関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

雨間の作業

各地から梅雨末期の大雨情報が伝わってきます。

 

明石もこの1週間は雨続きで地中の酸素が不足しているのでしょうか、地植え株に不自然な落葉が発生しています。

f:id:kansairose:20210710200124j:plain

7月10日 地植えの落葉1

1番花を咲かせたステムの葉が黄変してパラパラと散っています。

f:id:kansairose:20210710200308j:plain

7月10日 地植えの落葉2

散った葉はきれいで、カビや斑点は発生していませんので、これは生理的な落葉であり、病気ではないと判断しています。

 

今日は夜明け前に雨が降りましたが、午前中は陽射しがあり葉が乾きました。

明日の天気がどうなるか分かりませんので、昼前に慌てて定期薬剤散布をしました。

 

今日の薬剤のターゲットは、まずはスリップス。

先週末のトクチオンは一時的にはミカンキイロアザミウマ(ひょっとしたらヒラズハナアザミウマ?)を黙らせましたが、その後、連日の降雨で効き目が弱くなったのか、この2・3日の間に咲いた淡色系の花は、弁端が汚れています。

f:id:kansairose:20210710182845j:plain

スリップス被害花

そこで今日は薬剤を変えて、コテツフロアブル+スピノエースにしてみました。

これで効果がなければ、次回は脱皮阻害(IGR)剤を使わなければならないのですが……

 

次、ついに出ましたオオタバコガ。

f:id:kansairose:20210710183644j:plain

オタバコガ幼虫1

汚らしい糞をまき散らしながら花弁を激しく食害します。

↓ は今日の画像ではありませんが、オオタバコガの幼虫は蕾に貫通痕を残します。

f:id:kansairose:20210710183949j:plain

オタバコガ幼虫2

成虫は冴えない茶色の二等辺三角形の蛾です。

f:id:kansairose:20210710184114j:plain

オタバコガ成虫

従来は日本列島南部・対馬屋久島など、ごく限られた地域のみの害虫でしたが、1980~90年代に日本各地で発生が認められるようになったモノです。

従来の殺虫剤(マラソンやスミチオン、オルトランなど)では効きませんので、オオタバコガの適用登録のある薬剤を使います。

オタバコガに関して、バラまたは花卉類の適用登録がある薬剤:

アクセルキングフロアブル(劇物)・アクセルフロアブル・アファーム乳剤(注:近年、効きが悪くなっています)・エスマルクDF・オルトラン/ジェイエース(注:実感として「全く効きません!!!」)・カウンター乳剤・カスケード乳剤・コテツフロアブル(劇物)・サイハロン水和剤(劇物)・スピノエース顆粒水和剤・スミチオン(注:実感として「全く効きません!!!!」)・ディアナSC・ハッパ乳剤・フェニックス顆粒水和剤・プレオフロアブル・フローバックDF・マッチ乳剤・ロムダンフロアブル
ミカンキイロアザミウマに比べると、多くの薬剤に効果が期待できます。

なお、上記中、ミカンキイロアザミウマにも登録のあるのは、アファーム乳剤・カスケード乳剤・コテツフロアブル・スピノエース顆粒水和剤・マッチ乳剤です。

お気づきだとは思いますが、私が定期薬剤散布で殺虫剤として使用する薬剤は、基本的にミカンキイロ・オオタバコガの両方に適用登録のある薬剤です。

(なお、登録はありませんがディアナSCはミカンキイロにも効果があるという論文を見かけました。いずれまたご紹介します。)

 

そしてこれ はツヤコガネの食害でしょうか?

f:id:kansairose:20210710185648j:plain

ツルばら エマニエル

f:id:kansairose:20210710185720j:plain

ツヤコガネの食害?

中型(15mmほど)の茶色がかった緑色のコガネムシブイブイ)で、ドウガネブイブイハナムグリに比べると、背中(羽部分)が柔らかいのが特徴で、御覧のように葉を食害します。

これまた汚らしい糞をまき散らすのも特徴です。

4m近いツルの先端ですので「犯人」を確認・撮影できておりません。

確認できたとしても薬剤は効きませんので、テデトールに頼るしかありません。

 

ということで、本日の薬剤は、

f:id:kansairose:20210710190421j:plain

7月10日

サルバトーレME(殺菌剤)……35cc 

ピノエース顆粒水和剤(殺虫剤)……20g

コテツフロアブル(殺虫剤)……50cc 

バイオアクト(ダニ忌避)……100cc

アプローチBI(展着剤)……100㏄ 

水……100ℓ

注意:コテツフロアブルは劇物で、購入時には押印が必要です。
また、人によっては(私がそうですが)目にチクチクとした刺激を感じる可能性があります。

出来れば散布時にゴーグルを使用なさることをお勧めします。

 

明日は、雨が降らなければ鉢植えに肥料を与える予定です。