午後から天気が下り坂……という予報でしたので少し心配しましたが、講習会終了の16:00までは、何とか雨が待ってくれました。
今回も多くの皆様のご参加を得て、6月~7月の手入れについてお話ができました。
ありがとうございました。
前回(4月)はまだコロナの自粛期間で、長居公園の人影はまばらでしたが、今日は多くの方々の休日を楽しむ姿が見られました(もちろん、まだマスクを着用しコロナへの警戒は続いていますが)。
そんな中でふと見ると、日本タンポポが群生していました。
肥沃な土壌と陽当たりの良さを必要とする在来種の日本タンポポがまとまって生えているのは、さすがに長居公園(植物園)ならでは!と、非常にうれしくなりました。
私は日本タンポポが大好きで、西洋タンポポの勢力拡大を大変悲しく思っています。
ところが本日、長居公園内では逆に西洋タンポポを探すのに苦労するほどでした。
植物好きの皆様は当然ご存じだと思いますが、念のため日本タンポポと西洋タンポポの見分け方を示しておきます(老婆心、否、老ジジイ心です)。
日本タンポポは子房部分の萼片がめくれておらず、ツルンとしています。
また黄色の花弁数も少なく、ちょっと寂しい印象がします。
一方、西洋タンポポは、
子房部分の萼片が反り返り、花弁数が多くて賑やかな感じです。
こんなタンポポを観察しつつ進むと、「花と緑と自然の情報センター」の入り口近くでは紅白のスモークツリーが満開でした。
で、「花と緑と自然の情報センター」の入り口です。
この入り口を入って、すぐ右のセミナー室で「やさしいばらの育て方」講習会を開催しておりますので、ブログをご覧の皆様も次回以降、ご都合がつけば是非ご参加ください。
なお、8月の講習会は、第1日曜日ではなく、8月6日(土)の14:00からですので、お間違えの無いようにご注意ください。
(今後何度も告知いたします。)
さて、講習会の風景です。
本日は、シュート処理、6~7月の主な病害虫(特にスリップス対策)などを中心にお話しし、後半では花後の処理、枝の整理の仕方などを実習いたしました。
また、実際に病害虫の被害が出ている葉をご持参くださった会員様がいらっしゃり、ありがたい実例として使わせていただきました。
その中に珍しいウィルス病(モザイク病)の出ている葉があり、多くの参加者には初めて見るものだったと思います(我が家でも10年以上見ておりませんでした)。
何はともあれ、本日、講習会にご参加くださった皆様、お疲れさまでした。
そしてありがとうございました。