雨を心配して昨日のうちに定期薬剤散布をしましたが、今日も安定した夏の晴天でした。。。昼頃に、パラパラと雨が落ちてきましたが、降ったというほどではありませんでした。
昨日に続き、今日も2番花の「処理」に多くの時間を費やしました。
本日はナスやキュウリ、オクラ、ピーマン、トマトの手入れ(追肥と誘引)、夕方に枝豆の収穫をしたため、バラさん達には鉢植えの潅水をした以外には大した作業をしておりません。
そこで、昨日に引き続き、本日の美人さんたちをご紹介いたします。
昨日は美人さんの笑顔だけでしたが、今日は立ち姿(咲き振り)も御覧いただきます。
まずは我が家の主力選手中の主力選手。
2000年の日本ばら会全国大会(東京・八重洲地下街)で会長杯を頂戴した我が家のメルヘンについて、皆さんが色の濃さをほめてくださいました(またまた自慢話で恐縮です)。
確かに私自身も色の濃いメルヘンを求めて、90年代に何株も何株も試作しては捨て、試作しては捨てを繰り返していました。
たぶん100株以上捨てていると思います。
その結果出会ったのが、この色です。
鉢植えでもこの花色が我が家のメルヘンです。
前野さんの所(宝塚の確実園本園)から購入した数株の色が濃く、その子孫たちが現在、地植え・鉢植え合わせて15株ほど定住しております。
四国・香川のS君が、我が家のメルヘンを初めて見た時に「トゲが赤い」と指摘してくれました。
さすが農学博士!鋭い眼力に脱帽しました。
その時は、私自身もまったく気づいていませんでした。
どうやらピンクが濃く発色するメルヘンは、若いステムは勿論、枝が古くなってもトゲに赤さがあります。
次も古い品種です。
私がコンテスト駆け出しの頃、先輩諸氏が素晴らしいディオールを出品なさっていましたが、当時の私はその良さが分かりませんでした。
我が家のディオールに良い花が咲かなかったからだと思います。
あれから30年以上の星霜を経て、鉢植えで育て続けたディオールの老木に、近年エエ花が咲くようになりました。
赤の花では、次が一番のお気に入りです。
この画像では分かりにくいのですが、蛍光塗料のように輝く赤色です。
陽が当たって輝く赤を見つめていると、花の中に吸い込まれるような不思議な感覚になります。
赤の中では一番魅力的な花色だと思っています。
(春花が最高です。ただ、秋花は花芯が乱れ、所謂「キャベツ」になります。春1発の品種ですが、超遅咲きのためコンテストの期日には間に合わず、私は出品したことがありません。)
赤をもう一種。
栽培していらっしゃる方が多いと思います。
ビロード赤で、黒バラと言う方が良いかもしれません。
コンテストに出品しても、なかなか入賞しません。
花形・大きさ・芯の高さなど、一流のコンテスト花に比べると見劣りするからでしょう。
しかしご近所に配る時は人気ナンバーワン!
如何にも「バラらしいバラ」というイメージです。
1999年の日本ばら会全国大会(大阪・鶴見緑地)で会長杯を頂戴した株が今でも健在で、それに今朝咲いた花です。
30年以上経過した株はさすがに老化して、なかなかシュートが出ません。
オレンジ色では、昨年来、次の株がエエ花を咲かせるようになりました。
これ、実はGr種(グランディフローラ)として登録されています。
HT1本花としてコンテストに出品ができませんので、昨秋は10本組花のうちの2本として出品しました。
「ローラ」に比べて透明感のあるこの花色が優れていると思います。
数年前の日本ばら会の配布苗です。
定番:ジェミニ×コロラマの品種です。
花芯の締まりがルーズになりがちですが、今朝の花はきっちりとまとまっていました。
陽射しが強い時には赤がドギツく発色しますが、曇天の昨日・今日の陽射しでは優しい発色になりました。
昨日「枝枯れ病」の枝を切除した株です。
香りのコンテストの候補です。
グリーンがかった白色と花芯の巻きの美しさが際立ちます。
花弁が厚く、花保ちの良い品種です。
日本ばら会の配布苗です。
故・安田さんの銘花「ファーストレディーA」が、勝手に変な名前に改名されたため、我が家からすべて追い出しました。
その代わりになると思って栽培していますが、ステムの姿(葉の並び方・葉の形・花首の曲がりなど)に品格がありません。
花は抜群に良い品種ですが、残念ながらサヨナラ~候補になっています。
そんなサヨナラ~候補になりながら、しぶとく残留している品種。
先週もご紹介しましたが、
春一番の花は120%花首が直角に曲がるトンデモ品種で、毎年「捨てよう」と思います。
しかし、秋には堂々とした品格ある花を見せつけます。
どうしても捨てられない品種になりました。
今夜もウダウダ「今日咲いた花」を並べ立ててしまいました。
2番花の画像ではありますが、品種選びのご参考になれば幸いです。