いよいよ我が家でも昨日、開花宣言です。
今年の一番は、鉢植えの マダム ヒデ さんではなく、デンティベスでした。
毎年一番の ヒデさん 。今日は、
また、グチャグチャの花で本来の姿(秋花が真骨頂)ではありませんが、魅惑も。
ヒデさん・魅惑とも、明日(25日)が開花宣言になりそうです。
その中において、コンテストレベルが1輪。
高雄です。昨日・一昨日と陽射しがありましたので、エエ発色をしています。
先週日曜日(18日)に強風で折れ、皮1枚だけつながっている荒城の月ですが、何とか生き延びて、あと2~3日で開花です。
(矢印が、枝が折れて皮1枚の箇所です。)
さて、前回の薬剤散布(18日)は強風の中で行いました。
かつ、散布直後のにわか雨でかなり葉っぱが濡れました。
やはり薬剤が十分に効いていませんでした。
その結果、我が家では珍しく アブラムシ の写真が撮れました。
また、こんな時期に ゾウムシ も多発しています。
更には、病気ではありませんが、こんな「首曲がり」が散見されます。
花首の蕾に近い部分に「柳葉」などがあると、そこからひきつったような花首になり、曲がってしまいます。
これは「枝直し」などで曲がりを矯正できませんので、私は5枚葉を1枚つけて切り戻し、6月上~中旬の花の無い時期に咲く「1.5番花」を楽しむことにしています。
この「首曲がり」は品種により出やすいもの(ジェミニ×コロラマの交配である「狭山路」「ユートピア」など)もありますが、それよりも各々の株による「曲がり癖」の方が目立つように感じます。
「首曲がり」が発生した株は記録に留めておいて、2番花以降の様子を見ます。
年間を通じて首が曲がる株は、「サヨナラ」の候補になります。
ただし、花壇として楽しむ場合は、必ずしも気にする必要はないかもしれません。
花が散るまで色彩や香りを楽しんで、花後に切り戻せばOK!
しかし、切り花として花瓶に生けて楽しむ場合は、やはり美しくありません。
花首の「曲がり癖」がある株は、淘汰するに越したことはないと考えます。
最後に、夕方、薬剤の定期散布をしました。
本日のレシピは、
フルピカ フロアブル(殺菌剤)……50CC
ジェイエース水和剤(殺虫剤)……80g
ベストガード(殺虫剤)……50g
アプローチBI(展着剤)……100CC
水……100ℓ
殺虫剤を2種類使いました。
その理由は、春の花が咲き始めましたので、スリップス(アザミウマ)対策が必要になりました。
ジェイエース(オルトランのジェネリック薬)は、在来種のヒラズハナアザミウマやネギアザミウマには効きますが、現在、ばら栽培にとって最も深刻な害虫の1つであるミカンキイロアザミウマには全く効きません。
そこで、開花期にジェイエース(オルトラン)を使う場合は、ミカンキイロ対策を考えなければなりません。
今回散布したベストガードは、ミカンキイロアザミウマにもよく効きます。
なお、我が家でジェイエース以外にローテーション使用しているアファームとスピノエース(今は切らしておりますがコテツフロアブルも)はミカンキイロに卓効がありますので、他の殺虫剤を混合する必要はありません。
また、アファーム・スピノエース・コテツフロアブルは、もう1つの難敵であるオオタバコガにも効果がありますので、大変ありがたい薬品です。