今日も暑い夏空で、現在午後3時過ぎ、西と北の山際から入道雲が湧き起っています。
しかし、頭上の青空には初秋を感じさせる筋雲も。
ただこれは台風接近の影響でしょうか。
恐らく今夜九州に上陸する台風9号は、中国地方を通過して日本海へ。
そして北陸沖、東北沖の日本海を北東に進んで青森または北海道へ行くコース。
まさに1991年19号台風、世に言う「リンゴ台風」の進路と同じです。
前にもこのブログで書いたと思いますが、あの時(9月27日夜~28日朝)は強烈な南風が運ぶ瀬戸内の海水によって、一晩で我が家のばらが「干し草」状態になりました。
当時私は色合いや香りを重視したガーデン派のばら栽培をしていました。
しかし塩害により地植え株が全滅したことが、コンテスト用に庭を造り変えるきっかけ(庭全体を1mの深さに掘り、底に孟宗竹を敷き詰めて、人魂(火の玉)が出るのではないかというほど骨粉を超大量にぶち込んで~~以下略~~)になりました。
ただ今回の台風9号は中心気圧が990hPaですから(1991年台風19号は九州上陸時940hPa・北海道再上陸時955hPa)暴風や塩害はないだろうと思っていますが、我が家にとって一番嫌なコースであることに変わりありません(日本海に抜けた後に再発達の予報です)。
とは言うものの、防虫ネットの撤去やら鉢の移動やらという対策は、何もしていません。。。ま、エエお湿りになるのではないか程度に思っています。
本日の作業は、まず地植えの足元の草むしりから。
そして鉢植えにカルホス乳剤を1000倍で潅注しました。
カルホス乳剤(殺虫剤)……450CC
水……450ℓ
8号鉢に1~2ℓ、10号鉢に3ℓ 程度を注ぎ込みます。
もちろんこれは鉢植えの白根を食害するカナブンの幼虫退治のためです。
カナブンは小型のハナムグリから大型のドウガネブイブイまで、概ね7月までに産卵を終えるようです。
8月はまだ幼虫が小さく、薬剤にも弱い状態です。
そこで毎年お盆の前後にカルホスを潅注することにしています。
以前(10年ほど前まで)は7月下旬と8月下旬の2回、潅注作業をしていました。
しかし最近は8月中旬の1回のみです。
12月の土替えの時に確認できますが、2回の潅注で100%、1回の潅注では95%ほどの退治が出来ています。
カナブンの幼虫駆除の薬剤はスミチオン1000倍を潅注しても構いません。
またダイアジノン粒剤を鉢土の表面に散布してもOKです。
私がカルホスを使用する理由は、根元付近(クラウン部分)にカイガラムシが発生している株が散見されるため、カイガラムシ駆除も同時に考えているからです。
カイガラムシ駆除は、12月の土替えの時にはマシン油乳剤を塗布しますが、夏期には使えません。
カイガラムシに効果があり、ばら又は花卉類に適用登録があるのは、
アクテリック乳剤/カルホス乳(粒・粉)剤/マラソン乳(粉)剤
の3種類だけです。すべて有機リン系ホスホロチオネート剤ですね。
さて、本日撮影したちょっとマシな夏花の画像を貼っておきます。
いずれも本来の色・形・大きさではありませんが、ご愛敬です。
今夜~明日、台風9号の被害が出ないことを祈っています。