジンM水和剤(殺菌剤)……65g
プレオ フロアブル(殺虫剤)……100㏄
スピノエース フロアブル(殺虫剤)……30㏄
アプローチBI(展着剤)……100㏄
水……100ℓ
まだしばらくは晴天が続く予報になっています。
来週も同じように秋ばらの画像を並べられるかどうか……蕾の在庫はまだありますが、木枯らしが吹けばシーズンが終わります。