9月に入って急に秋めいた感じです。
1日(水)から、ラ・マルセイエーズ、武州など、遅咲き品種の剪定を始めました。
本日は地植え株の遅咲き系を一気にバッサリと切りました。
昔(10年前まで)は、遅咲き・中間咲き・早咲きと毎日スケジュールを立て、朝・昼・夕と時間まで分けて剪定していましたが、地球の気候がヘンになったのと、仕事が変わりこの時期にゆっくりと休めなくなりましたので、近年は「適当」に剪定するようになっています。
しかし今日は朝から昼過ぎまで強い雨が降ったりやんだり。。。
思い通りには剪定できませんでした。
2時間後。。。
このエリアは「家庭用切り花用品種」が並んでいますので、文字通り「適当」にバサリ・バサリです。
例えば、パスカリです。
葉が十分に残っていますので、下から3段目の枝(3番花の咲いたステム)の中間あたりでバサバサッと刈り込みます。
この株の剪定に要した作業時間は2分ほど。
良芽の有無も確認せずに刈り込んでいます。
もちろんコンテスト用品種はもう少し注意深く芽を選びます。
また更にこの後、もうひとつの(ちょっとした)作業をしますが、それは明日ご紹介いたします。
葉数が一気に少なくなり、庭がすっきりします。
コンテスト用の株も葉数は少なくなりますが、構いません。
例えば、手児奈。
矢印の枝には葉が無くなってしまいました。
ま、他の枝にコンテストレベルの花が咲いてくれるでしょう(と、勝手に期待しています)。
矢印の枝に咲く花は、家庭用切り花か御近所用になると思います。
ただ、先般の台風で葉を飛ばされた株も多数見られます。
その株を下から2~3段目で剪定すると、こうなります。。。
あらら……葉が数枚しか残らず、ほとんどの枝(大半が今年のシュートです)は丸坊主になりました。
こんな状態でももちろん枯れることはなく、ちゃんと秋花を見せてはくれますが、コンテストレベルの花を要求するのは酷でしょう。
昨年の秋のコンテストでは、この株の花が大活躍をしてくれたのですが(矢印2輪)
この秋はコンテストは欠席して、家用の花になると思います。
明日は地植え株の早咲き~中間咲きの品種(魅惑・シーアブリス・レッド広島など)の剪定をします。
併せて、コンテスト品種の「ちょっとひと手間」をご紹介するつもりです。
講習会に御参加下さった皆様にはお話いたしましたが、剪定後「確実に芽を動かす方法」です。