関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

サヨナラ~した品種たち その3

明日(2月18日)は二十四節気の「雨水」、

且つ 旧暦の「人日の節供」、つまり七草の日です。

んが、寒波襲来で北海道・東北・北陸地方は大変な雪になってる様子。

関西ばら会にも 新潟・石川・福井の会員さんがいらっしゃいます。

様子はいかがでしょうか?

お見舞い申し上げます。

 

さて、今回の「サヨナラ~」は バリバリのコンテスト品種たちです。

35年以上ばらを栽培しているにもかかわらず、

先輩諸氏やコンテスト仲間と同等の花を咲かせる技術がなく、

正直なところ、give up した品種たちです。

 

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あけぼの 川合 真一 氏 1961年作出

皆様ご存知の あけぼの です。

私の花は 御覧の通り 黄色が発色していません。

蕾の萼が割れ始めるころから 封筒をかけて遮光しても ダメ でした。

黄色の発色の良い「血筋」もあるようですが、

私はそのような穂木に巡り合うことが出来ませんでした。

さらに、花首がグニャグニャに曲がりますので、

開花1週間前には必ず添え木・枝直しが必要。

それがまた面倒くさくて、結局 我が家から消えてしまいました。

 

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タッチ オブ ビーナス David L. Armstrong作 1971年 アメリ

私のコンテストの師匠(と私が勝手に思い込んでいる)故笹島辰子先生が

お得意になさっていた花です。

何よりも香りが素晴らしい!

そして、開花直前に天候に恵まれると、

ビーナスがほんのわずかにタッチして 弁端が赤くなります。

しかし、雨や曇りが続くと平凡な白い花で終わります。

……と、花は魅力的ですが、樹勢が弱く、太いシュートが出ません。

夏の間に、ダニもついていないのに ほとんど葉を落としてしまいます。

これまた、私の手には負えない と give up した品種です。

 

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卑弥呼 小川 宏 氏 2002年作出

初めてこの花を見た瞬間「メルヘンケーニギンの時代は終わった!」と思いました。

メルヘンよりも濃いピンク、弁幅の広い剣弁高芯咲き、花芯の締まり具合

どれをとっても超一流のコンテスト花と確信しました。

ところが……

ステム(花枝)が伸びません。

剪定の位置を 上から下まで いろいろ試してみましたが、

ステムは40㎝止まり。

千葉県の名人・伊加利 勝晤 先生の卑弥呼は60㎝以上の長さがありましたので、

お会いした折にいろいろとお話を伺い、アドバイスも頂戴いたしましたが、

やっぱり私の卑弥呼は 寸足らず。

ということで、これまた give up という品種です。