関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

鉢植え 剪定しました

昨日の地植えに続き、本日は鉢植えの剪定を行いました。

旧正月につき 仕事しません」と言って 職場を休みました。

 

まず、剪定前のサンプル。

年末年始に土替えをした際に 仮剪定をしてあります。

昨年伸びたシュート枝を 30~40㎝にしてあります。

(我が家の鉢植えには シュート枝しかありません。

理由は後述します。)

鉢は8号スリット鉢、後ろの物差しは 20㎝です。

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剪定前(仮剪定状態)

 

教科書通りの剪定ならば、以下のような感じでしょうか?

3月以降 各シュートから 2~3本のステム(花枝)を立て、

この株ならば 5月には全体で6~9輪ほどの花を咲かせます。

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教科書通りの剪定

切る場所は 「ふっくらと膨らんだ芽の5㎜ほど上」です。

芽の方向と平行(つまり、切り口はやや斜め)に切ります。

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剪定箇所

 

しかし、私は「50輪の きれいな花」よりも

「1輪の コンテストで勝てる花」を咲かせる栽培をしています。

(公財)日本ばら会の会報「ばらだより」を執筆した2007年当時は

「3芽(みめ)麗しき剪定」と称して、下から3芽目で剪定をしていました。

(「ばらだより」2007年1月号 №603)

しかし今は、もっと過激になっています。

ズバリ! 「2毎芽(にまいめ)剪定」です!!

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2毎芽剪定

伸びる2芽のうち 1本は途中でピンチし、

咲かせる花は 1シュート1輪です。

これだけ花数を制限しなければ、コンテストレベルの花は咲きません。

加えて、この「2毎芽剪定」の利点は、

5月の花後に必ずシュートが出ること!

枝の上の方には伸びるべき芽が無いので、

仕方なく ベーサルシュートを出すのでしょう。

したがって我が家の鉢植えは シュート枝だけで春剪定ができるのです。

 

また、切りたい場所に良い芽が無い場合は

枝の分かれ目(節)で切ります。

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枝の分かれ目(節)

 

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剪定後

節には隠れた芽がありますので(上の写真では もう芽が見えてますが)

その芽が動いてくれます。

 

かくて剪定が終了した鉢植えたちです。

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剪定後の鉢植えたち