長~~く晴天が続きましたが、明日はどうやらひと雨ありそうです。
コンテスト出品花のために傘をさそうかどうしようか……と散々迷った挙句、面倒くさい!中3日で何とかなるだろう~~と、サボることにしました。
正直なところ開花のピークが過ぎてしまい、これこそは!と思えるステムがあまり残っていませんので、やや戦意喪失気味です。
そんな中で、今日一番の花は、昨日に引き続き鉢植えの清涼殿でした。
昨日の花のような弁端の汚れはなく、すっきりと咲いた1輪でした。
乾燥した空気の中で咲きましたので、発色もエエ感じです。
これ以外にはコンテストレベルの花はありませんでしたが、清涼殿だけでは寂しいので、今日撮った画像を並べます。
細いステムに咲いた小さな白秋。まんまいちゃんの花(仏壇花)にはちょうど良い大きさでした。
コンテストに出品できそうな白秋のステムは、残念ながら在庫が無くなっています。
花の大きさはまずまずでしたが、ステムが30㎝ほどしかありません。
この品種は、花は間違いなくエエ感じで咲きますので、如何にステムを伸ばすかが腕の見せ所になります。
これも良いステムが残っていません。
超遅咲きの品種で、春には花芯が整ってコンテスト花になります。
しかし、秋はどうしてもキャベツ芯になってしまい、コンテストに出品することは(私は)ありません。
ただ、その輝く深い赤色は秋も健在です。
数ある赤色品種の中で、一番好きな「赤」です。
花径18㎝を超える超巨大輪ですが、開きすぎると品格が無くなります。
こんな三分咲き程度の方が美しいかもしれません。
10月10日の記事でご紹介したのと同じ株に咲いた花です。
あの時には黄色の花でした。
今日はオレンジがかったベージュ色でした。
参考までに10月10日の画像を再掲します。
どう見ても同じ品種だとは思われません。
この違いは気温に起因するのでしょうか?
もう20年以上の付き合いになりますが、よ~わからん品種です。
古い品種(1956年作出)ですが、抜群の香りは衰えません。
と申しますのも、我が家でかつては強香を誇ったイントゥリーグや芳純が、近年はさっぱりと香らなくなってしまいました。
株が古くなって香りが劣化したのだろうと思い、新たに別の株を購入してみたのですが、やはり香りません。
これ、私の嗅覚の老化なのでしょうか?
家内も「香らない」と言ってますが……
そんな中において、レディーラックは変わらずに香っています。
春花は弁端に切れ込みが入り、フリル状になることが多いのですが、秋は整った花形で咲いてくれます。
今日もきっちりと咲いていました。
開花度からすれば、関西では「明日の花」と言われ、コンテスト出品は1日待つべき状態です。
ただ、全国展や関東のコンテストであれば、この状態で切って、会場で無理やり開かせる(「剥く(むく)」と言います)のにはちょうどよい開花度だと思います。
これも無理やり開かせる開花度です。
全国的にはコンテストに出てくる品種ではありませんが、関西のばら展では時々見かけます。
故・T.四郎先生のブラックティーは見事でした。
見事……と言えば、私のコンテストの師匠、故・S先生が得意としていらっしゃった舞扇が、今日そろって開花しました。
S先生の上品な舞扇に対して、私の舞扇は単にデカいだけの下品な花になってしまいます。
そして夕方、定期薬剤散布をしました。
先週発生したオオタバコガは、その後、全く見られなくなりました。
またスリップスも気になりません。
前回の薬剤散布が奏功したのだろうと思い、今週も殺虫剤は同じものを使用しました。
コンテストが終われば今年の定期薬剤散布もほぼ終了ですので、今回はローテーションを気にせずに散布しました。
サルバトーレME(殺菌剤)……35CC
コテツ フロアブル(殺虫剤)……50CC
アファーム乳剤(殺虫剤)……100CC
マルチ・ケーミン(微量要素剤)……100CC
アプローチBI(展着剤)……100CC
水……100ℓ
ばら展直前ですので、葉に薬剤痕の残らないものを選ぶことが絶対に必要です。