昨日に引き続き、曇り空でしたが比較的暖かい1日でした。
この冬は何度も木枯らしが吹き荒れたため、地植えの株の葉が吹き飛ばされて、まさに「冬景色」になっています。
咲き残った花もボロボロです。
さて、昨日お話した接ぎ木の続きです。
昨年9月23日にお遊びで挿し木をしたトゲナシノイバラの枝ですが、
11月中旬には、3分の1ほどが活着したようでした。
このうち右上の2本……
これを大晦日の接ぎ木作業の折に抜いてみました。
で、お遊び・実験として、これを台木にして接ぎ木(切り接ぎ)をしてみました。
左の茶色の矢印は普通の台木です。
右の緑の矢印が「お遊び挿し木」を台木にして接いだものです。
赤い矢印の芽は、
確実に動いています。
今のところ活着したような感じです。
この先どうなるか……観察を続けます。
何しろ昨年は「接ぎ挿し」に失敗しておりますので。。。(2021年4月3日「敗北宣言」をご覧ください。)
今日はもう一つ、残念なお知らせがあります。
2021年12月27日「強風の中で お遊びいろいろ」の記事の最後の方で、武州の古株を抜いて鉢植えにしたことをご報告しました。
その武州ですが……
1枚目の画像では葉が完全に枯れ、2枚目では枝にしわが寄っています。
3枚目の画像のように根元付近の幹がえぐれており、かつ根の状態は12月27日の画像の通り。
どう見ても枯死しています。
1999年の日本ばら会全国大会・大阪大会で会長杯を頂戴した株ですが、
この賞状だけが形見になりました。
太いステムだけで栽培しておりましたので、穂木に好適な太さの枝がなく、接ぎ木するタイミングを逸しました。
お世継ぎがいないことが悔やまれます。