関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

真夏の陽射しの中で

朝から蝉の声が賑やか。まさに真夏の到来です。

前ブログ担当のY君のコメント(昨日の記事のコメント)にもありますように、午後から近畿各地で激しい雷雨、場所により竜巻注意情報も出ていたようです。

しかし、当地・明石は古来雨の少ない土地(だからこそ、多くの溜池があります)で、「局地的な豪雨」という時も「局地外」になることが多くあります。

今日の午後も、淡路島方面には黒い雲がありましたが、我が家ではほんの1~2分パラパラと来た程度で、予定通りの薬剤散布が出来ました。

 

まずは朝の様子。

昨日、2~3分咲きの花はすべて採花しましたが、この時期はあっという間に次の花(矢印)が咲きます。

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7月18日朝 地植え

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7月18日朝 鉢植え

これらは「3番花」です。

さすがに「エエ花」は少なくなりますが、マンマイちゃんの花(仏壇花)には十分で、毎日取り換えています。

(今、家内からクレームが入りました。「これでは自分が取り換えているみたいだ」と。ええ、取り換えているのは奥様でいらっしゃいますです、ハイ。)

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ロージクリスタル

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ミスターローズ

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ホット神崎

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コンフィダンス

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シー ジャック

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プレイ ガール

そして、まだミカンキイロアザミウマの被害も残っています。

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ゴールデンハート

 

そこで、昨日の記事で「切り札薬」と申し上げましたのが、今日の薬剤メニューです。

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7月18日

ポリオキシンAL(殺菌剤)……40g

ディアナSC(殺虫剤)……40CC 

カスケード乳剤(殺虫剤)……100CC 

バイオ アクト(ダニ忌避)……100CC 

アプローチBI(展着剤)……100CC 

水……100ℓ

 

殺虫剤のディアナSCの花卉類・観葉植物の適用病害虫は「アザミウマ類」となっております。

通常この表記の場合は、「ミカンキイロアザミウマ」「ミナミキイロアザミウマ」の適用はないことになります。

しかし、機会があれば以下の論文を御覧下さい。

 

いちごのアザミウマ類防除にディアナSCが有効である(nagano.lg.jp)

https://www.pref.nagano.lg.jp/nogi/sangyo/nogyo/gijutsu/fukyugijutsu/201502/documents/1502h24.pdf

 

Taro-H23情報-園芸環境-虫害(宮 (pref.miyagi.jp)

https://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/200708.pdf

 

私自身も数年前から気づいていましたが、ディアナSCはある程度ミカンキイロにも効きます!

ただ、コテツやスピノエースほどの確実性はありませんので、ディアナSCを使用する際は、さらにカスケード乳剤(IGR剤=脱皮阻害剤)を混ぜることにしています。
IGR剤は遅効性で、成虫には全く殺虫効果がありません。

しかし産下卵は孵化しなくなりますし、また幼虫が成虫になろうとしても脱皮できなくなります。

かつ、脱皮しないクモなどの益虫には無害ですし、人体にも毒性が極めて低い上に、害虫の薬剤抵抗性が付きにくいので、非常に優れた薬品だと思います(自宅でエビ・カニ類を育てている場合は要注意ですが)。

カスケードには浸透移行性がありますので、薬剤の掛け残しが出やすいツルばらなどでも使い勝手が良いと思います。

今回の我が家のミカンキイロ騒動は、今日の薬剤散布で一件落着だと思っています。

しかし、もしもカスケードの効果がなければ……フフフ、さらに奥の手があります。

同じIGR剤で、マッチ乳剤がひかえています。

ミカンキイロに対しては、コテツフロアブル+マッチ乳剤が最後の砦(とりで)になりますが、未だかつてそこまで攻め込まれたことはありません。

さて、果たして来週の薬剤散布はどうなりますことやら。。。

 

なお、ほとんどの皆様がお気付きのこととは思いますが、ディアナSCはオオタバコガの特効薬であり、カスケード乳剤もオオタバコガに対して高い防除効果があります。

つまり今回の薬剤散布は、ミカンキイロとオオタバコガの両方を意識したレシピです。

さらにお気づきの方もいらっしゃるでしょう、今日の散布薬剤のうちポリオキシンALとカスケード乳剤はハダニの適用登録があります。

我が家は長年のバイオアクトの使用により、ハダニの発生はほどんどなくなっていますが、梅雨明けのこの時期ゆえ、ポリオキシン+カスケード+バイオアクトでダニ対策を意識していたのは言うまでもありません。

(殺菌剤でハダニ対策になるものには、サンヨールもあります。次回使うかもしれません。)

ついでながら、薬剤抵抗性に関しまして、この数年アファーム乳剤の効きが悪くなっていると感じていました。

特にミカンキイロアザミウマに対しては、10数年前ほどの劇的な効果が見られません。

どうやら日本各地でそのような報告があるようです。

 

Taro12-25H14参考チ-園芸環境-虫 (pref.miyagi.jp)

https://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/70024.pdf

 

普及に移す技術刊行要領(改正H8.4.1) (pref.miyagi.jp)

https://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/685975.pdf

 

アファーム乳剤はオオタバコガに対しては(今のところ)よく効きますので使用価値は高いと思いますが、ミカンキイロに対してはちょっと注意を要する……と心得ておく必要があります。