9月1日に始めた今年の夏剪定、本日完了しました。
最後に切ったのは、鉢植えのパパメイアン・高雄、地植えのそどおり姫です。
私は家用の飾り花を途切れさせたくありませんので、フロリバンダ種の夏剪定はせず、ずっと咲かせ続けています。
今朝も採花できました。
さて、9月5日の「引き続き 夏剪定」の記事で、剪定のサンプルでご紹介したレディーサワの今朝の様子です。
コンテストレベルの花を期待して剪定した芽⑤を拡大します。
剪定直後の記事では、芽⑤は膨らみ具合が少なく、また歪(いびつ)でしたので、ちょっと不安でしたが、今のところエエ感じで伸び始めました。
左側に側芽が見られますので、伸びてきたら昨日の記事でご紹介した通り、掻き取ります。
剪定時、全く動いていなかった芽⑥(ボケてますが)も動き始めました。
この枝は万年筆よりも太いものですので、普通に花を楽しむ栽培であれば芽⑥も伸ばして、花を咲かせるのがよいと思います。
ただし私は前にも書きましたが「100輪のきれいな花よりも、1輪のコンテストで勝てる花を咲かせたい」という主義ですので、芽⑥が1㎝ほど伸びた段階で、昨日ご紹介したように掻き取り、芽⑤の1ステムのみ伸ばして花を咲かせます。
さて、今年は9月に入って例年にないほど雨が降ります。
その結果、これまで経験したことのないようなトラブルが発生しています。
剪定した切り口から雨がしみ込んだのが原因だと思います。
もちろん切り戻します。
それぞれの芽の様子は、
枯れ込んだ箇所に近く、かつ芽の先が尖(とが)って力強さに欠けます。
節の部分です。多くの芽が出ますので、現段階で「本命」を選ぶことは難しいでしょう。
そこで、シュートの1段目まで下がることになりますが、冬の「二毎芽剪定」の位置よりはかなり上の芽③で剪定することにしました。
ふっくらとしていてエエ感じです。この芽に良花を期待します。
期待して剪定をした芽が動かず、やむを得ず切り戻しをすることはよくありますが、剪定した箇所から枯れ枝病が発生したという経験は初めてです。
この株以外にも地植えで、
枝の根元からカットしました。
こんな異常は、多雨が原因だと思うのですが……
剪定した枝は、例によってガーデンシュレッダーで処理し、明日以降のごみ収集に出します(いや、奥様に出していただきます……です、ハイ)
そして本日最後の作業は、定期薬剤散布。
今週も目立った病害・虫害は出ていません。
サルバトーレME(殺菌剤)……35cc
スピノエース顆粒水和剤(殺虫剤)……20g
ベストガード水溶剤(殺虫剤)……50g
アプローチBI(展着剤)……100㏄
水……100ℓ
新芽が伸び始めていますので、既定の希釈倍率の最も薄い濃度で散布します。
明日以降、毎日京都まで出勤しますが、時間の許す限り芽掻きを続けます。