本日の講習会(2・3月の手入れ)に
御参加下さった皆様、お疲れさまでした。
会員以外にも3名の方々に聴講していただき、
ありがとうございました。
剪定 及び その後の管理 を中心にお話を致しましたが、
休憩時間に カイガラムシ防除 について、3人の方から質問を受けました。
私も10年ほど前までは
「通常の薬剤散布さえしていれば、カイガラムシなんぞは発生しない」
と思っていましたが、
とんでも ハップン!!
近年は 我が家でもカイガラムシに悩まされるようになりました。
樹が年をとると、どうしてもカイガラムシに好かれるようです。
防除に関しては、今の時期(2月いっぱい)は
マシン油乳剤 を 20~30倍にして、刷毛(はけ)で塗布するのが一番良いと思います。
その際に、出来るだけ樹皮(灰色・茶色になった古い皮)を剥いでください。
剥いだところに たくさん 白いモノ がひそんでいます。
(さらによく観察すると、その中に 赤っぽい物体 もいる可能性があります。
ダニです)
それら全体にたっぷりと マシン油(20~30倍)を刷毛でを塗布してください。
マシン油は カイガラムシの虫体を油で包み込み、窒息死させる薬剤です。
高濃度で使用しますので、冬場限定の薬剤です。
(とは言うものの、夏場でも 見るに忍びないほどカイガラムシが発生した場合には、私は刷毛で発生個所にマシン油を塗り付けることがあります。その際は 50倍程度にして、絶対に 葉に薬剤が付かないようにします。)
カイガラを作っていない(夏場の)動いている バラシロカイガラムシ の画像を以下に添付しますが、「閲覧注意!」です。
虫を嫌いな方は 見ないでください!
失礼しました。。。