昨日の地植えに続き、本日は鉢植えの剪定を行いました。
「旧正月につき 仕事しません」と言って 職場を休みました。
まず、剪定前のサンプル。
年末年始に土替えをした際に 仮剪定をしてあります。
昨年伸びたシュート枝を 30~40㎝にしてあります。
(我が家の鉢植えには シュート枝しかありません。
理由は後述します。)
鉢は8号スリット鉢、後ろの物差しは 20㎝です。
教科書通りの剪定ならば、以下のような感じでしょうか?
3月以降 各シュートから 2~3本のステム(花枝)を立て、
この株ならば 5月には全体で6~9輪ほどの花を咲かせます。
切る場所は 「ふっくらと膨らんだ芽の5㎜ほど上」です。
芽の方向と平行(つまり、切り口はやや斜め)に切ります。
しかし、私は「50輪の きれいな花」よりも
「1輪の コンテストで勝てる花」を咲かせる栽培をしています。
(公財)日本ばら会の会報「ばらだより」を執筆した2007年当時は
「3芽(みめ)麗しき剪定」と称して、下から3芽目で剪定をしていました。
(「ばらだより」2007年1月号 №603)
しかし今は、もっと過激になっています。
ズバリ! 「2毎芽(にまいめ)剪定」です!!
伸びる2芽のうち 1本は途中でピンチし、
咲かせる花は 1シュート1輪です。
これだけ花数を制限しなければ、コンテストレベルの花は咲きません。
加えて、この「2毎芽剪定」の利点は、
5月の花後に必ずシュートが出ること!
枝の上の方には伸びるべき芽が無いので、
仕方なく ベーサルシュートを出すのでしょう。
したがって我が家の鉢植えは シュート枝だけで春剪定ができるのです。
また、切りたい場所に良い芽が無い場合は
枝の分かれ目(節)で切ります。
節には隠れた芽がありますので(上の写真では もう芽が見えてますが)
その芽が動いてくれます。
かくて剪定が終了した鉢植えたちです。