関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

様々な芽摘みの一日

梅雨の中休みとはいえ、ピーカンの晴天ではなく高曇りで風も適度に涼しい日曜日、一日中庭仕事をしていました。

 

今朝の採花は控えめ。

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右の2輪は「マダム ヒデ」さん、正真正銘の2番花です。

それ以外は1.5番花。

 

朝から1番花の後に伸び始めた芽の整理を行いました。

5月29日の記事「6月6日の講習会 中止になりました」の記事と重複しますが、枝の整理の方法です。

放置しますと2~3本の芽が伸びて、さらにそれが4~9本になり、8~20数本の箒(ほうき)状になり……と収拾のつかない状態になり、病虫害が発生しやすくなります。

1本のステムは夏の剪定の時まで、ずっと1本のまま伸ばすのが基本です。

そうすることによって、風通しや薬剤の掛かり具合が良くなります。

 

1番花の後切り戻した枝からは通常2~3本の新芽が伸び始めます。

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新芽が2本伸び始めたステム

通常は上の芽の勢いが強いので、下の2番目の芽(➡の芽)[場合によっては、加えて3番目の芽]を摘み取ります。

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2番目の芽を欠き取る

1番上の芽の伸び方が芳しくない場合があります。

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上の芽の勢いが弱い場合

この場合は、迷わず上の芽を欠き取ります。

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上の芽を欠き取ります

中には処理が遅れて、1番上の芽以外にも2(~3)番目の芽()が立派なステムになりかけているものがあります。

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2本の立派なステムが伸び始めた枝

下のステム()にも確実に花が咲きます。しかしこれを伸ばすと枝が込み合うことになりますので、心を鬼にして、「ステムは1本のまま伸ばす」という基本を守ります。

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下の芽を欠き取りました

 

伸びる芽を1本に絞った場合も、油断をすると「要らん枝」が伸びることがあります。

「主芽」の両脇にある「脇芽」が動き始めることがあります。

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2本の脇芽が伸び始めた枝

これは迷わず「脇芽」を欠き取ります。

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「脇芽を取り去った」之図

 

シュート処理も、この時期の大切な作業です。

シュート枝に咲く花は、今年の秋~来年の春の「コンテストレベル」の花を期待できますので、的確な処理をしましょう。

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発生したシュート

展開した本葉(5枚葉あるいは7枚葉)が5枚以上展開したらシュート処理の適期です。

未展開の部分を(適当な高さで)摘み取ります。

必ず葉の付け根の「すぐ下」を爪でつまんで折ってください。

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爪で摘み取ります

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先端を摘み取りました

この時はハサミなどの刃物を使わず、爪でつまみます(理由は、切断面の表面積が広いほど水分の発散が多くなり、より「萎(しな)びる」からです。「萎びる」と、そこから伸びる芽と元のシュート部分がまるで1本の枝のようになります。下の「動き始めたシュート2段目」の写真の上の芽の所を御覧下さい)。

ここで、摘み取った方の一番下の葉を取り外して「ヒゲ芽の確認」を必ず行います。

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「ヒゲ芽」の確認

この矢印()は「ヒゲ芽」というよりは「伸び始めた芽」になっています。

このような「動き始めている芽」や「ヒゲ芽(細い糸のようなものが伸びている芽)」を伸ばすと、勢いのない細いステムになってしまいます。

シュートに残った方の芽も同じような状態である可能性がありますので、もう1段「折り下げ」ます。

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1段折り下げ

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葉の付け根のすぐ下で折り下げました

そしてまた、折り取った葉をむしってみます。

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芽の確認

これはほぼ芽が動いていません(見づらくてスンマヘン)。

これならばもう折り下げる必要はなく、これでシュート処理は完了です。

(これでも芽が動いていればもう1段、ダメならさらにもう1段と折り下げます。)

 

既に処理を終えたシュートからは2(~3)本の芽が動き始めています。

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動き始めたシュート2段目

シュートを1本で伸ばすために、下の芽()を欠き取ります。

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下の芽を欠き取りました

先ほど、シュート処理は刃物を使わずに爪でつまんで、切り口の表面積を広くして「萎びる」ようにすると書きました。

つまんだ部分の上が「萎びる」と御覧のように上の芽が真っすぐに伸び、シュートの段差がほとんど無い、1本の枝のようになります。

なお、この下の芽を摘み取らずにそのまま伸ばし「シュート2段目で(Y字状に)2枝に分ける」という栽培法を採用している人も多いようです。

2枝にすれば秋花を多く採花できます。

ただ、私は風通し・日当たりを極力良くするために、1枝で伸ばす流儀を厳守しています。

このシュート処理に関しては、皆様各々が「自分流」を確立すればよいと思っています。

 

昨日の記事でゴマダラカミキリ出現のニュースを書きました。

今日のニュースは……

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早くも黒星病

梅雨入りが早かったせいでしょう、6月上旬なのに黒星病(黒点病)の発生を確認しました。

とはいえ、まだ1株(ブラックティー)のみ、日当たり・風通しの悪い部分に出ていましたので、まだ「蔓延(まんえん)」という兆候はありません。

が、注意して観察していきます。

 

夕方、予定通り定期薬剤散布を行いました。

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6月6日使用の薬剤

本日のレシピは、

サンヨール乳剤(殺菌剤)……200CC 

ピノエース顆粒水和剤(殺虫剤)……30g

バイオ アクト(ダニ忌避剤)……100CC 

アプローチBI……100CC 

水……100ℓ

サンヨール(有機銅剤)は古くから使われていて、耐性菌が出現しにくい非常に安心できる薬剤ですが、浸透移行性がありません。また残効も2~4日程度ですので、散布時には散布むらがないように丁寧に撒かなければなりません。

今日は散布に要した時間がいつもより20分ほど長くなりました。