このブログ担当を引き継ぐに当たって、古い写真をあれこれ見返しました。
古いと言っても、2005年以降です。
と申しますのも、
私は大学時代から写真を趣味にしていまして、主にポートレートを撮っていました。
こだわりは 6×4.5㎝判 の中型カメラに フジクロームベルビア(RVP)
という組み合わせ。
つまりフィルム写真に愛着があり、
また、2000年ころのデジタルカメラの画質は、中型フィルムカメラよりも劣って(いると頑なに思って)いました。
で、デジカメの画像の質が上がり、このレベルなら妥協できると(偉そうに)思うようになったのが2005年というわけです。
それ以前の、フィルムに残るばらたちは……
今は書棚の片隅に置かれたまま、カビが生えています。
古いデジカメ写真に残る、私にとっては懐かしい品種で、
書物ではもちろん、ネット上でもあまり見られない品種、
そして、今では我が家に居なくなった(「サヨナラ~」した)品種を、
シリーズ化して紹介していきます。
198?年 小川宏氏作出の 「もみじ狩り」 という品種です。
日本ばら会の会報「ばらだより」№426(1991年11月号)の表紙に写真があり、
どうしても入手したく思い、小川さんに直接お願いして頂戴したものだと記憶しています。
色も大きさもよかったのですが、花芯の締まりがイマイチで、
20年間ほど栽培していましたが、10年ほど前に サヨナラ~ しました。
同じく 小川宏氏 199?年作出の 「十三夜」 です。
故・須賀正雄さんに勧められて購入した品種です。
初心者の頃、須賀さんにはコンテスト品種をたくさん世話していただきました。
この黄色に赤の覆輪は 私の最も好きな花色です。
残念なことに、3~4年栽培した後、癌腫病で樹勢が弱り、
サヨナラ~ しました。
今なら接ぎ木をして 代替わりさせるのですが、
当時はまだ その技術がありませんでした。
「メモリアル ウェディング」
これまた 小川宏氏 19??年の作出です。
今、この画像を見ると、弁幅の広い剣弁高芯咲きで
コンテストに最適な花形だと思います。
ところが、鋭い棘が密生し、素手でステムを持つことができないほど。
「扱いにくい」という理由だけで、2~3年で サヨナラ~ してしまいました。
初心者時代の浅はかさだと 今、写真を見ると残念に思います。
それにしても 棘だらけの品種に「メモリアル ウェディング」という命名。
小川さんの夫婦関係に ???といらぬ詮索をしてしまいました(笑……失礼)。