今日は天気予報通り 朝から雨降り。
昼頃から南東の風が強まり、懸崖作りのツルばらが悲鳴を上げています。
30cmほど伸びたステムの先には蕾も見えますが、
強風に吹かれて激しく揺れ、長いツルがこすれ合ってステムが折れています。
しかし、3月下旬~4月下旬にかけて、日本海を発達しながら東進する「爆弾低気圧」による被害は、毎年2~3回の試練として「織り込み済み」です。
2020年は4月13日、4月18~19日。
2019年は3月31日。
2018年は4月6~8日、4月14~15日、そして5月3~4日。
それに比べたら、今日の風はまだマシ。。。
というか、強風の本番の時期はこれから1ヶ月ほど続きます。
ひどい時は、ツルばらの蕾の4分の3以上がダメになりますので心が痛みます。
これからご紹介する画像は、昨日(3月27日)の作業です。
1月9日に接ぎ木をした30株ほど。
4号(12㎝)の育苗用ポリポットに植えて、風の当たらない南向きの場所に置いていました。
ポットの底から白根が見え始めましたので、植え替え時の到来です。
準備するのは、5号スリット鉢と「伝家の宝刀」のマグアンプK(年末年始の植え替えには大粒を使いますが、鉢増しの時には中粒を使います) 。
用土は、我が家の定番……園芸用土:赤玉土(中粒):腐葉土=1:1:1
先ずは例によって、マグアンプKを
えっ!ウソッ!!というほどぶち込みます。
(カレースプーン山盛り3杯ほど)
これを軽く混ぜてから、ポットの苗を抜きます。
これだけ白根が回っていれば根鉢も崩れません。
底に見えるグリーンの網は、台所の流しのゴミ取りネットを切ったもの。
接いだ苗をポットに植え込む際に、土がこぼれないようにポットの鉢穴に敷きました。
今はこのネットにも白根がしっかりと食い込んでいますので、
取り外さずにそのまま植え込みます。
深さは接ぎ口部分が土に入るか入らないか……といったところ。
私は切り接ぎをしていますので、こんな深さです。
芽接ぎ苗の場合は、接ぎ口が土の表面から2cmほど上に出るように植えます。
最後に、水をたっぷりと。
上から潅水しても良いのですが、私は植え替えの際には鉢を深水にとっぷりと浸(つ)けて、鉢底から水を吸わせています。
そして、鉢の並び替え。
今までは通路の一方に寄せて通りやすくしていましたが、
日当たりを重視して、両方に分けて配置しました。
この際、芽欠きと(必要なものは)枝の切り戻しを完了しました。
昨日はこの後に薬剤散布をしたわけでありまして、
丸一日「ばらの奴隷」となって、よ~~く働きました。
2日分の作業ですが、今日の雨を考えると、どうしても1日でする必要がありました。
週間予報では、また来週末も雨マーク。
ま、4月4日の日曜日は、関西ばら会の講習会ですので、
どちらにしても土・日の2日間連続の作業はできませんが。。。