明日(2月18日)は二十四節気の「雨水」、
且つ 旧暦の「人日の節供」、つまり七草の日です。
んが、寒波襲来で北海道・東北・北陸地方は大変な雪になってる様子。
関西ばら会にも 新潟・石川・福井の会員さんがいらっしゃいます。
様子はいかがでしょうか?
お見舞い申し上げます。
さて、今回の「サヨナラ~」は バリバリのコンテスト品種たちです。
35年以上ばらを栽培しているにもかかわらず、
先輩諸氏やコンテスト仲間と同等の花を咲かせる技術がなく、
正直なところ、give up した品種たちです。
皆様ご存知の あけぼの です。
私の花は 御覧の通り 黄色が発色していません。
蕾の萼が割れ始めるころから 封筒をかけて遮光しても ダメ でした。
黄色の発色の良い「血筋」もあるようですが、
私はそのような穂木に巡り合うことが出来ませんでした。
さらに、花首がグニャグニャに曲がりますので、
開花1週間前には必ず添え木・枝直しが必要。
それがまた面倒くさくて、結局 我が家から消えてしまいました。
私のコンテストの師匠(と私が勝手に思い込んでいる)故笹島辰子先生が
お得意になさっていた花です。
何よりも香りが素晴らしい!
そして、開花直前に天候に恵まれると、
ビーナスがほんのわずかにタッチして 弁端が赤くなります。
しかし、雨や曇りが続くと平凡な白い花で終わります。
……と、花は魅力的ですが、樹勢が弱く、太いシュートが出ません。
夏の間に、ダニもついていないのに ほとんど葉を落としてしまいます。
これまた、私の手には負えない と give up した品種です。
初めてこの花を見た瞬間「メルヘンケーニギンの時代は終わった!」と思いました。
メルヘンよりも濃いピンク、弁幅の広い剣弁高芯咲き、花芯の締まり具合
どれをとっても超一流のコンテスト花と確信しました。
ところが……
ステム(花枝)が伸びません。
剪定の位置を 上から下まで いろいろ試してみましたが、
ステムは40㎝止まり。
千葉県の名人・伊加利 勝晤 先生の卑弥呼は60㎝以上の長さがありましたので、
お会いした折にいろいろとお話を伺い、アドバイスも頂戴いたしましたが、
やっぱり私の卑弥呼は 寸足らず。
ということで、これまた give up という品種です。