昨日のブログで、台風9号は「エエお湿り程度」とタカをくくっておりました。
確かに朝のうちは風が非常に強いとはいえ、採花する余裕もありました。
珍しい花も咲いていました。
偶然手に入れた営利切り花用の品種ですが、「354」という番号しかついていない無名種です。
この品種が市場に出るかどうかは知りません。
雨で傷がついていますが、鎌倉市の大月啓仲先生の作出花です。
トゲのないバラとして知られています。
数少ない「黄色のコンテスト花」で、時々コンテスト会場で見かけます。
また、昨日のカルホス潅注の効果も目に見えて、満足していました。
苦しくなったのでしょう、土から出てきて、お亡くなりになっていました。
そうこうしているうちに、朝8時過ぎから風が強くなってきました。
東からの風により鉢が少し倒れていますが、「余裕余裕」と思っていました。
ところが11時ころにはひどい嵐に……
南から吹きつける暴風のため、次々と鉢が倒れました。
明石のアメダスは我が家から2kmほど離れた場所にありますが、午前11時18分に南南西の風30.8m/秒を記録しています。
高台で日当たりも風当たりも良い我が家では、恐らく35m/秒は吹いたと思います。
防風ネットを張ったままでしたのでフレームが悲鳴を上げ、倒壊の危険も感じました。
(14:50現在、倒壊は免れています。)
もちろん花はボロボロ。
↑ 上の5枚目の写真で午前8時にはある程度残っていたツルばらの葉も、
私の頭と同様、すっかり禿茶瓶になっています(涙)
9月初旬の夏剪定まで1枚でも多くの葉を残そうとしていた努力は、ほんの5~6時間の暴風により吹っ飛んでいきました~~
夕方、風が少しでもマシになれば、倒れた鉢を起こしたり、折れた枝先を切り取ったりという作業をしなければなりません。
甘く見ていた今回の台風9号ですが、九州➡中国地方➡日本海・北陸沖という台風の進路は、やはり我が家にとって悪魔のコースです。