まずは本日6月26日朝の庭の様子です。
2番花が盛んに咲いています。
地植えの中にはステムがすでに虫除けネット(高さ2.4m)に達してしまったモノがあります。
シーアブリスですが。。。
秋のコンテストに出品する際には3mくらいまで伸びます。
これを低くしようとして夏剪定で深く切り込むとイジけます。
この品種は地植えで自由奔放に育てるのがコツです。
私のコンテスト人生の中で、もう2度と揃えることのできない最高傑作が、この10輪花です。
まだ若くて体力もあり、1999年、2000年と2連続で日本ばら会全国大会の会長杯を獲得した、私自身の黄金時代でした。。。ちょっと自慢でした、スンマヘン。
今週後半は2番花が本格的に咲き始め、花配りに奔走しています。
この日の夕方、仕事から帰宅後に採花し、翌25日朝に荷造りをして京都に持って行き、職場のお嬢様方にお持ち帰りいただきました。
そして今朝も。。。
これはほんの一部で、この3、4倍は切りまくりました。
花を切らずに咲かせてしまいますと、花後に花弁が散ってボトリチス(灰色カビ)病の原因になりますので、私は極力切り花で楽しむ主義です。
その結果、家内は今日1日「花の押しつけオバサン」として、近所~ちょっと遠くまで奔走してくれました。
アリガタヤ・アリガタヤ。。。と感謝して已みません(と書いておかないと、明日以降ばらの行く先がなくなってしまいます)。
今日の花の中の「美人さん」たちを紹介します。
梅雨の最中とはいえ、この1週間はほとんど雨に当たっていませんので、花の状態は抜群です。
まずは、我が家の白色のコンテスト花の代表。
中心部にほんのりとピンクが出るのが魅力です。
次、田頭数蔵氏の代表作。
関西ばら会ではよく目にしますが、それ以外のばら会ではあまり目にしないかもしれません。
ちょっとローズがかった赤色の巨大輪です。
古い品種ですが……
香りの良いコンテスト花です。
春の花は見るに堪えないほどグチャグチャで、秋1発の品種です。
とは言うものの、今朝はこの時期には珍しくエエ花が咲いていました。
これは「香りのコンテスト」に出品しようと思って栽培しています。
ただ、悲しくなるほど樹勢が弱い。。。毎年2本ずつ接ぎ木をして、血筋を絶やさないように注意して栽培しています。
夏のキツイ日射しを浴びると、見事な(ドギツイ)発色をします。
同じく、夏の発色です。
秋には黄色が強く出て、より魅力的な花色になります。
ピンクの複色花ですが、表より裏側が濃いのが面白い。
表と裏のコントラストのくっきり具合ではこれが1番かな?
夏花は黄色の発色が弱いかな?
秋は黄色も紅ももっと強く発色します。
これはフロリバンダのお遊び。。。
フロリバンダの2番花でも、結構な房咲になっているものが見受けられます。
(公財)日本ばら会の近年の配布苗。故安田さんの遺作です。
花首が直立性で大房になりますので、花が密集状態。
もうちょっとゆったりと花と花との間に隙間があった方が良いのですが……
30数年前にばら作りを始めた頃からの付き合いです。
平凡だけれども、否、平凡だからこそ飽きない花です。
梅雨の時期、枝枯れ病(キャンカー)が発生します。
すそ枯れ病や腐乱病、疫病など、細かく分類できますが、要は1番花は問題なく咲いたのに、2番花が咲きそうな頃にその枝の根元部分(疫病は新しいシュートの下部)から急に枯れ込む病気です。
薬剤による予防は(たぶん)できませんので、発生を見かけたらその枝の根元から切除します。
今朝、我が家でも発見。
この時に使ったハサミは消毒するのが理想です(ライターなどで焼けばラクですが、私は煙草を吸いませんので、うどん粉・黒星病用のスプレーの殺菌剤を吹きかけて、消毒した気になっています)。
午後から雨が降る予報でしたので、昼前に定期薬剤散布をしました。
先週発生を見たスリップス(たぶんミカンキイロアザミウマ)はトクチオンの散布が功を奏し、今週は全く見かけなくなりました。
そこで今日の薬剤は、
フルピカフロアブル(殺菌剤)……50CC
アファーム乳剤(殺虫剤〈オオタバコガ・ヨトウムシ対策〉)……100CC
ベストガード水溶剤(殺虫剤〈スリップス対策〉)……100g
バイオアクト(ダニ忌避)……100CC
アプローチBI(展着剤)……100CC
明日の作業は、バラの足元の草むしり……かな?
天気がどうなりますことやら。