天気は良かったものの、冷たい西風が強く、しかも急に雪が混じったりする寒い一日でした。
ワクチンの副反応も軽減しましたので、鉢の配置換えをする……予定でしたが、とんでもハップン。。。
水遣りだけして(しかもその間だけ雪がひどく舞って)、あとは暖かい部屋で北京オリンピックをテレビ観戦する普通の休日で終わりました。
陽当たりの良い場所に置いた鉢は、芽の動きも早いようです。
1月以来、2週間に1度の灌水をしてきましたが、これからは10日に1回の灌水が必要になりそうです。
ツルばらの芽も、目に見えて動き始めています。
さて、今日はこれといった作業もしておりませんので、特別な画像がありません。
で、本日はこれにて終了……というわけにもいきませんので、我が家で出現した枝変わりの中で、画像が残っているものをご紹介します。
ご存じの通りばらには枝変わり(突然変異)がしばしば発生します。
花そのものが変わったものでは、ピースの枝変わりでクローネンブルクやシカゴピース、ピカデリーの枝変わりでかがり火などが有名です。
コンテスト花の中でもシージャックはコンフィダンスの枝変わりです。
また木ばらがツルばらに枝変わりしたものは多数あります。
古いところではデンティベスや天津乙女、ピース、ミシェールメイヤンなど、近いところではマダムヴィオレやブルーバユーなどでしょうか。
我が家で花が変わったものとしては、コンフィダンスの枝変わりがありました。
2012年の画像です。
上のピンクが本来のコンフィダンスですが、同じ株にローズ色に近い濃いピンクの花が咲きました(後ろの蕾は別品種〈マダムヒデ〉です)。
この花は秋にはオレンジ色に近い発色になりました。
当時の伊丹ばら園(現・能勢ばら園)の広沢さんに穂木を差し上げ「六甲」という名でカタログに掲載されていたこともありました。
しかし、発色が不安定で濃いロース色になったりオレンジになったり、そして本来のピンクに戻ったり……という変なヤツでした。
コンテストレベルの花が咲きませんでしたので、枝変わりの出現した元株は残しましたが接ぎ木した数株はすべて我が家から消えております。
同様に花が変わったものは、手児奈です。
前年秋の枝を残して翌年の春に確認したところ、やはりピンクの花が咲きました。
表弁よりも裏弁の色が濃い複色花で面白いと思い、確実園の前野さんを介して関西の仲間を中心に「有馬」と呼んで試作してもらいました。
しかし、花が小さいことと葉の奇形が多いということで、皆さんには捨てられてしまいました。
我が家には未練タラタラで1株だけ残っていますが、やはり花は小さいです。。。
次はよくあるツルへの枝変わりです。
このブログでも何度かご紹介していますが、ザ・マッカートニー・ローズがツル化しています。
強香の花がツル化し大量に咲きますので、切り花(ご近所様へのお配り用)として重宝していますし、自慢の懸崖作りの一員ともなっていて、我が家の貴重な1株です。
もう1種、マイナー品種ですがメイド・オブ・オーナーという花があります。
鉢植えで栽培していましたが、2018年の夏に発生したシュート枝がツルになってしまいました。
そして現在は、懸崖作りの一員になっています。
実は昨日もご紹介した「折れたツル」は、このメイド・オブ・オーナーです。
元々がHT種ですのでツル枝の柔軟性がなく、無理に曲げようとするとツルの根元からえぐれるように折れてしまいます(この3年間で何本も長いツルを犠牲にしています)。
誘引の際に気を遣う1株です。
以上、画像に残っている我が家の枝変わり品種をご紹介しました。